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誰しも闇の部分を持っている


昔、仕事関係の人達とカラオケに行った。

私が歌った曲に対して「闇が深いですね(笑)」と言うお言葉を頂いた。

欅坂46の「不協和音」や「ガラスを割れ!」、サザンオールスターズの「闘う戦士たちへ愛を込めて」を歌ったからなのか。これが歌いたかったから歌っただけなのに。歌に自分の感情を込めすぎたのかしら。「ストレスが溜まってるんだなぁ…」と言う目で見られた。そりゃ、ストレス解消で来たんだから、好きな歌うたいますよ?

理不尽だったり、強い力(権力?)に抗いながら自分を貫く様な歌詞に共感を覚えるし、サラリーマン生活の世知辛さなんてどれだけ経験しているか。
…たしかに、ストレス溜まっていますよ。牙を隠しながらドス黒い感情に飲まれそうになりながら仕事やってるんだ。部署内に公私混同している人達とかサボろうとする人居たし。頑張っている自分が馬鹿を見ているみたいだったから、尚更。

私だけじゃなくて、内面の闇の部分なんて誰しもが持っているものだと思う。ストレスを溜め込んでいたり、人間不信になったり、表面上だけ明るく振る舞っていたり…。私は隠すのが上手くないだけだけど、表面に出さないだけだと思う。そういう人の方が怖い。普段ニコニコして上手く隠している人達の方が闇が深い気がする。

社会で生きていこうとすると、どうしても人間関係があって思い通りに行かない事の方が多い。誰しも「この野郎!」「ウザい」と思う事は誰しもあるはず。理性で抑え込んでいるだけで、どれだけの闇を抱えているのか?上手く隠している人程、私はそういう目で見てしまう。ニコニコしているけど、目が笑っていない人もいた。

親しさ具合で自分の闇を小出しにしている。カラオケは、まだ笑えるレベルだ。もっともっと笑えないレベルの事は腹の底にしまっている。闇に飲まれている時は、出来るだけ一人で居る様にしている。何もかもが上手く行っていそうな光を見ると、益々自分が惨めに感じるから。孤独には自浄作用がある。自分の中から闇が消える事は無いので上手く付き合って行くしかない。



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