2023上半期に読んだ本マイベスト5
2023年がもう半分終わったなんて信じられない!!!
こうしてあっという間に一年が終わることはもう分かっているので、忘れないうちに上半期の読書記録を残しておくことにする。
ちなみに紹介順は順位ではありません。
『ローマ人の物語』塩野七生
昨年末、田中 泰延さんの『読みたいことを、書けばいい。』という本で紹介されていて、年明けから読み始めた。
塩野さんが描くローマの歴史はとっても面白い。大学でイタリア専攻だったのに読んだことがないのもどうかと思うけど、今にも通ずる教訓が沢山あって勉強になる。
寝る前に少しずつ読み進めていたけれど、まだ7巻…。「今年読了するぞ!」と思っていたけど、なんと全部で文庫43冊分もある!!
マイペースに読んでいこーっと。
ちなみにこれを読みながらコテンラジオのローマ編を聴くのもおすすめ。
というか、本当に、改めて、この量書くのすごすぎる…。
『楽園のカンヴァス』原田マハ
続きが気になってどんどん読み進めてしまう面白い本だった!
「どこまで本当?」と気になってしまったけど、これを読んだら間違いなくルソーの絵を観たくなると思う。
読書というエンタメを楽しみながら、美術という(私にとっては)知らない世界を覗き見できて一石二鳥!
原田マハは美術以外の本を色々読んだけど、どれも面白くて、、、もっと他の本も読むぞー!
ちなみに他のおすすめ本は『生きるぼくら』『総理の夫』『本日は、お日柄もよく』の3冊です。
『風の港』村山早紀
空港が舞台になった短編集。
少しずつ登場人物の人生が行き交うのも面白いのだけど、何よりも温かいお話で。
自分が空港での結婚式を控えている時期に読んだので、感情移入をしちゃって。空港の結婚式も出てきて…思わず電車で読みながら涙が出てきた記憶がある。
空港が好きな人、旅が好きな人、読後ほっこり感がほしい人にはおすすめ。
『世界史を大きく動かした植物』稲垣 栄洋
世界史を勉強したことがあれば、こんな経験はないだろうか。
もう10年前になる大学受験のおぼろげな記憶だけども、テーマに沿って歴史を整理すると複数の地域の歴史がつながりやすいと感じた。
この本は14もの「植物」から世界史を紐解く本。
アジア、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、と縦横無尽に世界史を植物の視点で紐解いていく。
紅茶やコショウなどメジャーな植物はなんとなく歴史で知っていたけど、チューリップみたいに、その歴史を知らない植物って意外と多いんじゃないかな。
植物からダイナミックな歴史が見えてきて、植物や食料の大切さ、人間の本質を見せてくれるのでとても面白かった。歴史好きな人におすすめの一冊!
『新版ミーニング・ノート』山田 智恵
リーマンショックで父の会社が倒産し、30代で初めての就職活動を行なった著者が、チャンスを掴むために始めた「ミーニングノート」。
1日3個チャンスを書き留めて、それぞれのチャンスのつながりを探していくと、どんなチャンスに日々出会っているのか見えてきますよ、という趣旨の本。
実際やってみて、この本が言っている「起きた出来事に意味を見いだす」ことは、チャンスに限らず人生において大事だな、と改めて思ったので上半期の5冊に選出!
特に「スパイシーチャンス」という言葉が良くて。
一見ネガティヴな出来事も「私の人生にとってどんな意味がある出来事なのだろう?」と考えるのは、感情に振り回されないためにも大事だなと思った。
…と、さもやってる風に書いたけど、お得意の三日坊主を発揮したので、また再開しようかな〜。
読書記録
年間の冊数としてはとりあえず100冊読みたいと思っているが、それは達成できそう。
それより今年は骨太な本を読みたいと思っていたけど、あんまり読めていないので、下半期は古典中心に読めたらいいな。
昨日、久しぶりに本屋さんに行ったら、いつもは読みたい本に沢山出会うのに、読みたい気持ちが湧いてこなかったから疲れてるんだろうなと。
のんびり、また素敵な本に出会えるように読書の旅を楽しもうっと!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?