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陳列は詩!

先日倉敷の民芸館でいただいたパンフレットの一節が強く印象に残っている。

「品物は一つ一つが単語である。単語は連なって散文となり、選ばれ整えられて詩となる。陳列は品物による詩である。陳列は一つの美の創造である。倉敷民芸館の陳列は単なる地域別、時代別、用途別の陳列ではなく、選ばれた美しい品物が唱和し、建物のこだまする詩歌である。」

読み終えた後、思わず膝を打った。陳列にこんな思いが込められているなんて!

今まで展示物自体に関心があって美術館や博物館に足を運んでいたが、陳列から詩的な美を感じ取る意識は皆無だった。

これを意識しておくだけでも、今後出会う何らかの陳列に裏側の美を創造する思いを汲み取ることができるかもしれないし、ひょっとすると耳をすませば陳列から詩歌が聞こえてくるかも!

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