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心を曇らせる人を、私の中の“一等席”に座らせないために #078

最近、私の心を曇らせる人がいる。

誰の目にもわかるような形で、大きな危害を加えられたというわけではない(そうなったら、逆に然るべき対応を取りやすいけれど……)。

ただ、透明な水槽に黒いインクを垂らすと濁るように、確実に心を曇らせる存在

たとえばスーパーで買い物をしていても、同じような背格好の人を見ると、心も体も委縮する。出くわさないようにと、自然に細心の注意を払ってしまう。妙に疲れる。

日常生活の中でも、ふとしたときにその人のことを考えることがある。マイナスな気持ちになって、心がなかなか休まらない。頭の中を消しゴムで消せたらいいのにな、なんて本気で思うこともある。

あー、完全に思考がネガティブに振れている。いかん、いかん。

そう思ったときに、心をポジティブにリセットしてくれるものを見つけた。

それが、朝のウォーキングと、数日おきの筋トレ。前回書いた100日チャレンジである。

1日1運動を100日続けることが、今の目標。

私の場合、社会人になってから運動しても三日坊主で終わることが、ままあった。いや、三日も続いたかな? それすらちょっとあやしいくらいの生臭坊主である。

そんな私が今、100日チャレンジ開始とともに、毎日何かしら運動に取り組めている。

特に驚きなのは、ウォーキング。これは、“ほぼ”毎日続けている(天気が悪いときなどはスキップして、筋トレに変更)。

自然と朝5時すぎくらいに目が覚めて、体重測定して、白湯を飲んで、ラジオ体操して、着替えて、レッツゴー。

といっても、2キロくらいの道のりをマイペースに歩く。ただそれだけ。

やり始めてまだ10日くらいだけれど(超新参者)、ウォーキングをした日は調子がいい。

まず1日を通して、体がポカポカあったかい。長年冷え性と闘ってきた私が信じられない変化

あと、思考がポジティブにリセットされる。心を曇らせる人が出てこない。出てきたとしても、自分ができる範囲内での具体的で最善な対応策を、勝手に頭が考え始める。なにこれ、すごい効果。

他にもウォーキングの恩恵はいろいろあるけれど、またそれは今後も継続できたならば、ぜひ書きたい。なんせ超新参者の生臭坊主なので、偉そうなことはまだ何も書けない。

ただ、そんな話を定期的にオンラインでつながる気の置けない友人に話してみた。そうすると、彼女は、

「そういえば、はるさんの新刊エッセイで、『心の1等席に嫌なことや人を座らせない』というお話が載っていましたよー」

と教えてくれた。

なんと!そういや、予約注文したけど、まだ手元に届いてない!と思ったら、彼女と話した翌日に届いた。該当のページを早速読んでみる。

心の1等席という場所がある。折に触れてつい思い出し、ふとした時に存在を感じる、“あの席”である。その席にはできるだけ、自分にとって良い人や良い思い出に座ってもらいたい。わかってはいるが、生きている限り、自分にとって良いことや良い人ばかりに出会えるわけではない。嫌なことや人にからまってしまった時、心の1等席にその嫌なことや人が、どーんと座ってしまうことがある。

尾石晴 著『からまる毎日のほぐし方』扶桑社 P159

そうそう!と出だしから、思わず共感の嵐
そのページには、嫌な人を心の1等席に座らせないために、心の距離の取り方について具体的に書いてくださっていた。

昔、吉本ばななさんの作品の中にも、同じように人との距離感についてのお話が書かれていて、その一節も思い出した。

心の距離、とても大事だなぁと改めて思った。

ただ、理由があって、心を曇らせる人と私は、その心の距離を取るための方法が、現在限られている。本当は存在を感じないくらい物理的にも距離を取りたいが、現状かなり難しい。

とりあえず、出来うる対応策として、まず自分の身体を動かし、心を動かして、ポジティブにリセットしていくしかない。

それが、心を曇らせる人を、私の中の“一等席”に座らせないために、今の最適解だから。

もしもあなたの周りに心を曇らせる人がいて、しんどい思いをしている方がいらっしゃったら、騙されたと思って少し身体を動かすといいかもしれません。

と、超新参者の生臭坊主なので、まだ小声でしか言えませんが(_ _)

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