推しが推しになったきっかけを思い出す

推しが不足している。
コロナ禍によるものもあるし、そもそも私の推しはそれほど仕事が多い方ではない（失礼だが本当の話）
生で拝ませていただいたのは2月の緊急事態宣言直前くらいに行った舞台が最後。現時点でなんの予定も発表されていないし今年はもうお会いすることはないと思う。去年までは2,3ヶ月に1回は推しを拝む機会があったんだけどね。お金はかかったけど非常に充実した楽しい日々だったなと思う。

ここらで私の「推し」とはどういう人なのかを話しておこう。
舞台、という単語から連想するに俳優かな？と思ったあなた正解です。
私が主に「推し」と表現するものは若手俳優に分類される人です。
今推している彼が、若手俳優という新たな沼にハマるきっかけとなり、今までに経験したことのない世界を経験させてくれた人だ。というのも、私はもともと舞台や若手俳優という業界(？)にはあまり縁がなかったというか、触れる機会も少なく、興味がなかった。私のホームグランドは音楽関係にあったのだ。バンド音楽が好きで、ライブに行ったりで、もう20年程度推しているバンドもある。現行でCD買ったりライブに行ったりして推しているバンドは3つほど。なんとなく気にかけながら応援する程度のアーティストが数組いるいうところ。ごりごりのサブカルではないし、音楽大好きフェス楽しみー！というタイプでもない、本当に自分の好きなものだけを自分のペースで応援している。これからも好きな音楽を見つけては楽しむ、そういう生活だと思っていた。
ところがどっこい（昭和生まれなので表現が古い）、若手俳優の沼ですよ奥さん！もう30代に入ってから足を踏み入れたので、かなり遅咲き、いや咲いてもないね（笑）若いころからこの沼で過ごしている人たちは30代にもなると卒業したりするそうですね!?いやもちろん卒業せずオタクしてる方々がたくさんいるのは実際の現場でわかったので安心したけども。

彼はもともと某特撮番組に出ていてかわいいなぁと思っている人だった。すぐに推しにはならなかった。私は特撮が好きで幼少期からずっと見ていたが、特段イケメン俳優にハマることなく30代になった。特撮を見る理由がイケメンが出ているから好きなわけではないという確固たる意志みたいなものもあった（そういう風に思われるのが癪だった尖っている若い時期もあった笑）別に特に言い聞かせているつもりはなかったし、今でも作品そのものや世界観が好きというのは変わらないけど、やはり若手俳優へ芽生えた気持ちは少し変わったように思う。そうそれは推しという存在ができたからだろう。今はイケメン発掘番組として見てくれてる人がいるのもありがたいと思うし、私自身キャストの発表があるとどういう人なのか気になって調べたりしている。1年の番組が終わる頃にはキャストがかなり成長していてそれを見届けるのも楽しみになった。番組の楽しみ方の幅が広がった。

ここまできて推しについてほぼ語らず、私について語っているな。とっちらかっててすまんな。で、その特撮に出ていた俳優が推しになったのは番組終了後まあまあ経ってからである。きっかけはツイッターにあげる写真がかわいかったからです。はい、それだけです。厳密にいうとそれだけじゃないけど、気になるきっかけはツイッターだった。単純接触の原理です。要は目にする回数が多くて気になっていったってことね。なんか新しい仕事頑張ってるなぁみたいな気持ちから始まった。っていうかこんなに彼の事気になるなんてこれって推し？今まで俳優なんて推したことないのに？マジ？みたいなとまどいからあっという間に認めざるを得なくなった（笑）

しかし今まで別の畑にいたものだから、若手俳優を好きになったところでどう応援していいのかわからないという。だけどあっという間に理解した。音楽畑ではCD等で音楽だけを楽しむこともできたし、ライブで直接楽しむこともできた。若手俳優の彼はどうだろう。舞台とかイベントとか都心で行われる催し以外では彼の活動を応援する方法がないな…？そう気が付いたら遠征するしかないじゃない。実は推しているバンドの方でも遠征はしていたので、ほとんど抵抗なく直接会いに行くことを決めた。いや、抵抗がなかったわけではないな。「若い男の子目当てに現場行くなんて、他のファンはみんな若い女の子だろうし恥っずかしいなどちくしょー！」とは思った。でもそれを理由に会いに行かないなんてありえなかった。だって、いわゆる茶の間ってやつをしていても彼には一銭も入らないし、運営側が人気があるかどうかの指標をはかる中にも入れないじゃない。直接行ってアンケートを書く、グッズを買う、応援しているよって言う以外にないんだもの。私自身もツイッター見てるだけで満足できるタイプではなかったしね。好きなものは直接生で楽しみたいタイプ。だから可能な限り遠征して彼の仕事を直接応援しようと思った。
初めて遠征したのは舞台だったようだ。イベントが先だと思っていた。記憶があいまい。そうだっけ？（笑）今度ちゃんと調べるわ。
本当はそのひとつ前の舞台が主演で、行きたかったのに行けなかった、いや行こうと思えば行けたのに行かなかった悔やまれる公演があったな。年度末だったんだよね…。業務上年度末と年度初めはちょっと休める空気じゃないっつーか。だけど今思えば全然休めたよ。

主演ではない舞台だったけど、主要キャラで出演する彼を初めてみることに。舞台自体もそれほど観たことがなかったからとにかくドキドキしていた。
初めて会った彼はとにかく映像で見るより写真で見るよりもキラキラしててかっこよくてまぶしかった。なんだか新しい道が開けちゃったかもしれないと思った。そこから、彼の動向をチェックし、出演舞台があれば行くようになったし、ファンクラブにも加入した。思い出していたら懐かしくなってきたなあ。そんなに昔の事でもないのに。初めて行ったイベントいつだっけなぁと調べたら2年前だった。うそじゃん？4,5年は経ってるつもりでいたわ。気になる存在になってからしっかりと推すまでの期間が結構あったのかもしれない。もしくは私の記憶がアレです。。うーん。たぶん彼と初めて会ったのイベントだと思うんだけどなぁ。まぁいずれにしても彼と初めて会った時の感動に相違なしよ。

今彼はどうしているんでしょう？ツイッターの更新もまばらで。まー仕事なさそうなんでつぶやくネタもないんだろうけどさ…。なんだかさみしいわ。また彼のお仕事する姿を直接拝める日を心待ちにしてるよ。お仕事できるようになるといいね。いい仕事勝ち取ってください。事務所がちょっとアレだなぁと思うことがあるんだけど。来年こそまた楽しく推し活できるといいよなー。