ポマードマン@永久に不要不急な存在

ツイッター(新X)に書くと嫌われそうなネガティブなこととか長文をこちらに書くという作戦

ポマードマン@永久に不要不急な存在

ツイッター(新X)に書くと嫌われそうなネガティブなこととか長文をこちらに書くという作戦

最近の記事

脳嵐

アイランズカフェでは『海辺の図書館』という曲を演奏しました。 「百年奏」というアルバムに収録されているインスト曲なのですが。 実在する場所でして、活動はnoteで発信されています。 どういった場所なのかやその活動は↑をご参照いただくとして。 なんか全然違うところが気になって。 デイジー某も語っておりましたが、海辺の図書館がある荒浜地区の深沼海水浴場が震災後初めて開設された、と。 (ヘッダーの画像は2016年に荒浜にいったときのものです。) 記事にありますが、小学校4年生

    • 異国に眠る王弟

      今年の夏は沖縄に行く予定を立てておりまして。 先週末静岡に行った時にこんなところに寄りました。 琉球国具志頭王子之墓。 場所は興津の清見寺の一角です。 まず清見寺は奈良時代に遡る由緒あるお寺で、家康が太原雪斎に手習を受けていた場所でもあるらしい。 江戸の治世となり、薩摩の島津氏が家康の許しを得て琉球に侵攻。 琉球王尚寧と弟の尚宏は駿府で家康に謁見、その後秀忠に謁見するために江戸に向かおうという時に尚宏(具志頭朝盛)は病を得て亡くなってしまう。家康は清見寺に尚宏の墓を作

      • ライフゴーズオン

        人宿町やどりぎ座が閉館してしまうとのことで、最終演目に当日立ち見で駆けつける。 演目は『For Encounters』 最終演目らしいタイトルだけど、とても難解だった。 セリフは無し。 BGMが流れる中、6人の演者がステージに現れて少し負荷の高そうなポーズをとっていく。 ステージ上を移動しながらゆったりと踊り出す。 ときどき倒れ込むがまた起き上がり踊り出す。 6人が目を合わせることはない。 ぶつかることもない。 それぞれバラバラの動きだ。 ほとんど表情もない。 だが、ステ

        • なつねぇ落語

          こちらのなつねぇさん、去年ちょいと大きな手術をしたんだそうで。 なんでも開頭手術、頭蓋骨にゴリゴリ穴あける手術だったってんだから驚いたね。 てっきりね、このなつねぇが「手術」ったらね、めでたく「そういう手術」だと思うじゃない? そうでしょ?みなさんも。アタシだってそう思った。まだ実際に会ったこともなかった、そんなころでしたけどね。 ちょうどそんなタイミングでね、ちょっとしたニュースが新聞に載りましてね、魚屋の勝五郎の家ではこんなやりとりがあったんですよって、そんな噺なんですけ

          僕の髪が

          月一で会いに行く社長に孫が生まれて、行くとベビーベッドで寝てる。 コロナの前なら「抱っこさせてください」と言うのだけれど、今はそれも言い出しにくい。 なんか最近疲れているので抱っこさせてもらったらたぶんポロポロ泣いてしまう。 社長ビビるだろうな。 社長「どうしたんだポマ君。泣いたりして」 ポマ「社長すいません…。実はワタクシにも14年ほど前にこれくらいの子がいたんです…。」 社長「え…。そうだったのか。それは辛いことだったな…。」 ポマ「え?今、中2でピンピンしてます」

          北のポラリス

          ポラリスって北極星のことなのか。 そんで思い出したのは。 このアルバムと全然関係ない話だけど。 28年くらい前、「ノーザンポラリス」っていう競走馬がいたんだよね。 素質は高いのに体質の弱い馬で、勝ち鞍は準オープン止まりだったんだけど、あの伝説のトップガン・ローレル・マーベラスの三強春天にも出走してるし(7着)。青葉賞ではローレルに先着(2着)してる。 しかしあの馬、「北の北極星」って名前だったのか…。 北極星はそりゃ北だよ…。

          【世田谷松原】中華料理光竜

          20代の真ん中でライブハウス勤めをやめて。 そのあと、NPO系というか、市民活動系というか、そういう方面へ謎の転身を果たしたんですね。 その業界?での最初の勤務地がなぜか新宿・歌舞伎町で。 道端に転がってる酔っ払いのオネーさんを踏まないように避けながら通勤してて。 そこからなぜかこの世田谷の住宅街に移りました。 光竜はその頃に毎日のように通ってたお店。 若いご夫婦が真面目に営んでる感じで、何を食べても美味しい。 チャーハン、ラーメン、野菜炒め、ニラレバ、餃子、天津丼…。

          新しい地図記号(2019年制定)

          「みんはや」っていうクイズアプリがあって、よくやってるんすよ。 その問題に出てきて初めて知ったんだけど。 Q.2019年に地図記号に制定された、過去に発生した自然災害の被害状況等が記載されている石碑やモニュメントとは? A.自然災害伝承碑 そんなんあるの知らなかった。 最近いろんな「碑」をよく見に行ってたのにな。 碑が気になるきっかけは恩師の宮古市の姉吉の大津波記念碑についての文章を読んだことなんですが、その姉吉の記念碑は今回制定された「自然災害伝承碑」の代名詞的な

