日本語って難しいよね
「日本語って世界一難しいよね」
ヨーロッパに住む人物にそう言われたことがあるというお話です。
日本語は
ウイルス拡大前。
ヨーロッパに住むいとこに、こう言われました。
「日本語って世界一難しいよね」と。
理由は、4種類も表記体系があるからなのだそう。
表記体系について
表記体系とは、「ひらがな」「漢字」「カタカナ」「ローマ字」の4種類のことです。
「日本語は4つも言葉があるんだ。どうしてそんなにあるの?」ときかれました。
確かに、なぜでしょう。
パッと思い浮かんだ理由は、変換することで読みやすくしているのではないかと思ったのですが。
日本人として過ごしてきた自分ですら、まともな返答ができないことに気づきます。
ひらがなって何?→ 一番元となる字かな
漢字って何?→ ひらがなだけでは読みにくいから、変換して使うものかな
カタカナって何?→ 外国語や、言葉ではなく音を文字として表わす時なんかに使うかな
ローマ字って何?→ 英字をひらがなに変換して読む言葉?
「ローマ字って、英語じゃだめなの?」
ローマ字あたりでよくわからなくなってきて、口をモゴモゴさせていたことに気付かれたようです。
そう言われてみれば、なぜ英語ではないのだろう......。
逆に、例えば英語圏の人は英語しか使っていないのですよね。
日本語で例えると、ひらがなのみでやり取りしているようなものでしょうか。
そもそも外国では「のみでやり取り」という考えもないので、例え話すら伝えるのが難しいような気がします。
カタカナが苦手な人
世代で区切ってしまっていいものなのかわかりませんが、少なくとも私が知る限りでは、今の50歳あたりから上の世代は、カタカナの使い方、読みがあやふやな方が多いです。
特に私の母がそれでいつも傑作を生み出すようなとんでもないことになっており、そのネタだけでも当分語れそうですが、まわりの人のご両親もまったく同じだそう。
数年前には「バレンタインデー」の文字が「バァレンティンデー」になっているものなどを見せてもらいました。
なぜ小さなァやィがついたのか、余計難しくなっており腹筋がシにかけましたが、もっと謎なのが自ら“バレンタインデー”と記入していた点でもありました。
彼らの意見
もう一度話を戻しますが、外国に住む人がこう話していました。
「句読点をどこにつけるか悩む」と。おそらく日本語のテストでは、句読点の位置でもマイナスになってしまうのでしょう。
私としては一旦、句読点などは気にせずひらがなで言葉が書けたら充分だと思ってしまうのですが、テストだとそうもいかないものなのかもしれません。
何なら日本人でも基本の挨拶「こんにちは」を「こんにちわ」と書く人が大勢いるほどです。
私も普段文章を書いている中で、謎の修正を行われることがあります。
納得がいかないことがあるので日本語ってそんなもの。
“ニュアンス”でしかない。
そしてまたこの“ニュアンス”も日本語ではなくフランス語だそうです。
なのに、伝わりやすいからとカタカナにして使う。
「日本語って世界一難しいよね」
5か国語を喋る人にそう言われると、あらためて日本語って難しいのだな、そうかもしれないなということを実感しました。
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