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起業、転職、海外ビジネス

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在米20年と海外ビジネス(北米、ヨーロッパ、アジア)と起業経験と最近は中小企業の承継に至るまでの経験をシェアしていきます。
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2023年7月の記事一覧

持株制度|A&A Japan 5

持株制度|A&A Japan 5

株を初めて売買したのは、A&A入社早々の社員持株会でした。本社Tandy社は米国で上場しており、その株を毎月給与の10%上限に買うことができました。

この制度の良かったのが、入社3年未満は会社が30%、3年から5年勤務は50%、勤続5年以上は70%会社がマッチングで補助してくれることでした。

株価や為替変動のリスクもありますが、当時バブル景気が始まる頃とはいえ、毎月30%の利子がつくこれ以上の

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山縣夫妻と故郷防府|A&A Japan 4

山縣夫妻と故郷防府|A&A Japan 4

A&Aという会社は、全米でRadio Shackという家電小売店舗を買収した、元々は革製品キット販売で大きくなったTandy社の買付け貿易部門でした。

A&A社のスタートは、ニューヨーク市で戦後直ぐに日米貿易の窓口として山縣夫妻が起こされた会社でした。日本製品は、まだまだ安かろう悪かろうと言われていた時代に日本の部品メーカーの展示も兼ねたりされていました。いわゆるJETROの先駆け的な存在だった

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突然の米国本社転勤|A&A Japan3

突然の米国本社転勤|A&A Japan3

入社して一年経っていない秋の商談が終わってからでした。就労ビザ取得でき次第に本社転勤の内示が出ました。

この会社が、間違いなく今のビジネスのベースや人脈の大本になっています。貿易実務から製品OEM開発のイロハや国際ビジネス商談・交渉の機微から実務フォローの詳細やスピード感の大切さなど挙げればきりがないほど数多くのことを学ばせてもらいました。

感謝して仕切れないほどの思い出深い最初の会社です。

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大愚|AI vs. 知徳体

大愚|AI vs. 知徳体

Chat GPT開発を一時的に中断すべきとまで言われていたAIの倫理課題。

薬にもなれば毒にもなる

どちらに出来るかは、人間の理性が拠り所となるのではないでしょうか?

知的労働は、AIがとって変わるものが増えるでしょうが、「徳」は如何でしょうか? そして、「知」と「徳」を繋げるのが「体」になると捉えています。AIには体はなく、人間が持つもの。

先日、何十年振りかに障子の張替えしました。最初

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グローバル コミュニケーション 4|ハ方目

グローバル コミュニケーション 4|ハ方目

前回の新人のテレックス時代からの続きになります。

米国本社に着任してから社内挨拶回りしていた時でした。

テレックス差出名は、イニシャルのMY、SDS、RJIと実名は知らなかったので、初めましての挨拶で名前を初めて知る事になりました。但し、私のテレックス・イニシャルは、苗字のONAKAだったのでHiroshiは発音し難いし、イニシャルで覚えられたOnakaでずっと呼ばれる事が多い在米生活になりま

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