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#3会社を辞めるまでにやったこと(2)

会社を辞めるまでにやったことを、前回の記事につづき、振り返ります。
会社の辞め方に正解なんてないのでしょうけど、会社に長い間所属していると、気づいていないことや知らないことがある、という学びはあったように思います。

さて、前回は、次の2点についてふれました。
(1) 毎月一定のお金が入ってくるうちにできることを実行
(2) お金の勉強
本日は、残りの2つです。


(3) フリーランス・個人事業主についての情報収集

会社に属さない働き方をメインにするという生き方は、会社員脳になっていると「なんだか羨ましい別世界の人たち」といった感覚を持ってきました。Voicyを聴くようになってからは、会社に属さない方やご自身で事業経営されていらっしゃるパーソナリティも多いので、「ご近所さん」ぐらいの感覚をもてるようにはなりました。が、しかし。いざ自分がそうなるかも、と考えてみると「あれ、何すんだろ」となるもので。

私の場合は、おおまかに次のように思考が働いていきました(ちなみに、正解とはいえません)
1:全く働かなかった場合、どのぐらい生き延びられる預貯金があるか?
2:辞めた後に、どのぐらい税金が発生してくるか(社会保険料、住民税など)?
3:仮に、個人事業主となった場合、どんな点に気をつけるべきか?
4:個人事業主の節税対策、開業届を出す場合の方法、法人との違い
5:スモールビジネスの始め方(マーケティング、値決め)

このプロセスで致命的に抜けている点は「個人事業主として何するの?」です(笑)なので、正解とはいえないはずです。
ただ、私の場合、幸か不幸か「あくまで会社員として働くのが難しい状況があり会社を辞めることを考えた」が先にありました。そのため、あくまで最優先課題は、「自分の家の状況を整えること」&「その間、これまでの預貯金で生き延びられること」になります。コアな部分である、「何するの?」はこれからじっくりと考えるという段取りになっています。「何する」のところは、この5月から準備を始めたところです。スモールスタートしていきます。

ちなみに、1と2は、自分にはとても大事なポイントでした。Moneyforwardでお金の流れが見えてきていましたし、退職金、財形貯蓄、年金(脱退一時金)等の収入の部分と、生活費や辞めた後に発生してくるおおまかな税金関係等の支出の計算をすることで、現実的にいつまでなら無職状態で生存できそうか考えられました。
3、4はYoutubeで動画を見始めると止まらなくなり、毎日「節税」「補助金」の動画ばかり見ていたことも。途中で、「そもそもあなたには『事業』もなくてまだ1円も稼いでないのに、節税や補助金のインプットばっかりして意味あるんかーい」と現実に戻り、5に至りました。

(まとめ/個人事業主を想定する目線で参考になったもの)
・書籍:
お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください! (大河内薫さんの本)

・Youtube:
税理士YouTuberチャンネル!! / ヒロ税理士
税理士河南のYouTubeチャンネル!
(お好みによって)脱・税理士スガワラくん

・Voicy:
企業分析ハックさん
大手町のランダムウォーカーさん
お二人のプレミアムリスナーでもありますし、最近はVoicy外でのお二人の月例での勉強会にも参加しています(Funda簿記は、挫折中・・簿記2級は今年中に受かりたい!)

(4) 会社の立ち去り方の整理

会社を辞めることを申し出た後、これまで定期的にキャリアの相談をしていた社外の先輩に連絡をして、会社を辞める話をしました。その方からは次のようなアドバイスをいただきました。

・会社を辞めた後にも、自分が繋がりたい人や今後も自分のキャリアを豊かにしてくれる人をリストアップして、その人たちには丁寧に礼をつくすこと
・自分が仕事を通じて経験してきたことを細かめに可視化しておくこと
・辞めるまでの間に、今後につながりそうな取組(仕事)をしておくこと

シンプルな話ですが、このアドバイスに従ってできることをして退職しました。
特に、これからも関係を作っていきたい人を考えられたのは良かったです。1つの会社に長くいる弊害は指摘されがちですが、時間をかけて作ってきた信頼関係がある人間関係は財産になるなと思っています。私は、海外の方とも仕事をしてきたのですが、辞める話をお伝えしたら、思わず涙してしまうような嬉しいメールをくれる方もいて、言葉は不十分でも時間をかけた信頼は築けるものだなぁと良い経験もできました。
(とはいえ。今回は、退職理由が家の事情だったので、周りの皆さんも比較的優しく受け入れてくださったところも大きそうです。きっと「転職」だったら「この部署の現状を分かった上で、あなた別の会社に行くの?」とヒリヒリした状況になったかも!?)

最後に。私の辞めスケジュールと同じようなタイミングでタイムリーに出版されたこちらも、もちろん読みました。なんといっても現役の「ソフト老害」世代ですから。ではまた次回!


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