5.過呼吸・トラウマ・解離のコントロール

皆さんこんにちは。今回は、よくコミュニティーに飛び込んで来られる方が、現実問題として困っている部分の具体的な解決手法についてまとめていきます。

うちのコミュニティには、虐待歴のある方、トラウマのある方が多く在籍しています。自分がその体験者なので、そういった方が良く来るんですね。

その中で、過呼吸・トラウマ・解離のコントロールで困っているけれど、医師・カウンセラーからは具体的な指示をもらっていない方という人が多く存在しています。

個人的には、なんでうちが、手法教えてんだよ・・。カウンセラーの仕事だろ('ω')と思っていますが。順番にお伝えしていきましょう。

１．表面的な過呼吸を取る方法

１－１．漢方薬

神田橋処方といって、四物湯(しもつとう)と桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)という２種類の漢方を飲むことで、フラッシュバックや悪夢が、スン('ω')と出てこなくなります。

ただ、漢方薬のミックスは３つまでが理想なので、あまり沢山の種類を処方されていると、どの漢方の効果も中途半端になります。お医者さんと相談しましょう。

★医療用漢方と市販漢方の違い★

容量・使っている生薬が高級・保険適応になり安い。などの点から、精神科で処方してもらうのがベスト

１－２．呼吸法２種類

過呼吸は、過換気症候群といいます。これは、呼吸の吸いすぎ・吐きすぎなどから起こります。息が苦しくて、ハッハッハッと息をしているように見えても、空気を吐いてばかりで吸えていない。また逆に、吸ってばかりで吐けていないという状況が起こります。

①吸いすぎへの対応：いわゆる過呼吸

空気を吸いこみすぎなので

口を閉じて鼻で呼吸する　or　鼻で呼吸が出来なければ、口の端に少し隙間をあけて呼吸をする。

※昔いわれていたペーパーバックは、今はNGです。

②吐きすぎ：トラウマ経由の時になる

肩が内側に入り込み、体が硬直する。肺がへこみ、硬くなる。空気を吸わず、吐く一方になっている。

足の裏から空気が入るイメージをして、鼻から肺にギリギリまで空気を入れる。口を窄めて、頭の上から空気が上に飛ぶイメージで、フーー！！！って吐く。これを、落ち着くまで繰り返す

恐らく、呼吸法だけだとまだ、ぼやっとするので、下記手法も混ぜていく

１－３．グラウンディング

https://www.youtube.com/watch?v=9Uj_ZUwHKZ8&feature=youtu.be

１－４．TFT(タッピング)

http://www.jatft.org/stress-caring.html

１－５．マル秘(一番最後の方で掲載

1人でやると危ないので、カウンセラーと一緒にやりましょう。

２．フラッシュバック・解離を抑える方法

前章では、表面的に症状を抑える方法をお伝えしました。ここでは、根本的な治療の流れについて見ていきます。

①フラッシュバックとは

異様にカラフルな映像や画像が見える。過呼吸にならない人もいて、フラッシュバックだと気づかない場合もある。

過去の嫌なトラウマ映像、画像が、脳裏に流れる。

意識が過去や未来へ引っ張られる事をトリガーに、あるいは何もトリガーがなくてもいきなり出てくる。

意識を現在に戻すことで楽になるため、グラウンディングが効果的。あるいは、映像や画像を物として扱い、払いのけてしまうことも効果的。

これを覚えると、フラッシュバックの辛さは一気に軽減される。

②解離とは

軽度な物から重度な物まで様々あり、軽度な人は気づいていない場合も多い。

人格に強いストレスがかかることで、パンっと区切られる事(人格、パーツと呼ぶ)で発生する。

記憶、感覚、感情、五感、触感などが薄れたり、ぼやっとする状態から、多重人格(解離性同一性障害)まで、症状は様々。

意識を現実に向ける事が出来るようになると、楽になってくる。

解離が上手くいかないと、過去のトラウマが、それぞれ区切られたパーツから、ぶわっとでてくる。それをトリガーに、過呼吸などの体調不良がでてくる。

３．根本的な解決手法

３－１．安全な場所の確保

治療をする=生き残るためにわざと鈍感にしてきた記憶や五感、感情を鋭利にすることにつながる。

そのため、虐待歴があり、現在も親と同居してる場合は、まずは安全な場所の確保をしないと治療が進められない。

もし、強行した場合は、かなりの体調不良や、最悪の場合は自死に繋がる。

カウンセラーと共にゆっくり進めよう。

生きるエネルギー、自立する力を吸い取られているので、自立した生活をするのもかなり大変なはず。

３－２．現実感をゲットする

安全な場所の確保が出来たら、瞑想(マインドフルネス)や、グラウンディングで、現実感を掴もう。

これが出来ると、かなり体調が良くなる。

３－３．マル秘

これも、最悪自死に繋がるため、カウンセラーと一緒にやろう。

４．カウンセラーと一緒にやってほしい、マル秘手法