「最後」は後になってから気づく
ちょっと思い出してみてほしい。
「最後にあの人と話したのはいつだろう?」
「最後にあの場所に行ったのはいつだろう?」
「最後にあの本を読んだのはいつだろう?」
などなど最後に何かをしたことは覚えているだろうし、それが遠い過去だったりする。
例えば、小・中・高・大と学生生活の中で色々な出会いもあるが、同時に別れも経験する。それまで仲睦まじく接していたのに、卒業式を機に二度と会わない人もいる。その時は「また必ず会える」という気持ちで寂しさを堪える。
数ヶ月前にゼミの先生が癌で亡くなったが、あまりに唐突の出来事で今振り返ると、「あの日が生前会った最後の日なんだ」と気づく。
また、突然恋人に振られて、「あの日が最後のデートだった」なんて切なげに振り返るなんてこともあるだろう。
このように、その時はまさか「最後」だとは思ってもいないことが、後に振り返るとその時こそが「最後」だったと気づくことは多い。
このことから得た教訓が、「今この瞬間が最後かも知れない」と思って大切に生きることということだ。
誰かと会っている時も、どこかを訪れている時も、何かをしている時も、全てが最後かも知れないと思うと、日々の出来事を無駄にすることなく、大切に生きようと思える。そして楽しむ!
いつ訪れるかも分からない「最後」を決して恐れることなく、むしろ大切に噛みしめて楽しむ姿勢を貫いていこう☺️
一応この記事に関連して、セネカの『生の短さについて』を読むことをおすすめしておきます。
https://www.iwanami.co.jp/book/b246664.html
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