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会社を休んだ話

今朝、嘔吐して会社を休んだ。
全身が出社することを拒んだのだ。

私は昨年の4月に今の会社に入社して勤続1年半。
上司は今年の4月よりメガバンクより出向で当社に入社した。
私の課は私と上司の二人で構成されていて、基本的なやり取りはイントラネット上のチャットで行っている。
席は少し離れているが視界に入るところに座っているが、基本的に会話はない。
上司が赴任した当初は穏やかな印象だった。
しかし4ヶ月経った今では印象が随分と変わっている。

特筆するほど「パワハラ」だと感じる言動はないが、話されている内容を理解できていなかったりすると、威圧的なトーン(私はそう感じてしまう)「ちゃんと理解できてんの?」「いや、もう良いから自分で考えてやれよ。そう書いただろ。進めろ」「もちろんこれは〇〇さんはこういうことだと整理されてて発言してるんだよね?」と言われる。
言葉だけ切り取ると全然大したことを言われているわけではない。
このように実際に文字に起こしてみると余計にそう思う。
けれど、その上司のトーンがどうにも受け入れられない私はどうしても怖いと思ってしまう。
今、ものすごく上司のことが怖いのだ。

最近では、「相手から提出された見積りを今週中に叩いて、来週頭に打ち合わせを設定してください。社内の報告書作成を睨んで"どうしてその見積り金額になったのか"を説明できる資料を作成することをイメージしながらスピードアップして効率よく相手とやり取りすること。」とチャットスペースで言われた。
この時、「今の私には無理だ」と素直に思った。
何か行動に移しても叱責される未来しか見えず、考えることが怖くなってしまっている。
今までも自分で考えて取り組んでみた結果、「意味ないだろこれ。ちゃんと考えろよ」と叱責された。
同じ事態にならないように「メールや電話で見積りの内容を確認しようと思うのですが…。また確認しようと思う内容はこのようなところを…。」とおどおどしながらチャットに書き込んで、その後口頭でも同じようなことを伝えると、「いや、もう良いから自分で考えてやれよ。そう書いただろ。進めろ」と上の方で書いたことを言われた。

それが昨日の話だ。
私は頭が真っ白になってしまった。
「この人の正解はなんなんだろう」
「この人が思ってる効率の良い方法って何」
「何をどうやって相手に聞いたら正解なの」
そう思ったら酷く喉が乾いてしまった。
軽く耳鳴りがして、定時を回っていたこともありそのまま業務を続けるのが怖くなったので会社を出た。

そして今朝、吐いた。
昨晩は意味もなく涙が出た。
朝起きて彼女が「もう会社行かなくて良いよ。休んで良いよ」と言ってくれたことに心底安心した。
けれど同時に、「自分はなんて弱いんだ」とすごく自分のことが嫌いになった。
これを書いている夕方の今も、酷く自分のことが嫌いで明日も会社に行かなくてはならないと考えるだけで動機がしてしまう。
「上司が怖い。」
ただそれだけのことだが、それだけのせいで全てが怖くなってしまった。
だから、今日会社を休んだ。
そして仲の良い人事にも今抱えていることを相談した。
上司が怖いこと。業務が不安なこと。
それらをSMSではあるけれど相談した。
「勇気を出して相談してくれてありがとう。まずは休もう」と返してくれた。
そして金曜日に面談することになった。

明日も出社できる自信がない。
仕事に取組む勇気がない。
それでもどうにか息することは止めずに1日をやり過ごせたら良いなと思う。

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