デザイン経営①~デザイン思考よりデザイン経営で考える~
Pomoloです。IT系の企業で新規事業やコンサルティングを行っています。
今私が一番気になっているテーマは"創造性"です。
これまでは顧客や自社の課題を論理的に解決することを生業にしてきましたが、ずっと頭の中でモヤモヤしたものがありました。
正直もっと面白い仕事がしたいと言うのもありますが、もっと自由に発想して新しいものを生み出してもいいんじゃないか?という問いです。
もちろん会社として仕事していく上でいろんな制約はあります。それでも企業が価値を出していくには論理的な思考で問題解決をしていっても仕方ないのではないかな、頭打ちになるのではないかなと。
そんななか登場したのが"デザイン"です。
私もいろいろ勉強したりデザイナーと言われる人たちと一緒に仕事したり話したりするなかで、感じたのは、、
「デザインという言葉が漠然過ぎて、コミュニケーションする上での最低限の機能を果たせていない。。」
デザインはグラフィックデザイン、プロダクトデザイン、UI/UXデザイン、ソーシャルデザインなどなど、○○デザインと書いてこそ何を指しているか分かります。
特に昨今はイノベーションを起こすためのデザインという文脈で戦略デザインやスペキュラティブデザインを指してデザインとかデザイン思考という言葉が使われている場合が多いのではないでしょうか?
○○デザインの分類については、リチャード・ブキャナンさんのfour orders of designという分類がまずは分かりやすいと思います。上で書いた、グラフィックデザイン/プロダクトデザイン/UI/UXデザイン/ソーシャルデザインはこの分類を意識しています。
そして戦略デザインやスペキュラティブデザインというイノベーションのためのデザインというイノベーション文脈はどう扱うの??という話に対しては、経産省が出している「デザイン経営宣言」の
・イノベーションのためのデザイン
・ブランディングのためのデザイン
という分類が当てはまるかと思います。
昨今のデザインやデザイン思考のムーブメントとは、あくまで企業経営にどのようにデザインの考え方を取り込むか?という話なので、まずは使う言葉として、「デザイン」というよりは「デザイン経営」と言った方がいいかと考えます。
デザイン経営とは、経営者がデザインに理解を持つことやデザイナーの経営参加という意味がありますが、本質的には企業が創造的になり、新しい価値を社会に産み出していくことだと、私は考えています。
そのため私のNoteではデザイン経営という切り口を深掘りしたいと思います。
どうしたら創造的な組織が生まれ、新しい価値を産み出し続けるのか?創造的な組織が創り出す社会はどのようなものか?
というのが私のテーマです。
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