エモーショナル・サポートシステムとは
「感情を受け止める」って言い方は曖昧
彼「ミヤコはどれくらい僕の感情を受け止められるか分からなくて不安になったんだ。」
この彼の真意が分からなくて質問をした。
私「私は今まであなたの過去の痛みにディープダイブして向き合うエクササイズ一緒にしたよね。ガイデッド・メディテーションを一緒に聞いて一緒に泣いたこともあるよね。それでもまだ、私にはあなたの感情を受け止めるキャパシティーがあるか分からないって解釈で合ってる?」
…そしてその後色々話をした後でピンときた。
私「あ、あなたが言っているのはエモーショナル・サポートシステムの事?」
そして
私にとっての「エモーショナル・サポートシステム」の定義を話した。
▶︎自分の家族が死んだ時、もしくは同等に辛い時に精神的な支えになってくれる存在。
究極に精神的に苦しい時に連絡して、心の支えになってくれる存在。それが1人かもしれないし、7人かも知れない。ポイントは、誰が自分のエモーショナルサポートシステムの人か、予めお互いに確認できること。なぜならその悲劇はいつ起こるか分からないから。自殺したいくらい辛い時に「自分を大切に思ってくれる人なんかひとりもいない!」と思うのと「あの人がいつでも支えになるって言ってくれてた!」という存在があるのとでは 心に生まれる余裕と感謝、幸福感は大分変わる。
そんな説明をしたら
彼「僕がさっき言ってたのはまさにそれ!ミヤコが、僕の身近な人が死んだ時とそれの同等レベルの悲しみや苦しみを経験している時、支えになってくれるかどうかっていう意味だったの!」
便利な言葉「エモーショナル・サポートシステム」
自殺の食い止めにも
…もっと世間が「エモーショナル・サポートシステム」っていう言葉を会話に取り取り込んだら簡単にお互いの立ち位置を端的に説明できるのになあと思った。どれだけ自分は相手の人生のダウンタイムを受け止めて支える覚悟があるかっていう大きなサインを出すのに役立つ。
”あなたが本当に困った時、苦しい時、誰に話して良いか分からない時、私は喜んであなたを支えるよ。私にはあなたがとっても大切だから。いつでも連絡してね。ひとりで抱え込まないで。”
=
”私はあなたのエモーショナル・サポートシステムに喜んでなるよ。覚えておいてね”
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年末年始。
一年を振り返る時期、周りの人に感謝の気持ちを馳せる時期だと思う。
今年お世話になった人、楽しい時間を共有した人、その人のお陰でこんなに楽しかった・なんとか乗り切れた などなど。
ところで日本の10月単独の自殺者数は、その時点までのコロナウイルスの死者総数(10月のみでなく)を上回ったというニュースを聞いた人は多いだろう。
もし日本中の人々が友達、家族同士お互いに「私をあなたのサポート・システムだと思って良いからね」って言い合っていればどれだけ自殺者を減らせただろう。あなたの大好きな友達だって、いつ追い詰められ孤独を感じて自殺を図るか分からない。後で知ったら「なんで私に相談してくれなかったの!?」と心が引き裂かれる気持ちになるだろう。
あなたは本当に精神的に苦しい時、頼れる人はいますか?
また、誰の支えになりたいですか?その人に、「いつでも支えになりたい」と伝えてみよう。
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