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#4 会社を辞めるまでにやったこと(おまけ)

ReHacQの「なぜ会社辞めたんですか」シリーズが好きです。
会社を辞めようと考え始めた時期にこのシリーズが始まったこともあり、私の悩みの言語化のお供になっていました。埋もれてしまっているであろう、初回の頃の動画をいくつかピックアップしてみます。


①元NHKプロデューサー 鈴木圭さん

この企画の初回は、偶然見ました。鈴木さんが退職後の苦しかった時期もオープンにお話しされていたことが印象に残っています。「この先が見えて、冷めちゃった」との一言はずしっり。今はなんと、医者をされていらっしゃるとのこと。前後編、じっくり話を聞いていると、過去の仕事の経験は必ず活かせる!と思えました。おまけに、高橋Pの龍馬伝好きもよくわかります(笑)

②元フジテレビプロデューサー 増本淳さん

ゲストにテレビ業界の方が多いですね。増本さんは、「Dr.コトー診療所」「白い巨塔」「コード・ブルー」などの人気ドラマ作品を手掛けられた方とのこと。私は全く別の業界で働いていたので、純粋にテレビ業界の実情を知る機会にもなりました。前編で特に印象に残った言葉は、次の2つです。

・「自分は安全な場所(=フジテレビの社員としての安定した立場)にいるが、この人たち(=キャスト、監督)は失敗したら次はないかもしれない」、「一緒にモノを作るなら、同じ立場にならないとダメだなと思った」
・「立場で作っていると、誰かに気を遣って作っているような感じになる」、「余計なものを考えなくて済む環境が欲しかった」

私も管理職だったので、「立場」の良い部分と悪い部分を考えてしまいました。
クリエイター職ではない仕事でしたが、組織の中で仕事を進めるために「立場」を使って動かす必要もありますし、清濁あわせ飲む感覚も味わってきました。同時に、自分も部下から見れば「立場に甘えている」と思われているかもしれないとの微妙な不安とも戦っていました。
フジテレビ社員の「立場」の鎧を脱ぎ捨てられ、今に至っている増本さんの語り口は穏やかですが、人に向き合ってきたお仕事されてきた方の「眼」の鋭さが感じられるお話しでした。

③(シリーズ外)ボストン大学助教授の塩田佳代子さん

会社辞めたシリーズではないですが、ボストン大学助教授の塩田佳代子さんのお話。置かれた状況こそ異なりますが、「家族のこと」と「今まさにやりたい仕事・やるべき仕事」が重なった時の葛藤はみんな同じ。
そこそこ生きていると、性別によらず「ワーク」と「ライフ」が天秤にかかったような状況が訪れることはありますよね。「この難しい問題に挑んで答えを出すこと=自分の生き方を考える絶好の機会だ!」と悩みの渦にいる時に前向きに捉えられたら理想的ですが、そう思えるのって実は何年か経ってからなんですよね。

最後に。昨年の増本さんの動画を見た後、親子で「THE DAYS」を見ました。
言葉を超えたずっしりとした重みがテレビの枠を超えて自分を覆ってくる感覚の中、自然に涙が流れてきます。原発事故を扱った重めなテーマなので見る前に覚悟は必要ですが、見る価値のある一作です。ではまた次回。

#ジブン株式会社マガジン
#ReHacQ


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