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【アメリカ移住実録#18】ポム家にドイツ人がやってきた。そしてコロナもやってきた

第一回はこちらから↓↓

2020年1月

家族構成

  • ポム: 東京のサラリーマン、37歳

  • ポム妻: しっかり者、37歳

  • 長女 ポム子: のんびり、7歳 小一

  • 次女 ポム美: おませさん、5歳

ホームステイのゲスト

  • ノラ: ドイツ人女性 23歳

退路を断ち家族で東京に移住してきたポム一家です。
就労ビザはどんどん厳しくなり、G社東京事務所にはビザがとれないビザゾンビ達があふれるようになっていきました。
その頃のポム家の家庭内はというと?


東京に来てからのポム一家は、
長女の入学、次女の入園、妻の転職等多忙な日々ではありましたが、東京での生活はおおむね順調です。
家族が東京に来てからまもなく1年が経過することになります。
今年は東京でオリンピックがあります。
私は特にオリンピックファンということではないですが、東京都の小学生はオリンピックを観戦したりできるようなので、子供達にとって良い記念となる行事になってほしいです。
(そういえば、ラグビーワールドカップ 日本大会は本当に最高でしたね。まさに「4年に一度じゃない、一生に一度だ!」。せっかく東京にいるので、東京オリンピックも同じくらい楽しくなれば良いですね。)

子供達は、九州地方M市の生まれで結構訛りがきつかったので、東京の子供達にいじめられたりしないか心配でしたが、こどもの順応能力ってすごいですね。彼女たちはすぐに標準語で話し始めました。

一方のポムと妻は、今でもむちゃくちゃ訛ってます。。。。
いや、訛り倒しています。
(もちろん家族以外の人たちとしゃべるときは標準語でしゃべります。
当たり前です。聞き返されると面倒なので。)
ただ、家庭内では、ここは九州かと思うほど訛って話しています。
なので、子供達も家庭内では方言につられるのかなと思いますよね。
いえいえ、子供ってすごいんですが、彼女らは私と妻の方言に全くつられません。
方言で聞かれても、標準語で返します。
すごいです。

さて、ポム家にとっては、数年の東京住まいです。ただ、私としては、どうせ住むのであれば、家族には東京を好きになってもらいたいですし、数年の間で東京でしかできないことをやりたいと考えていました。
それは妻も同じ考えだったようです。
ポム家は、妻が中心となり東京で新しい事を始めました。
しかも東京でしかできないこと。

それが、外国人ホームステイの受け入れ。

スーパー地方都市M市に住んでいたころは、外国人が余りいない、いたとしても短期の観光客なので、ホームステイの受け入れなんて(多分ほぼ)なかったと思います。
ただ、東京は何処に行っても外国人がいっぱいです。
もちろん見た目で明らかに外国人とはわからない人もいるでしょうから、その実数はすごいでしょう。
しかも、東京に来る外国人の目的も多種多様です。ある人は観光に、ある人は学校に通うため、ある人は仕事を探しに、ある人はただ遊びに。
そんなに訪日外国人がいれば、人によっては、日本の一般家庭にステイしてみたいって方もいますし、そういうのを斡旋する業者もたくさんです。
ポム家はウチこそが日本の中流階級の中の中流階級を自認していますので、一般家庭の体験にはぴったりです。

ポム家は、そういった斡旋業者のうちの一社に登録し、2019年6月から次々と外国人のホームステイを受け入れました。
国籍は様々で、またその立場も、高校生、大学生、社会人など様々でした。
家の中に家族ではない人がいるのはちょっと不思議な気分です。しかも外国人。人によってはほとんど日本語が話せない人もいます。
子供達には、そのような環境の中でいろいろなバックグラウンドを持つ人とふれあいながら、コミュニケーションできるようになってもらいたいと思っています。
(なお、外国人ホームステイ受け入れに関しては、何十人も受け入れをしてきて、いろいろと思うところや面白かった話、失敗した話がたくさんありますので、別のテーマとして、いつかNoteに書きたいと思います。)


ポム家は、2019年9月から約1ヶ月の間、ドイツ人女性のノラというゲストのホームステイを受け入れました。
彼女は、日本語はほとんどできませんでしたが、ワーキングホリデーのような短期就労可能なビザで来日し、一年間を日本で過ごす予定です。その最初の1ヶ月をポム家でホームステイし、その後は日本を旅行しながら働く予定です。
彼女は、クリスマスには、ドイツのクリスマスのお菓子であるシュトーレンを作ってくれたりして、非常に良いゲストであり、ポム家にとっても良い思い出ができました。

ポム妻: 「ノラは、ホームステイの期間が終わったら、次はどこにいくの?」
ノラ: 「まだ決めていない。何処が良いと思う? おすすめはありますか?」
妻: 「日本のどんな感じのところに行きたいの?」
ノラ: 「都会は東京で十分だから、日本の田舎に行ってみたい。」
妻: 「M市はどう? 私たちの地元で、いいところだよ。」
ノラ: (M市の写真を見て)「いいね! 次はここに住むよ。」

ノラは、ポム家でのホームステイが終わった後、何ヶ月か練馬で一人暮らしをしました。その後、予定通り2020年1月にM市に旅立ちました。

思えば、M市から出てきたポム家が東京に住み、東京でたまたま出会ったドイツ人のノラが、ポム家のススメでM市に住むことになるとは、人生って面白いですね。

ポム家は、小学校が春休みとなる2020年3月末に久しぶりにM市に帰省することにしていましたので、ノラとM市で会い、M市を案内する約束をしていました。ノラとM市で会えるなんて楽しみです。

ところが、
ノラがM市に旅立った、2020年1月頃から、何だか変な事が起こり始めました。

1月16日、中国武漢から帰国した神奈川県の男性が、感染性が高く、毒性の強いタイプのコロナウイルスに感染していたとのこと。
この毒性が強く変異したコロナウイルスというは、当初「変異型コロナウイルス」、「中国由来のコロナウイルス」、「武漢ウイルス」など、一定しない呼び方だったのですが、結局一番無難な「新型コロナウイルス」と呼ばれるようになりました。

マスコミによると、この新型コロナウイルスは非常に感染力が強いため、かなりの警戒が必要なのだそう。
そういえば、2003年にも同じコロナウイルスが中国で流行していたと思います。これはSARSと呼ばれていましたが、今回のはそれとはちょっと違うようですね。

何だか最近では使い捨てマスクが品薄になっていて、転売ヤーがマスクを転売しているようです。
何だかなあ。。。。。。。
M市に帰省してノラや家族に会う予定の3月末には収まってくれればいいのですが。


普通の地方出身一家、ポム家は本当にアメリカに移住できるのか?????
ついにコロナが来た!!
是非応援よろしくお願いします。

第十九回へ続く (この話は実録ですが、身バレ防止等の観点から若干のフェイクが入っています)
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第十九回はこちら↓


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