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ポラリス保健室だより 9月 その2

生活は整ってきましたか?

9月も半ばを過ぎ、後半に入ってきました。
どうでしょうか?
生活は整ってきましたか?
「だいぶ慣れてきた」という方は、良かったです!
「まだかなあ~」という方
意識的に朝、身体を起こしてみましょう。

「そんなことができたら、もうとっくに慣れてるし・・・」
という声が聞こえてきそうです。
そうだよね~
わからなくもないですが、ここでは生活の整え方のコツをお伝えすべく
あえて言いますね。
「意識的に朝、身体を起こしてみましょう」

意識的に身体を動かす

意識的に・・・という部分が大事です。
横たわっている身体を起こすとき(立ち上がるまで)
どうやって身体を動かしていますか?

私は、まず
天井を向いて腕や足を伸ばして、「う~ん」と声を出して伸びをします。
それから、身体を横に向けて、腕で身体を支えながら上半身を起こします。
次に、四つん這いになって、立ち上がります。
こんな風に、自分で自分の身体に指令をなしながら
身体を動かしてみましょう。

自律神経は、自律と名がつくだけあって意識的な努力を必要とせず
自動的に働くという特徴があります。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分けられ
その中枢は「脳」にあります。

自分で自分の身体に指令を出すというのは、
「考えて」「動かす」という作業です。
つまり、「脳」のスイッチを入れるということです。

もちろん、眠っている間も「脳」は働いていますし
「身体」も動いています。
しかし、それは「副交感神経」の方がたくさん働いている状態です。
目が覚めてからは「交感神経」の方をたくさん働かせる必要があります。

自動的に働く神経ですから、自律神経そのものを意識的に働かせることは
とても難しいです。
私たちが意識的に行えることは、
「考えること」「身体を動かすこと」です。

特に「考えること」は脳の活動なので
中枢を担っている「脳」に直接アプローチすることができます。
「脳」も臓器なので、働くためにはエネルギー源が必要です。
それを運ぶのが「血液」です。
「脳」に血液を運ぶためには、「身体」を動かして血液を循環させる必要があります。
だから、「身体を動かす」必要があるのです。

思春期や更年期に多い自律神経の乱れ

実は、思春期や更年期に自律神経が乱れやすくなることがわかっています。
ですから、10代のみなさんは長期休み明けやちょっとした環境の変化で
「なんとなく身体が重い」「調子が悪い」など自律神経が乱れているサインが起こりやすいのです。

思春期は、身体が急激に成長する時期です。
この成長には、ホルモンという物質が影響しているのですが
ホルモンを作る指令を出すのも「脳」なのです。
身体は急激な成長に対応するために、たくさんのホルモンをどんどん作るよう指令を出します。
アクセル全開っていうイメージです。
本来「交感神経」と「副交感神経」がバランスを取りながら働いて
「ちょうどよく」や「いい感じ」を作るのですが
ホルモンを作る指令をアクセル全開で出しているので
「交感神経」と「副交感神経」のバランスをとること自体が難しくなってしまうのです。








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