見出し画像

カンボジアの輝く星🇰🇭【スーパースターを目指すカンボジアの若者たち】第33話


🇰🇭🐕クジラより

2023年、春。

カンボジアでは、シーゲーム=東南アジアのオリンピックが開催されました。

首都プノンペンには大きなスタジアムが建設され、
たくさんのカンボジアの人々がオープニングセレモニーを観にやってきました。

広いスタジアム
たくさんの観客が見守るど真ん中へ
堂々と歩いて行くカンボジアの若きアーティストたち。

その中にオーラと共に佇むのは、カンボジアのヒップホップの帝王
ヴァンダ


クールなハスキーボイスで他の女性シンガーとは一線を画すバラメイ・プロダクションの歌姫
ソフィア

伝統楽器からギターまで、天才的な楽器の使い手
ワンタン

そして、ポラリックスノリリンです。


シーゲームのテーマソングを、会場で歌います。

シーゲームのテーマソング”LEGACY”↑


こんにちは、クジラです。
私はもう8歳、日本暮らしも3年目に入りました。

サソリ姉さんが言っていたとおり、日本の暮らしも良い感じです。

体調を崩すこともなく、私はとても元気に過ごしています。

私は、カンボジアに居た時みたいに自由にブラブラ外をうろついたり出来ないけど、「散歩」に連れて行ってもらえます。

小さな子どもが「ワンワン、かわいい」なんて言ってくれたり、
お年寄りが「こんな犬らしい犬は久しぶりに見た」と言って、私を褒めてくれます。
照れちゃうわ。

初めて「冬」というのも経験したけど、私の身体には温かい毛がちゃんと生えて、
「暖房」や「毛布」が暖かくて気持ちよくて、
最高です。

でもやっぱり、「夏」がカンボジアの気候に似ていて、調子でちゃう。

日本では、暑い日中に犬を「散歩」に連れ出すのは常識外れみたいで(日本で生まれ育った犬は、暑過ぎると具合悪くなったり、地面で火傷してしまうの)、私は朝と夕方に「散歩」に連れて行ってもらっています。

私が年じゅう暑いカンボジアから来たことは、外見からじゃわからないものね。

でも、こっそり日中に「庭」に出してもらって、暑い太陽の日差しで身体を除菌しています。

心配だったご飯のことだけれど、日本では犬へのご飯に対する意識が高くて、残飯は身体に悪いってことになっているみたい。

それに、日本で生まれ育った犬は、食事に気をつけないと病気になりやすいんだって。

カンボジアの犬たちは、残飯食べて、拾い食いして、それでも長生きするけれど、それぞれの犬が育つ環境によって体質が違うんだなーと、学びました。

ただ私は、頑丈なカンボジアの犬の体だってこと、ずっと残飯とドッグフードの両方を食べて生きてきたってことをケンやレナの家族は理解してくれて、

私はカンボジアにいた時と同じように、残飯とドッグフードの両方を食べさせてもらっています。

違う文化を理解してくれて、ありがとう。

お陰様で、獣医さんお墨付きの健康ボディを維持しているわ。

私を日本まで連れて帰ってきたケンとレナは、コロナが落ち着いた2023年の春に、久しぶりにサソリ姉さんがいる街・シェムリアップを訪れました。

私が一緒に過ごしたカンボジア人の兄さん・姉さんたちが、今、どんな風に生活しているか?

私が、ケンとレナから聞いた話を紹介しますね。


中央にいるのがヴァンダさん。
その両脇にいるのが、カンボジアの私の家族
リン兄さんとノリ兄さんです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?