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私といつも行く神社

昨日の夜から実家に帰省している。
だけど、修士論文がついてこないなんてことはなく、
今日も教授と修論についての打ち合わせをした。

憂鬱な気持ちになりながらも、なんとなく“修士2年生”を
している気分になってちょっとふわふわした気持ちになる。

そんなこんなで今日の絶対にやらなくてはいけない、教授とのMTGを
終わらせた私は、自分の家に忘れてきた必要な衣類を買うために
アベイルに足を向けた。
実家からアベイルまで車で片道20分以上かかる中、
ふと帰省の度にお参りしているといっても過言ではない神社のことを
思い出した。

その神社は私の両親が離婚する前に住んでいた場所(父の実家)にほど近い場所にあり、高校もその神社の近くにあり、なんとなく勝手になじみがある場所になっていた。

その神社に最初に一人で行ったのは、高校3年生の2次試験前である。
雪が降る中、2次試験の不安をかき消すために一人で訪ねたのを
今でも覚えている。

高校3年生の受験期をきっかけに、お礼参りと、また次のお願いをしに行くので、帰省のルーティンのようになっている。

なんとなく、神社でお願いをするのは、友人などに自分の心の中を読まれているような気がして恥ずかしいので、たいてい一人で行くことを決めている。

小さい神社ではないので、お守りやおみくじもある。

私は、その神社でお参りをした後おみくじを引くのが恒例になっている(私がおみくじを引くのが好きなのもあるが)。

ここで、面白いというか、不思議なのが、引いたおみくじの内容である。
私の現在の状況を見透かしていますか???と言わんばかりの内容が書いてあるのだ。理系の人(私の友人は)に占いなどの話をするときに、
必ずと言っていいほどバーナム効果の話をされる。

バーナム効果は多少あるのかもしれないが、それにしても内容がその時々の自分に合いすぎていて驚くことが度々ある。
これも、数年間たまに訪れている者への神様からのやさしさのこもったアドバイスなのかなと、どんな結果であっても思っている。

今回の結果を書きたいところだが、こういうのは秘密にするタイプなので
自分の心の中にしまって、戒めにしておこうと思う。

その神社に訪れるたびに高校3年生の自分が少し思い出される。
18歳だった私が24歳になるまで神社にお参りに行っていると思うと
自分が大人になっていっているということを思い知らされる。

そして、もう二度と戻ることのできない18歳の私に思いを馳せながら神社をあとにした。

やんわりと心の栞のようになっているような場所なので、
これからもいつまでもあの場所はあり続けてほしいなと思う。
そんな年末でした。

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