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スティングレイとかG&Lの6弦があればと思う事もある。ポングの息抜きトーク(5)

【ジャズベ・プレベの親戚みたいなベースの6弦】


ジャズベの6弦、プレベの6弦、それで最高のクオリティの物があったらめちゃくちゃ欲しい、ず~っと思ってる事である。

で、それとはまた別に「スティングレイやG&Lのスタイルで6弦があったらそれも面白そうだな~」と思う事もある。


「ミュージックマンの6弦ならあるじゃん!」って言っても、正直、BONGOはだいぶ方向性が違う感がある。ボディシェイプは勿論、24フレットだし、自分としてはスタンダードな感じのシェイプが欲しい。

まぁ、スティングレイにしても、4弦と5弦じゃ結構シェイプ違うし、5弦の方はフェンダーのそれとは異なると言えば、あまり否定は出来ない。

とは言え、あれぐらいなら許容範囲ではあるし、少なくともBONGOよりは別物感が無いかなって。


と、そんなシェイプの細かい話はともかく、フェンダーの血統でありながらフェンダーではない、でもちゃんと実用的で実績もあるっていう、その辺のバランスって凄く面白いポイントだと思う。

G&Lの5弦は実際に所有してた事があるし、元アンチフェンダー、元アンチジャズベな人間としては、非常にありがたい存在でもあった。

「やっぱジャズベって良いんじゃないか…. いやでも使いたくない!俺には意地がある!でも何かサンバーストっていいよな….」ってトコに、サンバーストのG&Lがビシッとハマった。

見た目フェンダー系のそれ。豊富なサウンドバリエーション。意外と使ってる人がいないっていう幼稚な優越感。

ジャズベやプレベの必要性を感じつつ受け入れられなかった当時、これが欲しかったんだ感が凄かった。


「意外と使ってる人がいない」って事はそれだけ癖があったり、結局はジャズベプレベだろって話を証明してる気もするけど、そこに対する抵抗ってのも未だに持ってる実感がある。

それを使うのが正解、それこそが求められる、確かに素晴らしい、弾けば引くほど知れば知るほど唸ってしまう、良いやつを一本は持っておくべき、ハッキリ言ってアンチフェンダー大敗北してきた。

事実、G&Lは手放してしまったし、スティングレイのPU位置のジラウドを持ってるけど、それもメインにはならない事を確信。

ジャズベプレベの強さを完膚なきまでに思い知らされ、惚れ込むぐらいの身になってしまっている。


それでもだ。

「ジャズベプレベに落ち着かなくていいならそっちに行きてぇ!」なんて思ってしまったりする。

音の好みや反応で言えばシングルコイルの方が好き。プレベのキャラとかもう大好き。ジャズベ弾きやすいし音も良いし実用的だし完成度高すぎ。

その確信を得ていてなお、バシッ!とハマる何かがないものだろうか、出会えないだろうか、モヤモヤ考えてしまう。


特に、6弦ベースって楽器について言えば、フェンダーまんまで行くのはさすがに厳しさを感じてしまう部分も多い。

かと言って、ハイエンドな方向に行くのは好きじゃないし、エレクトリックベースに音の美しさや重厚さばかりを求めるのも、何か違う印象が強い。

分かりやすいパンチ、キレ、豪快さ、安易に言えばアメリカ~ンな特性、その面白さがあって欲しい。

堅実だったり繊細な方に振るとどうにも、欲しい物には辿り着けないんじゃないかって痛感がある。


今回の話にしても、本当にそれそのまま、スティングレイやG&Lを6弦にしたらどうかって事ではなく、一つの研究素材として面白いんじゃないか、興味が湧くぞという、そんなダベり。

あくまでも個人的にだが、ほとんど出会った事が無い、納得した事が無い、6弦に求める事、欲しいものって【パンチ】だったりする。

どうにもこう、小綺麗にまとまってる、高級な方に行っちゃってる、上品目に制御してる印象が強い。

だからこそ、もっと唸る、もっとパンチがある、もっとアグレッシブなサウンドの6弦が出てこないものか、そんな事を思う。


そうするとまぁ、ローBが暴れすぎるとかハイCが分離しちゃってバランス悪いとか、多くの懸念と困難も容易に想像付くトコでもある。

でもほんと、そういう気の利かせすぎが、とんがりを削っていってしまう要因だとしたら、何かこう、色々荒っぽくて楽しい6弦が出てこないのも頷けてしまうかもしれない。

作りが良い悪いってのとはまた別に、根本的な部分?思想とか文化?

何とも形容しがたいが、その辺の面白さがある気がするのが、6弦のスティングレイとかG&Lっていう、妄想上の楽器。

ま、考えるだけならタダって事で。


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