45歳独身狂う説
*追記:続編noteを書きました。
*追記:『趣味は45歳独身狂う説を倒せるのか?』を書きました。
*追記:『独身仲間は”45歳独身狂う説”を倒せるのか?』を書きました。
*追記:『45歳独身狂う説は克服できるのか?』を書きました。
サッカー日本代表の活躍に浮かれているとマシュマロ(質問箱)に恐ろしい内容のメッセージが届いていた。ありがたいことにメッセージには私の情報発信を応援している、と記して頂いていたので、今回のnoteに引用させて貰うことにした。
ほぼ全文を紹介する。
「ロスジェネ世代の姉がおり、正社員で働いてはいるが独身で実家暮らし、ずっと両親に甘えていたせいでまともな家事能力がない。婚活が上手くいかないまま40代に突入し、給料は推しの俳優の追っかけやグッズ購入、ファンとの交遊費に使っている。運転も出来ないので通勤や遠出する際にも全て家族任せ。何より不快なのが出掛ける際に何かのキャラのぬいぐるみを連れて来て、それをまるで自分の子どものように扱うこと。旅館や観光地でいちいちそのぬいぐるみと一緒に写真を撮って、「ほら見て、〇〇だよ〜」とか書いてTwitterに上げている。本人は「いや別に遊びだし、私だけじゃなくてみんな普通にやってるんだよ」って言っているが、40過ぎの女がやってるのは痛々し過ぎてみていられない。夫や子供の前でやられると恥ずかしくて冷や汗が出る。親は姉だけ子どもがいなくて寂しいんだろうから大目に見てあげて、という態度。自分と同じ境遇の独身女性達とばかり関わってきた影響で安心しているうちにズルズルとこうなってしまった。ぬいぐるみの件も、子どもを産まないまま閉経しそうなせいで狂いかけているようにしか見えない。私や兄の子ども達に一番お金が掛かる頃に、両親の介護と併せて姉問題がのし掛かってくるのかと想像すると憂鬱になってしまう。そのことについて話し合いをしようとすると姉はいつも黙り込んでしまう」
かなり強烈な内容である。ロスジェネ世代で透明化されているのは何も弱者男性だけではない。子供部屋おばさん達も同様に社会から不可視されているのだ。彼女たちの生活を知るのは親族だけである。
故野村克也の名言の中に「その人間の価値や存在感は、他人が決めるのである。人間は人の評価で生きている。自分の評価より、他人が下した評価の方が正しいのである」というものがある。人は年齢ごとに社会から求められる立ち振る舞いというものがあり、そこから逸脱すれば奇異の目で見られることとなる。これは家族の中でも言えることだ。
結婚、育児と人生のコマを進め社会的に成長していった質問者やその兄夫婦と、同じ場所で足踏みを続けた長女さんの間には埋めがたい溝が出来てしまっていていることが質問者の文章から見て取れる。ここまで溝が深まってしまうと今から埋めるのは非常に困難である。なぜなら人生は有限であり、身体は日々老化していくからだ。残念ながら長女さんが質問者と同じように結婚して子供を産み育てていくことは年齢的に不可能だ。
長女さんが同じ境遇の友人たちと遊んでいるうちにいつの間にかアラフォーになってしまった下りなどは、先日のnoteに書いた内容そのままである。25歳ごろに確立されたモラトリアムの延長戦のような生活は、非常に楽しく気楽なため、その生活に沼るとあっという間にアラフォーになってしまうのだ。私も片足を突っ込んでいたので気持ちは痛いほどわかる。しかしそこに浸かっている期間が長ければ長いほど人生の後半戦は厳しいものになってしまう。
このような理由から、筆者はできるだけ早いうちに人生の伴侶を見つけておくことが人生を長い目で見たときに幸福度が上がると確信している。ただ単身者は全員結婚しろ!というつもりもない。以前noteにもまとめたが、自身の障がいなど致し方がない事情があり結婚が難しい人も沢山いる。他にも家庭の事情などで婚期を逃してしまった人もいるだろう。そういった人は結婚よりもまずは自身の人生を立て直したり、安定させることが先決である。
ただこのnoteを読んでくれている独身者の人で、結婚できるだけの精神的、金銭的な余裕がある人は今からでも遅くはないので、すぐに婚活を始めて欲しい。
今回の質問に繋がることであるが、筆者はツイッターを始めた当初から45歳独身狂う説を提唱してきた。
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