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諦めるコトで見えてくるモノ

早いもので、noteを始めてから2年が過ぎようとしています。

この機会に最初の頃の記事を見返してみましたが、大切にしたい価値観や解決したい悩み等、本質的な部分は変わっていないなぁと改めて感じました。

恐らくこの部分は私の人生のテーマとして、最後までご一緒するんだろうなぁと半ば諦めて受け入れつつあります。


かといって決して悲観的になっている訳でもなく、諦めて受け入れることで見えてきた部分もあります。

最近だと、アートとの程良い距離感が分かってきたなぁと。

長くなるので結論だけ先に話すと、今は色んな作品を鑑賞して感性を磨いている時期なんだと思うようになり、それで気持ちが楽になりました。


私には芸術のセンスがない

私自身、小さい頃から漫画やアニメ、ゲームが好きで、将来なりたい仕事といえば漫画家、アニメーター、ゲームデザイナーなどクリエイティブな仕事に就きたいと考えていました。

他にも、ハタチ前後にはニコニコ動画の演奏してみたや歌ってみた系の動画に感化され、ヒトカラに挑戦したり、ベースを噛ったりしていた時期もあり、ここでもアーティストという存在に強い憧れを抱いていました。

自分もいっぱい練習すれば、努力をすれば、あの人達には届かなくても人並みには上達できる
つい最近までそう信じていました。


ですが、ここで一つ厄介な問題が出てきます。

それは、私自身の芸術的センスが絶望的に皆無だということです。

絵は画力が小学生並みで絵心も全くない。
リズム感がないからダンスや楽器も下手っぴ。
音痴で声も低く声量もないから歌も歌えない。

これまで他者と散々比較してきた経験上、どれも人並み以下のセンスしか持ち合わせていないのは抗えない事実でした。

恐らく仕事をしながら片手間で練習して上達できるレベルではなく、本格的にスクールに通ったり専門的な訓練を丸一日みっちり受けるのを繰り返して、ようやく人並みに到達するレベルだと思います。

以前はそれなら努力すれば何とかなると思っていたのですが、実はその考えにも無理が生じていることに最近になってようやく気付きました。


確かに、一日のほとんどの時間を費やせば何らかの表現者として、人並みのレベルにはなれると思います。
そう、お金や時間さえ費やせば。

ただ、そのレベルに到達する為に自分が費やせるお金や時間が圧倒的に不足している


ドラクエで例えると、ボスを倒したいけどレベルが足らなくて何度も負けている状態です。

そういう時は雑魚モンスターを倒して経験値とゴールドを稼げばレベルが上がったり、強い武器が手に入るのでボスも倒せるでしょう。

ですが、ゲームを友達から借りていて今日中には返さなければならない状態ならどうでしょうか?

そんな状態でもチートや裏技(センス、ノウハウ)を知っていたら攻略できると思いますが、残念ながらそういう知識(私は人並み以下)は持っていません。

となると正攻法で攻略するしかないのですが、残念ながら時間は限られている。


今の私はまさにこういう状態なんだなぁと痛い程感じます。


自分の力ではどうにもならないこともある

夢が叶ったのはその人が努力した結果。
努力することで夢は叶う。
叶わないのは努力不足だから。

現代の日本ではこういう価値観が美徳とされている節があります。
ですが、この価値観は半分正解、半分間違いだと私は考えています。

なぜなら、生まれ育った環境や本人の特性等、個の要因によって目標を達成する為のハードルに差があるのは歴然だからです。

例えば、両親が有名なピアニストで由緒ある家柄に生まれて本人も絶対音感を持っている子どもと、音楽について全く関心のない貧乏な両親の家に生まれて本人も音楽的なセンスが皆無な子どもでは、スタート地点から天と地程の差があります。

ピアニストの子どもは才能もあるので、本人にその気
があれば音楽の英才教育を受けられ、将来ピアニストとして活躍できる可能性も高くなります。

反対に貧乏な家に生まれた子どもはピアノを習いたくても習えず、親からアナタには音楽の才能はないから他のことをしなさいと諭されるかれません。

これは極端な例ですが、こんな感じで本人の意志ではどうにもならない状況って世の中には幾らでもあると思います。


やっぱり人生に必要ないモノは手に入らない

そう考えると人生、自分の思い通りにならないコトばっかりだなぁと改めて感じます。

人生に必要のないモノはどんなに望んでも手に入らない

これから先どうなるかは分かりませんが、少なくても今の私に芸術のセンスは必要がないみたいです。

でも、漫画やアニメを鑑賞するのは好きなので、今はまだ色んな作品に触れて感性を磨いている時期なのかなぁと、自分に言い聞かせて半ば強引に納得させていますw

あと、表現者という面ではnoteにこうやって記事を書いているのもある意味、表現者になるのかなぁと。

なんだかんだでnoteは自分の生活に定着しつつあるので。

自分の思ったカタチとは少し違いますが、今自分にできる自己表現のカタチってこういうスタイルなのかなぁと思って、これからもぼちぼち更新していこうと思います。


今回もめっちゃ長くなってしまいました…。

もし最後まで読んで下さった方がいましたら本当に感謝です。うん、ありがたい。

こんな感じですが、もし気に入って下さったら次回の投稿も読んでいただけると幸いです。




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