笛吹 花

気分は30%

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酔っぱらいが

先週の金曜日。 推したちのグループが2日間のリレー配信を始めた。 個人枠・ユニット枠・全員集合の公式枠と2日間、度の時間に開いても誰かしらの配信が見られる天国のような企画だ。 もちろんぼくも参戦し、無事2日とも寝ずに完走した。 1日目、夕方から始まってそれから48時間。 折り返し初の推しの個人枠はぐでんぐでんに酔った状態で始まった。 「枠取りましたーいどうしてくださーーい。2人は追い出しましたー。」 間延びした声で話す彼にその前のユニット枠で盛大に酔って人の家のトイレ

    • ど陰キャだった推しがアイドルになった話

      推しがただのど陰キャからアイドルになった話。 「初見さんいらっしゃいゆっくりしてってね!」 多分4年くらい前。これが初めて推しからかけられた言葉。 この頃は実家のお部屋から毎日配信をしてリスナーと喧嘩したり好きなゲームの話をしたり、とにかく1人で何百人の閲覧者を相手にするくそ生意気なガキだった。 「僕は人前に出たくないからこうやってんの!顔なんか出さないよ。」 人前には出たくないけど1人前に承認欲求はあるから困る。ってこの人はよく言うことがある。この頃もそうだった。

      • 無題

        今日ぼくは好きな人に会いに行く。 いつもちゃんと見ててくれて、文面や声から少しの変化も読み取って「今日何したの?元気?」って声掛けてくれて。 ぼくが悲しい気持ちでいてもその人の笑い声や怒ってる声で全部吹っ飛ぶくらいの力を持ってて。 歌が上手くて笑顔が可愛くて。 一応アイドルなのにそんなの忘れるくらいファンに近くて。 自分はできないことの方が多いからその分努力で補わなきゃってぶっ倒れるまでダンスレッスンをして、歌もここ2年で驚くほど成長してて、メンバーからも人一倍頑張ってるって

        • 怪我

          両足を怪我した。 階段をワンブロック分落ちてコンクリートに思い切りうちつけたら血だらけになって捻挫した。 死んじゃえ!って思って酒を飲んで薬を飲んで吐き気と戦いながら起き上がってお昼ご飯を食べないと仕事に行ってぶっ倒れると思ったからコンビニに行こうとしたらそうなった。 痛いとかじゃなくてほんとにこのまま死ねばよかったのにが勝った。 家は3階なんだが1番下の階段を踏み外したのでまた家まで上がって怪我をなんとかしなきