育児中の仕事術|生産性向上に役に立ったツールやサービスまとめ
今年子供が生まれ、育休も3ヶ月とりました。しかしまあスタートアップなのでやはりクリティカルな仕事はある程度する必要があったり、しかも個人でやっている会社も流石に社長が育休という事が難しく、育児と仕事の両立に今でも頑張っています。
逆にいかに限られた時間の中で仕事をこなしていくかという、強制的な時間制限の中で仕事のやり方はむしろ精錬され、そういった試行錯誤もすることでより仕事の生産性が上がった気がします。
ここでは、そんな私の試行錯誤がら育児中の仕事に役に立ったツールやサービスをご紹介します。これから育休取るけど仕事もちょっとしたい、という方や、子供がいなくとも今の時間がないという現状を改善したい人の為になれれば幸いです。
アレクサ(スマートスピーカー)
スマートスピーカーなんて嗜好品だと思っていたのですが、いざ使ってみると本当に役に立ちます。極小の生活タスクがほんのちょっと短縮される程度なんですが、実はそのちょっとの積み重ねが総合的に大きな時間の創出にながりました。
具体的には子育て面では「ぴよログ」の音声入力/確認。そして家事面でも、タイマーのセット、掃除などのルーティンリマインド、そしてアレクサをオススメする理由はAmazon注文までアレクサだけで完了します。
簡単な調べ物であれば、わざわざスマホを出してググる必要はなく、例えば「今日の天気」「今月の休日」「四則演算」「他国の時間(仕事の関係上超必要)」などすべて音声で思った時にできます。「長芋は生でも食べれるの?」なんて質問にも対応できます。
個人的には朝ニュースフラッシュなどを登録してけば、その日のニュースがカバーでき、FireTVを使っていれば音声だけですべて操作できます。Youtubeで検索と「広告スキップして」というとスキップしてくれた時は感動しました。
スマホ/パソコンの音声入力
育児中はとにかく手が自由でない。抱っこであやすている時や、ミルクをあげている時、実は意外にも隙間時間はあるのですが、そこでメール返信などできればと思っていたのですが、手がふさがっているので全くできません。
そこで便利なのが、音声入力で、今ならスマホ・パソコンともかなりの精度で可能です。「!」や、箇条書き、改行まで。Skackぐらいのやり取りであれば、ほぼ100%音声入力で成立します。
ちなみにパソコンでもメール返信や資料作成も、Google DocsやChromeプラグインを使えばある程度音声入力で仕事もできます。子供を抱っこしながら。
Airpods
AirpodsなどのBluetoothイヤホンは、メールや書類を音声再生する際、子供の面倒を見ながら会議に参加する際など大変重宝します。特に夜寝かしつけの時には私は録画された会議やオーディオブックを聞いてました。
その時大切な機能が、外部の音をきちんと聞き取ってくれること。完全インナーイヤーやノイキャンが効きすぎるイヤホンだと、子供がうんちをした音や、緊急時に気づけないので心配です。
ちなみにiPhoneユーザーはAirpodsをおすすめします。なぜなら音声だけでSiriを起動できるので、いろいろなスマホが操作でき、しかもMacbook、iPadへの切り替えもほぼシームレスにできる為です。
瞑想
新生児育児で一番辛かったことは?私の場合「睡眠不足」です。いや、新生児でなくとも今でも辛い。マジで寝られない。慢性的に睡眠不足+細切れ睡眠。
特に私の場合は、妻が出産してすぐに体調を崩してしまい、一時期ワンオペ期間があり、時間をおいてから深夜交代制に変えたのですが、11時寝2時起床みたいな生活が続きボロボロでした。
時間を見つけて少しでも寝ればいいのですが、子供が寝ていて家事がない時間はむしろ仕事ができるチャンスだと思ってしまう性格だったので、結果睡眠の「長さ」は諦め、「質」にフォーカスすることにしました。
そこで色々試行錯誤した結果一番効果があったのが瞑想で、一日に朝・昼・夜10分ごとやるだけで、短時間の睡眠である程度疲れの軽減と、精神の安定、集中力を手に入れることができました。
ちなみにCBDオイルとかにも手を出したのですが、個人的には何の効果もなかったです。
完全食
食事についても、作っている時間も無ければ、食べている時間もない。料理する時間あるなら仕事したい。そんな時に役に立ったのが手っ取り早く栄養が取れる完全食でした。
ちなみに私は色々試した結果goclnという完全食に行き着きました。Baseとかも試したのですが、プロテイン比率が低すぎてやめました。その他goclnを選んでる理由は単にAmazonで翌日配送対応しているかで、CompやHuelBlackもいいなーと思ったんですが、会員登録とか配達まで時間がかかるので諦めました。1秒も惜しい状態なのに時間がかかっては本末転倒かと。
ちなみに副産物として、完全食で食事を摂ると、不思議と血糖値が上がらず、眠くなったりせずにすぐに仕事にとりかかれる気がします。しかも仕事をしながら摂取しやすいので、今では朝とお昼の時間はほぼ0分になりました。
Amazonフレッシュ+デューラさん
私は完全食だけでも生きていけるような人間なのですが、流石に妻には呆れられ、リアルな食事をとりたいということで、料理が必要です。とはいってもよくある出来合いの物や、冷凍食は物足りない。
しかし買い物も、料理もする時間もないので、我々はお金を惜しみなく使って、デューラさんに投資をしました。
Kidsラインとかも試したのですが、できれば子守も食事などの料理(作り置き)もやってほしく、割高なデューラさんを使っています。
買い物もAmazonフレッシュを使えば、当日内、深夜に頼んでも翌日早朝には届くのでスーパーに行く事はなくなりました。
確かにお金はかかるのですが、その空いた時間仕事して稼いだほうが理にかなっているという思考の結果です。不思議とそう考えるとより仕事にやる気がでて、無駄な時間を過ごさなくなります(笑)
GTD的思考でのTickTick+IFTTT+Asana
最後はちょっと仕事システム的なものです。GTDというのは有名なタスク管理の考え方で、TickTickはTodoツール、IFTTTは「あれやればこれ」ツール、Asanaはプロジェクトマネージメントツールです。
子育てをしながらの仕事は膨大で複雑なタスクが降ってきて、しかも妻との共有等も必要。到底人間の脳だけでは処理しきれなくなり、やろうとすると取りこぼしなども頻発しました。そこで試行錯誤した結果このシステムに落ち着きます。
個人的にGTD的な、とりあえずすべてのTODOを一回脳から出して、ソート、管理するという考え方は気に入っており、Asanaはチームワークが逸材で個人の仕事のTask管理に使ってました。
しかし、Asanaは優秀なのですが、入力が煩雑で、しかもプライベートとの切り分け、簡易的な可視化やリマインド機能が弱い印象。そこで、入力が比較的簡単なTickTickを使い、GTDで言うInboxをTickTickへ集約。そこからIFTTTで自動的にタスクの振り分け、アサイン、Asanaへの連携を行って、タスク実行管理はAsanaという方法をとっています。
IFTTTを噛ませたのは結構便利で、Asanaへの連携だけでなく、前記のAlexaへの連携とリマインド設定、妻が使っているTodoツールへの自動振り分けとすべてのタスク書き出しからの自動振り分け役を担っています。
テクノロジーで解決できることもかなりある
最後に、結論、世の中には便利なテクノロジーは溢れており、それを有効に活用すれば、結構育児しながらでも時間は捻出できます。
そもそも子育ては核家族だけではかなり厳しいと実感しましたが、昔は両親やコミュニティーがその助けを担っていたのではないでしょう。今の時代はそれをテクノロジーが担う時代ではないかと。
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