あなたの放ったその音はこの世界の形を変えた

ウクレレ講師としてのデイジー某とその教え子さんたちによる「ウクレレゆる発表会」。
今年も音響係として参加。

普段からどんな暮らしをしているか、最近どんな出来事があったのか、そんでどうしてこの曲を選んだのか、発表会に至るまではどんなだったのか。
そんなことが発表者自身、あるいはデイジー某によってたっぷり語られるのがこの「ゆる発表会」の特徴ですかね。

そうすると、そうするとね、その演奏がただの演奏ではなく、その方の人生という大長編ドラマの挿入曲になるのね。
懸命に演奏するその様が、その音色が、その人の人生そのものに感じられてくるのね。
だから見てるだけでも飽きないどころかいいもの見せてもらってるわぁって感じ。


参加者のみなさんは発表会を終えて一晩明けた今朝、なんだか昨日までとは世界の感触や見え方が少し違って感じられたのではないかと思います。
カラオケ歌ってスッキリしたぜというのとは違う感覚。
それってみなさんがステージを「創造」したってことなんだと思うんです。
昨日までなかったものを一つ新たに創り出してこの人間世界の形を少し変えた。
だから前日までとはなんだか違う世界だと感じる。
だからね、上手いかどうかとか全く問題じゃないんです。

「趣味」でもいいけれど、せっかくならそこにとどまらず「創造」まで行こう。
それはまさにアート体験だ。
日々の視界の鮮やかさがまったく変わる。

あなたも出ようぜ。
「ゆる発表会」に。