発達障害の長男の【特別児童扶養手当】が通ったことについて、なぜ通ったのかを考察してみました

こんにちは、落ち着いては修羅場をまだまだ繰り返しているシングルおにばば家庭です。

末の娘の検査入院を経て、私が落ち込んで埋もれてしまい💦こんなに寝込んで動けなくなったのは初めて~というくらい寝込み、そして引きこもりました。

仕事は、昨年末の長男の不安定状態で作業時間がとれず、からの娘の検査入院で見通しが立たなかったので、泣く泣くボリューム軽めの案件を貰えるよう調整していただいたこともあり、昨年前半までのようにガツガツ稼げなくなってしまい、、それもあって家計が火の車に足を突っ込み始めています。

長男次男ともに不登校が当たり前の生活になってしまっていて、新学期からどう動くべきかも悩みつつ、自分の仕事の仕方も考えねばならず、【特別児童扶養手当】の申請が通っていたことは、家計にとってかなりの救い状態で、本来考えていた使い道から遠のいてしまいそうです。😂

発達障害児を抱えるご家庭では、我が家のように働きたくても収入を増やせるほどの時間が取れないご家庭も多いのではないかと思っているのですが、私の知り合いに、同じような状況でも申請にすら辿り着けないご家庭があることを知って、我が家がなぜ申請が通ったのか少し調べてみることにしました。


ポイント1 所得制限が設定されているが、共働きでも私が自営業で障害者だった

所得制限について、ザっくりな解釈で申し訳ないのですが、厚生労働省のHPの【特別児童扶養手当について】に表がのっていたので以下貼り付けますが、額は変動するものなようなので、気を付けてください。
(※正しくはご自身の住んでいる県のHPで最新の額を見るように。)

おにばば一家は、まだ離婚が成立していないので『夫』の収入も計算に入るため、申請の際に夫の前年度分の課税証明書の提出が必要になりました。


https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/jidou/huyou.html


参考として収入の目安の額が載っているので分かりやすいと思います。

おにばば一家についてですが、別居前から私は夫の扶養には入っておらずなので、扶養親族等の数は子供のみ3人となるのですが、

収入額の目安:約900万

私が自営業になるのと、私自身が障害者であることから、一般的な共働き家庭よりは収入額に対して所得額は抑えられてはいると思います。

ただ、生活していた感覚でいうと、子供3人いてこの収入だと、結構節約しているか、もともと住宅にかける資金をある程度確保している✨など、生活費と別枠がしっかりしていない限り、東京郊外で暮らしていても厳しめだったと感じています。

ましてや、ぱっと見分からぬ発達障害児でも、公共の場でのパニック状態や、不登校などの事情が重なると、夫婦どちらかに育児の負荷がかかることは何となく想像できると思いますが、お金で時間を買うくらいのことが出来ないと、子育て上手で料理上手、強靭な肉体と精神を維持できる親(笑)でないと、自力で立派に育てねばならぬというプレッシャーで逃げ場無く、死ぬと思います💦

賛否あるとは思いますが、私の現状での感覚です。

ポイント2 居住する県によって申請却下率がかなり違うため、引っ越し先が埼玉県というのが幸運となった

障害年金なども、申請する県によって却下率が違うことが話題になったことがありますが、特別児童扶養手当についても、居住する地域によって申請却下率が異なるようなのです。

『横浜市が2022年9月14日に公開した「特別児童扶養手当の認定状況について」…』というネットの記事(https://news.yahoo.co.jp/articles/ab159dc2f97c2c4ecba9fc931132df55534d9d5e?page=2)を発見したので、そこから横浜市の『特別児童扶養手当の認定状況について』(以下画像貼り付けURL)を辿り、却下率をまとめたPDFの記載箇所から更に厚生労働省の統計『福祉報告例(令和2年度)』までは辿りついたものの💦そこにあったExcelを開いて断念し、横浜市の資料の貼付けが手っ取り早く、すいません。


https://www.city.yokohama.lg.jp/shikai/kiroku/katsudo/r4/JohninKokyoR04.files/J-KK-20220914-kd-35.pdf

詳しく正確に知りたい方は、自力で辿ってみてください😭

と、いうわけで、おにばば一家が住んでいる『埼玉県』ですが、却下率が2.10%と他と比べてとても低かったんです。

申請するにあたり、市役所で細かく聞かれ、そこでまずはじかれているという話も聞きますが、申請の書類をかかりつけ医にお願いするだけでもお金がかかるので、後から知りましたが…埼玉に住んでいて良かった状態です。

おにばば一家は別の市ですが、この表にある『さいたま市』の 0.44%!住んでいなくとも、さいたま市の各区役所に詳細を聞きに行きたくなりました。

ポイント3 申請した長男の年齢が10歳であり、発達障害の診断からある程度の期間を経ていた

これに関しては、私の個人的な考えなのですが。

発達障害に関しては、小学校の就学前から小学校3年生まで(※埼玉県では対象がそのようになっていました)、診断の有無にかかわらず、専門職による個別の療育を受けられます。

