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【アジャイル】組織を幸せにする組織アジャイル5つの原則

アジャイル開発に関する方法論の書籍等は数多くありますが、組織としてのアジャイル化に関する「実体験に近い情報」「勘所に関する情報」は見つけにくいと感じます。そんな中、IPAが興味深い資料を公開していたので、ご紹介させていただきます。

組織を幸せにする組織アジャイル5つの原則(略称:ソシアジャ五良核)

組織を幸せにする組織アジャイル5つの原則

<資料>
https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/plus-it-ui/itssplus/ps6vr70000001i7c-att/agile-soshiki2022.pdf

資料を見てまず思ったのは、「幸せ」というワードを入れてタイトル設定しているのが素晴らしいなと思いました。さらに、「ソシアジャ五良核」という略称があるのも呼びやすいですね。

ここでは、5つの原則の概要のみ記載します。

①:方向性

・時代や組織、働く人に適用した方向性を立てる
・方向性を徹底的に組織に浸透させる

②:協働

・各自の多様な専門性とスキルを持ち合い、協力して解決していく
・「協働」とは、同じ目的を達成するために複数の人が協力して働くこと。
・「個人」「チーム」「組織」の壁を越えて、成長や成功に繋げる
・「協働」することのメリットを実感する

③:敬意

・「敬意」とは、他者の価値観や長所、短所と、それを含む相手の考えや行動、 感情を受け止めることである
・物事が正しい方向へ進むために、必要な衝突や混乱には恐れずに向き合う
・「敬意」を持つメリットを実感する

④:成長

・自身の成長が、相手に良い影響を与えてお互いが成長し、結果として組織も成長に繋がる
・各自が力の発揮したり、 成長を後押してくれる機会や場を提供する
・個人の成長とチームや組織の成長が正のスパイラル促す仕組み作り

⑤:事業

・顧客が真に求めていることを考えて行動する
・顧客と自分たち、お互いの利益を追求する
・自分たちは顧客に何ができるかを突き詰める

最後に

資料の最後に「IPAから読者へのメッセージ」というページがございます。
このページには「アジャイル方法論に固執しすぎている」「顧客ファーストではなくアジャイルをやることが目的となっている」「アジャイル系の資格取得のみを優先している」ような現場への苦言も含まれており、皆様のアジャイル実践活動の原点に立ち返れるメッセージが記載されております。
ぜひご一読ください。
<資料>
https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/plus-it-ui/itssplus/ps6vr70000001i7c-att/agile-soshiki2022.pdf

本日もご覧いただきありがとうございました!

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