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3キロ圏内で暮らしはたらくのもわるくない~コワーキングスペーススタッフSの日記①


Polarisが東京都調布市で運営しているコワーキングスペース「co-ba CHOFU(コーバ チョウフ)」で、コミュニティマネージャーとして働いて、気づけばもう3年以上経つ。自転車で楽々通える生活圏内で身体的にもラクだし、人とコミュニケーションを取るのが大好きなのもあり、今まで一度も「辞めたいな」と思ったことがない。

今までを振り返ってみると、「都心に働きにいく方がカッコイイ(今思えば、幻想だったけれど…)けど、本当は満員電車がつらい」とか、「体調不良は見ないふり」とか、「給料もらってるし、仕事あるだけありがたいから、仕事自体が面白くなくても淡々とこなそう」みたいな、”うすーいガマン”が張り付いた状態で働いているのが当たり前だった気がする。

でも、結婚・出産などでライフステージが変わって、歳を重ねて、Polarisに出会って、世の中の「あたりまえ」を疑ったり、職種よりも「理想のはたらき方」で仕事を探すようになって、行きついたのが、co-ba CHOFUでのコミュニティマネージャーという仕事だった。

自分が暮らす地域で、暮らし、はたらく。

20代の自分には、この魅力に気づけなかったと思う。休日になれば、いそいそと都心に出て、話題のお店を巡ったり、おいしいものを食べに行ったりと、地元で過ごすことはほとんどなかったなあ。今じゃ、何度も行きたくなる調布近辺のお店をいくつも知っているし、co-baの会員さんやスタッフから新しい情報をゲットできるから、地元で十分エンジョイしている。

コミュニティマネージャーの仕事が性に合っている、というのは大前提にあるけれど、「じゃあ、勤務先が電車通勤必須の都内のコワーキングスペースだったら、こんなに毎日ハッピーかい?」と考えると、やっぱりこの距離感は重要だなと思う。

周りの人を見てみると、近所のスーパーや病院など、家の近くで働く人が実は多い。

じゃあ、Polarisかそれ以外(ローランドっぽいな)で何が違うのだろう?

それは、やっぱり「はたらき方」が違うっていうことに尽きる。

はたらく場所でもなく、仕事内容でもなく、「はたらき方」が違う。

私の場合は、現地でのスタッフ業務以外にも、契約関連やシフト管理、運営全般にまつわることなどの事務仕事も業務委託契約の中に含まれてるので、在宅でできる仕事は、基本自分の好きなタイミングで仕事をしている。

しかも、Polarisでは、「お互い、暮らしも大切にしようね」っていう約束みたいのがスタッフ間にあって、家族のことや、体調のこと、自分の興味関心のことも、仕事と同じくらい大事にしたい人たちの集まりだから、業務時間はそれぞれに任されてて、それぞれがよきタイミングで働いている。

だから、一日のうちで「業務時間」と「プライベート時間」がビシっと二つに分かれているというよりは、両方がその日のスケジュールによって細切れに織り込まれているミルフィーユ状態。

主に家中心に繰り広げられる「プライベート時間」と「業務時間」を行ったり来たりするのに、やっぱりその2つの距離が近いことに越したことはない。

現地でスタッフ業務をしてた今日だって、仕事終わって20分後には、洗濯物をいったん取り込んでから、自宅そばのお気に入りのカフェで事務仕事してたもんな。

これが、「オンとオフの切り替えができなくてしんどい」となるか、「家や暮らしのことも、仕事も、両方いい塩梅で進められて、よき」となるかは、きっと人それぞれだよな。どっちがいいとかは、ない。

でも、わたしには、地域で暮らし、はたらくこのスタイルがやっぱり合っているみたいだ。


#暮らす #はたらく #仕事 #地域 #個人事業主 #調布

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