海外ドラマのヒロインおるやん?
「だいたいクリスマスか誕生日に一人でケーキ食っとるけど、最後は必ずハッピーエンドやろ。」
って言われて、「なんじゃそりゃ。でも、まあ確かに。」って返した。
要するに、まだ物語の中盤ってことかい?これからまた盛り上がっていくわけか。はいはい、なるほどね。
しょーもない会話だけど...あのとき、なんか救われた気がした。
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あれから何年経っただろう。
私は未だに一人でケーキ食ってるような状態なんだけど、大丈夫だろうか。大丈夫も何も「大丈夫」って思うしかないんだけど...
いや、そもそも何がそんなに不安で怖いんだろう。長いこと、いろんな感覚が麻痺してたことに気づく。
でも、そうしないといられないほど自分にとっては重要なことだったんだ。一種の自己防衛。
「後悔したことがない人なんていない」っていうけど、ターニングポイントになるような大きな選択においては、ホントに後悔したことはない。「あのとき、ああしていれば...」なんてかっこ悪い自分には絶対なりたくない。
その分、ウジウジとことん悩むからいいのかは微妙だけど。それでも、選ぶときはいつも自分の意思で決めてきた。(と思える)
ただ、状況が変われば自分も自然と少しずつ変わっていく。いくら悩んで考えても「正解」なんてないし、自分の選択を「納得解」にしていくだけ。
一つ言えることは、今までもこれからも、どんなことが起きても、これは私の大切な物語に変わりないってこと。
誰もが自分の物語の主人公なわけだから、好きにすればいい。投げやりな意味じゃなくて尊重と責任。
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冒頭の言葉をくれた人が、夢だった自分のお店を明日オープンさせるらしい。
それが夢だって聞いた日から何年も経ったけど、本当に実現したんだ。
人と話してて「刺激をもらった」、「自分も頑張ろうって思った」って言ってもらえるとうれしくて、『人に影響を与えられる存在』でありたいって思って過ごしてた。おこがましいけど、相手にとって自分の存在が大きくなることで自己肯定してた。
でも「認めてもらいたくて頑張れた」?
そんな相手の気持ちには気づけなかった。
認めるも何も、私はその道のプロじゃないし、対等な立場だと思ってる。てか、出会った日から、とっくに認めてたわ。
会社を辞めようかと思って仕事を休んだあの日、同い歳の人がこんなに熱い想いで仕事してるんだって感じたから、私もまた頑張れた。
数少ない大切な出会いだった気がする。次は私もいい報告がしたいな。
今年もまた、同じようで違う霜月。
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