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【禁断のABボックス!?】FumiSound A/B BOXSTERを語る!

■トンデモABボックス??


まずはこちらの動画。

FumiSound公式HPにも載せている自分が弾いたデモです。


ま~、凄いモンが登場しました。

「音が良い!ド頭の肝!」

「これは絶対通したい!」

ABボックスのレビューとしては異例も異例?何じゃそりゃって感じ?

けどマジで良いんです。中身は本気のディスクリートバッファ&ブースターです。

「楽器2本使わないから関係ないや….」って方はちょっと待った!

楽器1本だけ通した場合、もう片方のchの音量を自由に設定できるクリーンブースターにもなります!

美味しさ、恩恵、ガッツリ味わえます!


これまでの正直な話、所有しては不要になる物の代表だったABボックス。

「超シンプル!劣化が無い!高品質!」

そう聞くとすご~く魅力的に思えるし、実際、自分もトゥルーバイパスが売りのABボックスを所有してましたが、、、

結果は何とも微妙。

「必要な機能だけまとめたはずが使う必要ない物になっちゃった…」

ぜ~んぜん使わないんですよねこれ。

「どシンプルに切り替えられるのが理想だ!」のはずが「そもそもベース1本でいいな♪」ってなっちゃうと、全く不要な置物と化します。

たまには2本通して遊んでみるかって気が向いても、これが不思議なモンで、通すだけで何か音が変わる気がする、違和感がある、そんな事が起こります。

「機能を制限しすぎてて何も出来ない….音量すら合わせられない…..」ってのもお約束。

「シンプルって言うか何も考えてなくないか….??」って疑問が湧くのも当然。

やっぱり使わない物の代表格だったABボックス。

「シンプルイズベスト?だったらそもそも要らないじゃん!」

これが一番スッキリ出来る結論だったのが何とも悲しい・・・


だからこそですよ。

「これ禁じ手じゃね!?」

音がマジ良くなる、一発で好きになれる、そんなABボックスが登場するとか、全く想像もしませんでした。

明らかに音が変わる。ベースが元気になる。音が生き生きする。気持ち良く音量を上げられる。積極的に通したくなる。

「は?ABボックスだろ??そんなモンがあってイイのか!?そこまで本気出すんか!?」

もはやツッコミたくなります。

いやほんと、何もしない旨を理想のABボックスとするなら、こんな邪道なモンもないでしょう。

でもすんばらしく良い。通しっぱなしにしたい。笑っちゃうぐらいパンチ効いたペダルです。


ABボックスを絶賛とか、ま~胡散臭いし、自分も正直、普通に考えてそんなモンのレビューとか見る気にならんって話です。

無理くり話を広げるしかない、配線材を厳選だの何だのそういう事でも言うしかないか、トゥルーバイパスがどうとかありきたりな文言を並べるしか手段がないかって気します。

だから痛快なワケですよ。

「え?音?変わるよ!元気になるよ!抜けてくるよ!楽しくなるよ!めっちゃ良いよ!パンチ効くよ!!」

これを堂々言える、ど頭にブッ込みたくなる、サウンドの核に出来る、欲しくて堪らなくなる、積極的に通したくなるA/Bボックスなど、本当に有り得ませんでした。

「劣化しないように・・・音が変わらないように・・・パッシブで何も変えず・・・配線と素材で勝負・・・」

そんな拘りやらルールを笑い飛ばすような仕上がり、クリアでパンチの効いたサウンド、爽快なブースト感がイカしすぎてます。

掟破り、、、っていやいや、ツマんない役に立たないどうでもいい掟とかさっさとブッ壊しちまおうぜって感じ?


今現在、ツバサギターの5弦、どパッシブベースにハマってるわたくし。

やっぱりパッシブっていい、アクティブじゃどうやっても出せない感覚がある、音の動きがある、それを味わいまくってます。

ただ、そうは言っても「パッシブ最高!アンプ直最高!」ってなれるほどピュアではない、それを至上とするには知恵も知識も色々身に付いてしまっています。

やっぱりバッファは通したい、直でアンプに入れるより感覚的に合う、その方が音がより生き生きする、弾いてて楽しい、それを実感します。


で、そのド頭、基本的な役割ってのをFumiSoundのプリアンプに任せてきたんですが、、、

さらにその前段、真のド頭、その役割をこのA/B BOXSTERに任せる事になりそうです。

FumiSoundだったらプリ1台でいいじゃん、そこにディスクリートのバッファ載ってるじゃんって思ったんだけど、何でしょうね~?

そのプリ鳴らすにも、こいつ通した方が良い感じになるんです。

元々の信号が安定強化されるってだけじゃない、こいつ自身に何だか得体の知れない魅力が詰まってる、それが美味しくて堪らないって事なのかもしれません。


最後に裏話と言うか、冒頭の動画についてですが、完全ノープランの状態で始めた結果、ああいった形になりました。

最初はフレットレスと持ち替えたりやってみようかな~なんて考えたり話してたんですが、何かありきたりだな、面倒くせーなって僕が言い出しまして、エレクトリックの方は背中に回し、スタンドに置いたコントラバスをそのまま弾いてみようって持ち掛けました。

音量をコントロール出来る、アコースティック楽器でも余裕で対応できるって、ほんと凄く良い。

エレクトリックアップライトでやってもいいと思うし、スタンド固定型とかだったらそれこそ曲中でもチェンジ出来そうだし、そういうアイデアが出てくるって実に魅力的で楽しい。

「ベースは1本で!」と信条にしたいタイプですが、こういうABボックスが出てきた事でまた新たな方法を見つけたくなる、色々やってみたくなる、そこからさらにベースが面白くなるんじゃないか、楽しくなるんじゃないか、ワクワク感があります。

たかがABボックスなんだけど、諸々のストレスを解決した仕上がり、手軽で便利を詰め込んだ仕様、納得満足、驚愕のサウンドクオリティっていう、そこまで来ると話変わっちゃいますよね。


ありそうで全然なかった、

「ベースが楽しくなるA/Bボックス!」

求めてた、、、と言うより、そんなモンを作れるなんて知らなかった、イメージに全くありませんでした。

欲しいのはまさにそれじゃん、バッファもブースターもこれでいいじゃんって。


何気に革命?

これから外せない逸品になりそうです。


■FumiSound公式HP


■他のFumiSound製品レビュー


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