夜中

夏祭りに行く彼は大阪に住んでいて京都の大学に通っている。
彼はお酒を飲むのがすきでコミュニケーション能力も高い。

昨日の夜、私は親との話し合いが終わったあと、どうしても彼の声が聞きたくなったので「今日ちょっとでいいから電話できん?」と送った。

彼の返信は「遊びに行くからめっちゃ遅くなるかも知れんで」だった。
私は、どうしよっかなあと思いながら未読スルーをしていた。
そしたら彼からの追いライン。
私の大好物追いライン。

京都で飲むけどくる?誘われた。
私の家は以前にも話した通り、過保護だ。
夜中の3時に家の近くのコンビニに出て行って朝方に帰るなどもちろん論外だ。でも昨日の私は彼に会う気満々だった。
ほぼスッピンでちょっとエロい感じの服を見に纏いコンビニまで走った。

彼は先にコンビニの中に入っていて、私はニコニコしながら彼の横に行った。

どこにいくん?と彼に聞くと共通の友人の家に行く、と言われた。

友人の家に行き、桃鉄をし、スマブラをしてショットを何杯か飲んだ。

眠くなってきた彼は私たちより先に眠りについた。
友人に私は彼はどんな人?遊んでる?と聞いてみた。
長く続くタイプだよ、と教えてくれた。

彼は出会い系もしていないし、多分、わりかし真面目なタイプだと勝手に思っている。知らんけど。

みんなでゲームしている時も布団の下で手を繋いでくれる。

いびきすら可愛い。

帰り、私は一足先に家を出た。
一緒の布団で寝ていたから私は彼にいっぱいひっついた。
キスもした。2人してショット臭い口で。
家を出る時、私は指輪を彼の小指にはめた。
自分でもなんではめたのかよくわからない。

きっと朝8:30の私はいつもより少しだけ独占欲が強くなっていたのかもしれない。


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