療育に関しては、始める年齢が早ければ早いほど良いのだそうです。

我が家の長男は、当時、混雑が物凄いことになっていた療育センターには通いませんでしたが、子育てで苦しみ始めた時期に、社会福祉協議会の児童心理士の先生と繋がることができていたので、幼稚園児の頃から、定期的にその先生に相談しながら、私自身も子供への対応の仕方を学びつつ、長男の困りごとをほぐす為の試行錯誤を一緒にしていました。

結果的に、療育に行くべきだったのかもしれませんが、長男の癇癪が年子の次男に向いてしまっていた時期で、目を離した一瞬で修羅場な日々。

私への子育てサポートの一環として、支援員さんと児童心理士の先生の2人態勢で、癇癪の強い長男とやられっぱなしの次男の間を遊びながら取り持ってくれると言えばいいのか、私1人だと私の取り合いや嫉妬になってしまうところ、大人2人対子供2人なので、兄弟どちらも寂しい状況にならないという。

また、療育と違い、予定にあわせて兄弟を連れて行くのではなく、定期的に訪問してくださったことが、何より救いとなった時期でもありました。

その後、小学生になり、コロナ禍後に集団での学校生活が始まったことで長男の状態が悪化…「発達検査を受けてみたほうが良いのかもしれない」という話になり、それでも予約してから3か月後の検査、そして検査結果は驚くほどの凸凹、でっこぼこ💦

何が言いたいのかというと、療育では無かったというのがポイント。

通級指導教室に通っていて思うのが、その道の専門である人の一貫した対応は、後からじわじわと効いてきます。

小学校4年生の2学期から通級指導教室に通い始めて、それなりの成長を見せ続けてくれる長男、幼児期から療育に通えていたら、今頃不登校ではあったとしても、癇癪を拗らせてパニック状態に陥り、家族に暴力を振るったり自傷するようなことは、もっと早い段階で克服出来ていたのかもしれないのです。

そのため、幼児期での申請については、長男のような高学年に近い年齢での申請よりも不確定要素があるとされ、線引きがあるのではないかと私は考えています。


ポイント4 かかりつけ医の発達障害に対する理解度がとても高かった

実は、特別児童扶養手当について、医師に申請したいと話すだけでも嫌な顔をされると聞いたことがあります。
その為、私の場合、先に市役所の障害福祉課に相談をしに行きました。

医師から特別児童扶養手当の話をされて申請をする人、療育センターなどの支援機関から特別児童扶養手当の話をされて申請をする人など、基本的に自ら前のめりに申請する人がいないのでは?と感じるほど、『特別児童扶養手当』というキーワードを発すると、「どこかで勧められましたか?」と聞かれます。

市役所の障害福祉課には、私自身の障害者関係の申請手続きに始まり、長男の癇癪や不登校、私自身のあちこちの機関への連携や説明、対処の限界を感じた時に、相談というよりは、もはや泣き付く勢いだったり、常に助けていただいていたこともあり、特別児童扶養手当の申請について、かかりつけ医が申請書を書いてくれたら申請してみましょうと、県指定の申請用紙を出してくださりました。

案の定、何でも話せるかかりつけ医にも、「なかなか通らないんだよねー…」と半笑いで言われましたが、市役所が申請用紙を持たせてくれたことで、「役所が用紙をくれたなら通るかも?」に反応が変わり、なるほどー💦と思った記憶があります。

市役所での対応で却下率が変わるわけではないとは思いますが、市役所での対応によって、かかりつけ医の先生の申請書へのやる気が変わるのかなとは考えました😅

私と長男が通う病院の先生は、【障害者の自立】を意識して色んな提案をしてくださるため、私の診断が下った際も、まず仕事をすることを勧め、長男が不登校になった時には、学校に行けないならどこか別のコミュニティに入ったほうが良いと。

人との関りから、苦手な人との付き合い方を学んで身に付ける必要がある。

という考えのもと、私に対しては、育児で発達障害の困りごとが二次障害の鬱に繋がってしまっていたこともあったので、社会に出ることを促されました。

それだけではないとは思いますが、自分で収入を得ることが自立に繋がり、そのおかげで今のおにばば一家がなんとか回っているのは間違いないわけで。

やはり話が逸れましたが💦

かかりつけ医が発達障害について、どういった考えを持ち、どのような困難が想定できるか、そういった発達障害者の現状を上手くくみ取って申請書類にアウトプット出来るかどうか?が、申請が通るか通らないかに影響するのではないかと私は考えています。

そのような考えが下地にあるので、埼玉県に引っ越したものの、かかりつけ医を安易に変えることが出来ず…通院で多少苦労していますが😵



まだ、アイデアは無いものの、いつか、発達障害でしんどい思いをしている人や、発達障害の子供を育てながら頑張る人の支えになれるような起業をしたいので、その資金にしたいと思います! まずは、沢山の人に助けられ、支えられた分、恩返しできるような人間になるために、コツコツと。