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家の都合で長年勤めた会社を一旦卒業したミドル世代のひとり親 | フリーランス的キャリア…

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家の都合で長年勤めた会社を一旦卒業したミドル世代のひとり親 | フリーランス的キャリアを模索中→駆け出しWEBデザイナー | 「親の介護」「子どもの不登校」「学びとキャリア」の3つを軸に発信|Voicy歴は4年目 | ギャラップ認定ストレングスコーチ

最近の記事

#15 介護を手放す(10) 〜最後は勢い任せの老人ホーム入居

このままいくと介護で家が崩れると思い始め、母にはホームに入ってもらう方針に決めました。でも「ちょうど良い入居タイミング」を教えてくれる、神様やら占い師なんてものが我が家に降臨するはずもなく、最後は私の勢いで動きました。母に入居してもらうまでのお話です。 ちょうどいいタイミングなんて永遠にやってこない「入居する方向にする」と決めるのは正直いつでもできることです。「方向性の決定」はしたものの「具体的なアクション案を引き続き検討します」といって、いつまでも実行されない、仕事あるあ

    • #14 介護を手放す(9) 〜「親不孝もの」による施設入居の決断

      在宅介護の道を模索しつつも、うまくいかなそうな予感がしていた頃。老人ホーム入居を本格的に考えてしまう出来事が続きます。母の気持ちを汲みながらというキレイなプロセスを踏むことができないまま、身の回りに起きた出来事に押されるように施設入居の決断をするまでのお話です。 施設見学はしてみたけれど老人ホームの資料請求をしたのち、近隣のいくつかのホームを見学しに行きました。どのホームでも「介護者の方が持続できる環境を作ることが一番です」と言っていただき、営業トークも入っているのだろうと

      • #13 介護を手放す選択(8)〜施設情報の収集と罪悪感

        介護保険の申請の手続きを待っている間に、母の施設入居も視野に入れて情報収集を始めました。資料請求はすぐできても、費用もピンキリでどう考えたら良いのかわかりません。入ってもらうなら、できるだけ良い施設に入れたい。その一方で、「親を施設に入れる」=「親の人生への不必要な介入」にならないか、との心の葛藤が始まりました。今回もグダグダ一人語りです。 介護認定の面談での娘の後悔地域包括支援センターに電話をして程なくして、母のケアマネージャとなってくださる方が決まります。並行して、脳神

        • #12 介護を手放す(7)〜介護保険の申請と、中村淳彦さんのVoicyの衝撃。

          足掛け1年半ぐらい、認知症を発症した母のお世話をしていましたが、 ご近所さんとの会話がきっかけで公的機関に(ようやく)接点を持つことができました。 同時に、この後の介護をどうするのかを真面目に考え始めました。Voicyのヘビーリスナーでもあった私。中村淳彦さんの介護がテーマのいくつかの放送に行き当たります。「親の介護、そこまで頑張らない、っていう選択もありなの?!」今日は「そんな選択も赦されるかもしれない」と思ったあたりまでのお話です。 介護認定には、当然医者の診断が必要

        #15 介護を手放す(10) 〜最後は勢い任せの老人ホーム入居

          #11 介護を手放す(6)〜「まだ、大丈夫そう?」の裏側で

          認知症って徐々に進行するようですね。「ふとした時に振り返ると変化に気がつく」という部類のものだからこそ、1日単位で見ていたらほとんど変わってなさそうにも見えるのですが、子育てと違って、良い方向には進まないもので。大丈夫そうかな?と思っていても、実はそうでもない、という認知症の定期診断の通院を諦めてからの我が家の模様です。 母、家事を徐々にやらなくなる認知症になる前は、家事は母にかなり頼っていました。母は、物忘れの症状が出始めていた頃からも、自分でできる家事はやってくれていま

          #11 介護を手放す(6)〜「まだ、大丈夫そう?」の裏側で

          #10 介護を手放す(5) 〜プッツリ、糸が切れた瞬間

          介護をされている皆さんは、どうやって持続可能な状態を作り続けていらっしゃるのでしょうか。小さな我慢や忍耐を積み重ねながら、身を削る”以外”の方法があったら知りたかったです。今回は1人で背負おうとして糸が切れてしまったお話です。だいぶ暗めな内容なので、読みたくない方はここでさっと閉じてください! 介護って地味に大変だなと思い始めたころ、とある事件が発生します。 母、ブチ切れる脳神経外科への3回目の通院の日のことでした。その時も、病院に行く話を前日にもしていましたし、カレンダ

          #10 介護を手放す(5) 〜プッツリ、糸が切れた瞬間

          #9 介護を手放す(4) ~定期通院はつらいよ

          脳血管性の認知症であるらしいことが分かった母。2か月に1度、脳神経外科に通院することになりました。もちろん、順調にいくはずは、、、、、 ないんですよね(笑) 2か月に1回=年に6回だけなのに365日のうち、病院に行くのは6回(6日)だけ。わずか1年のうち1.64%です。計算に深い意味はないのですが、これぐらいの頻度です。 理論上はわずかなのに、病院嫌いと認知症のかけ合わせのせいか、このたった6回が「実現が極めて困難なプロジェクト」に進化いたしました。 前回、病院に連れてい

          #9 介護を手放す(4) ~定期通院はつらいよ

          #8 介護を手放す(3)~脳神経外科デビュー

          「認知症かもしれない母」を「認知症かどうか診断してもらうための病院」に連れ出すだけでも、一大プロジェクト化していました。病院が嫌いな人を病院に連れて行くのは本当に大変です。仕事の方が何倍マシだと思ったことか。 #6の記事で、かかりつけの内科医から、母の脳神経外科受診を勧められました。先送りしたい気持ちをおさえ、近隣の脳神経外科に連れていくことにしましたが、これがまた大変。思い出すだけでも胃がキリキリします。 脳神経外科はどこにする?とりあえず「脳神経外科」で検索すると、近

          #8 介護を手放す(3)~脳神経外科デビュー

          #7 介護を手放す(2)~事前の備えは本当に役立つか?