          新しい地図記号(2019年制定)

          なるほどオッケーまかしとけ

          デイジー某から「久しぶりに小山に来てくれ」と。 しかも「しゅんくんも呼んでいる」。 ははぁ。 なるほどオッケーまかしとけ。 細かいことはわからんが、なにをしたいのか、ワタクシがなにをすべきかはわかった。 ま、そんで自分としても納得のいくステージとなったのですよ。 納得いったってのはこのポーズ↑のことではない。 なんで納得いったのか、ワタクシは我々はステージで何をしたのか、少し考えてみた。 その答えは「反撃・反転/カウンター」だった。 ま、このイベントにおいてそん

          なるほどオッケーまかしとけ

          想えサンライズ

          このGWにももちゃんとりんりんが太平洋岸をずっと北上して宮古まで旅してきたそうで。 田中菓子舗さんにも行ってきたようで。 ぜひ話をきかせてほしいとお願いして、我が家に来てもらいました。 ももちゃんも旅の行程を詳しくまとめていて。 その日、ちょうどももちゃんの10歳のお誕生日だったのでケーキを食べたり。 軽くセッションしたり。 それも手に入れたばかりのウクレレで! トランポリン飛んだり。 カメと遊んだり。 ま、ゆっくり話を聞くって感じではなかったけど、楽しく過

          お父さんお父さん

          先週末に参加した文学のシンポジウムとツアー型演劇。 内容には関係なく、共通して印象的なことがあって。 それは、シンポジウムには批評家の川口さん、演劇には演出家のTJさんそれぞれのご子息が観客として参加していたということ。 どちらも小学生かな。 とくに川口さんは母校まさにその場所で学生時代仲間たちと恩師について語っていて、それを見つめる息子さんの姿を盗み見てかなり胸が熱くなった。 ワタクシも我が息子くんに自分のステージを見てもらったり、敬愛する恩師の講義を一緒に受けてもら

          東京デスロック「トイレをめぐる修学旅行」

          最近では大阪万博の「リング」の設計者として話題になった藤本壮介が設計した、アート作品でもあり実用もされている3つのトイレを、創業100年のバスと列車で巡る。 千葉で県をあげて行われている「100年後芸術祭」の中で、東京デスロックという「劇団の演目」の一つ。 なので、トイレを巡って終わりということではない。 むしろトイレは考えるきっかけであって、大事なことは便器の中にはない。 参加者はまず、「ヒューマンパーソナリティシート」という紙を配られる。 そこには名前、年齢(「世代」

          東京デスロック「トイレをめぐる修学旅行」

          あなたの放ったその音はこの世界の形を変えた

          ウクレレ講師としてのデイジー某とその教え子さんたちによる「ウクレレゆる発表会」。 今年も音響係として参加。 普段からどんな暮らしをしているか、最近どんな出来事があったのか、そんでどうしてこの曲を選んだのか、発表会に至るまではどんなだったのか。 そんなことが発表者自身、あるいはデイジー某によってたっぷり語られるのがこの「ゆる発表会」の特徴ですかね。 そうすると、そうするとね、その演奏がただの演奏ではなく、その方の人生という大長編ドラマの挿入曲になるのね。 懸命に演奏するその

          あなたの放ったその音はこの世界の形を変えた

          鎌倉はどうですか?

          4月30日は大船ハニービーで演奏してきました。 前回ハニービーに来たのは1月30日ジラフ&ヨーコで、 その前は7月30日のみほフェス。 30日ばっかり。 大船に来ると一色信幸さんの小説を思い出すなぁ。 ジラフのハナコさんは鎌倉の人。 ライブ後にはご飯食べながら最近の鎌倉事情など聞いたりなんかして。 今度の息子くんの遠足は鎌倉らしい。 どこにバス停めるんだろ。 長谷寺の上のところかな。 こないだ見た『かちかち山の台所』の演出の石神さんも鎌倉育ちだと言っていた。 ワタ

          カチカチ山のやり直し裁判

          ふじのくにせかい演劇祭の『かちかち山の台所』を観劇。 「風土と食文化を織り込んだ回遊型演劇」と。 なんかこう、自然と伝統は大切ですみたいな説教臭い演目だったらやだなぁと思ってたんだけど全然そんなことなくて演劇体験としてすごく刺激的だった。(「観光演劇」とあってあんまり期待してなかった『伊豆の踊子』と同じ。またみくびりすぎた) タイトルにも書いたけど、これはやり直し裁判。 そして、観客は裁判員となり、現場検証と関係者の証言の集め直しを行う。 そんな仕掛けだ。 タヌキや婆さ

          『ファム・メゾン』

          こないだの人形の家でのイベントで作品もお話もとてもよかった工藤千尋さん。 小説トリッパー掲載の『ファム・メゾン』読んだ。 自分のごく近くにあるのに何でそうなっているのかわからない、自分の体やその生理、同性の家族・親族の存在、家と故郷。 まずそれがなぜかわからなくて苦しいのだから、その外側とやっていけるはずはない。 伯母と2人っきりで過ごす中で自分の体もどう存在しているのか、自分が何に違和感・嫌悪感を持っているのか少しずつ理解できてくる、そんなお話。 雪深い東北の暗い家の