見出し画像

愛ある人

先日、"天才!志村動物園特別編"を見た。

コロナの時代になってもずっと笑わしてくれている志村けんさん。

これ程、幅広くいろんな世代に影響を与えた人は、いない。

今まで、何人かの有名な芸人さんにお会いして以外と思う共通点があった。

それは、本番では、淀みないしゃべりだが、楽屋では、寡黙であること。

志村さんも例外では、なかったみたいだ。

以前からずっとテレビの映像を見ていて不思議に思っていたことがあった。

動物たちが志村さんのそばに必死に来たがるのである。

それが、ずっと慣れているからでなく、初対面でも。

僕が特に驚いたのは、殺処分を免れ、保護された犬の施設でのロケ。

虐待を受け、なかなか心を開けないワンちゃんの施設で、その管理人さんとのインタビュー。

あぐら状態の志村さんの足の上に寄って来て、お尻を乗っけて座る中堅の大きなワンコ。

それもさりげなく来て堂々と当たり前に座ったのである。 

それは、僕には、衝撃的な映像だった。

単に慣れてきて、お腹を出して寝転ぶのとは、次元が違うからだ。

体が大きいので、真正面に座られる形になり、「俺が映らないだろう」と嬉しそうに話す志村さん。

もうひとつある。沖縄だったか、りすの放し飼いをしているどころのロケ。 

何人かのタレントさんがいたが、リスたちは、こぞって志村さんの首周りに飛び付きまるで、襟巻き状態。他の人は、ほとんどない。

これはなんなのだろうとずっと思っていた。

今回の特別編は、そこにフォーカスしていた。

たくさんの映像とインタビューが出てきた。あの衝撃の映像も出てきた。

そこでわかったのは、誰に対しても優しく深い愛情を持って接すること。動物には、ダイレクトにそれが伝わる。

今はじめてこの番組のタイトル"天才!志村動物園"の天才の意味がわかったような気がした。

日々認知症の両親のおむつ、パット、お尻拭き、ティッシュ等の介護用品の量は、増加の一途。サポートは、こちらの費用に使わせて頂きます。宜しくお願い申し上げます。