          世間では「親の介護に備えましょう!」「親が認知症になった時に困らない、今からできる対策!」なんていうけれど。急に親の認知症に向き合うことになった子供として、介護の備えについて思うことを綴ってみました。 ● 役立ちそうな備え→「介護全般の情報」と「認知症についての知識」シングルマザーとして子育てと仕事のバランスがようやく落ち着いてきた頃に、突如降りかかった介護問題。おそるおそる情報検索を始めます。 今、数年前の自分に伝えたいこととしては、 「介護全体について知っておくことは

          #7 介護を手放す(2)~事前の備えは本当に役立つか?

          #6 介護を手放す(1) ~親がまさかの認知症?

          これからしばらく、自分の手から介護を手放す選択をした経験(=施設入居に早めに切り替え)をいくつかの記事に分けてまとめてみます。 親の介護へのかかわり方はいろいろですし、親の状態により取り得る選択肢が限られる場合もあります。ただ、選択の余地がある状態でも「在宅介護」か「施設介護」かでモヤモヤ悩んでいる方もいらっしゃる思います。そんな方に、”日本のどこかのお家の一つの事例”として多少の参考になれば。 単なる物忘れではなさそうな出来事自己紹介にも書いていますが、私は10代の子ども

          #6 介護を手放す(1) ~親がまさかの認知症?

          #5 会社員のままだったら気づけなかったこと

          会社員を辞め、「ムショク」として今後の働き方を模索し始めて感じていることを書き出してみました。 お金への意識がより明確になる 給与という定期収入をなくす選択をしたので、当面はマイナス残高の連続になります。お財布は寂しくなりますが、この道を選んだのは自分。加えて今年は自己投資にも費やすと決めているので、MoneyFowardの残高減マーク表示に慣れていかないといけません。 私の場合、会社を辞めると考えたことから強制的にお金に意識が向くことになりましたが、会社に雇用されている

          #5 会社員のままだったら気づけなかったこと

          #4 会社を辞めるまでにやったこと(おまけ)

          ReHacQの「なぜ会社辞めたんですか」シリーズが好きです。 会社を辞めようと考え始めた時期にこのシリーズが始まったこともあり、私の悩みの言語化のお供になっていました。埋もれてしまっているであろう、初回の頃の動画をいくつかピックアップしてみます。 ①元NHKプロデューサー 鈴木圭さん この企画の初回は、偶然見ました。鈴木さんが退職後の苦しかった時期もオープンにお話しされていたことが印象に残っています。「この先が見えて、冷めちゃった」との一言はずしっり。今はなんと、医者をさ

          #4 会社を辞めるまでにやったこと(おまけ)

          #3会社を辞めるまでにやったこと(2)

          会社を辞めるまでにやったことを、前回の記事につづき、振り返ります。 会社の辞め方に正解なんてないのでしょうけど、会社に長い間所属していると、気づいていないことや知らないことがある、という学びはあったように思います。 さて、前回は、次の2点についてふれました。 (1) 毎月一定のお金が入ってくるうちにできることを実行 (2) お金の勉強 本日は、残りの2つです。 (3) フリーランス・個人事業主についての情報収集 会社に属さない働き方をメインにするという生き方は、会社員脳

          #3会社を辞めるまでにやったこと(2)

          #2 会社を辞めるまでにやったこと(1)

          2023年の前半、いずれ会社を本当に辞める選択をせざるを得ないかも、と自分のセンサーが反応し始めます。退職後もしばらく働かない前提で会社を辞めるとしたら、辞めるまでやっておきたいこと、やっておくべきことは何だろう?と少しずつ考え、実行しました。 (1) 毎月一定のお金が入ってくるうちにできることを実行 ちょっとフンパツする必要のある買い物や自己投資 必ず使う消耗品のちょっとだけのまとめ買い  1点目の「ちょっとフンパツする必要のある買い物や自己投資」としては、比較的お

          #2 会社を辞めるまでにやったこと(1)

          #1 やめ会社員、発信はじめます

          家庭の事情により、長く働いていた会社を最近辞めたミドル世代のひとり親です。これから、 (1)認知症の親の介護 (2)不登校の子どもとのかかわり (3)キャリアと学び  の3つの軸で発信します。 ・人生、いつ何があるかはわからない 会社にいた期間の半分以上、子育てと仕事の二足のわらじで毎日が時間との戦い。「会社、辞めたいなぁ」と定期的に思いつつも、職場環境に恵まれ、何とか働いてきました。が、最終的に退職を決めたきっかけは、子育てに加え、介護という2つ目のデカ目なミッションが

          #1 やめ会社員、発信はじめます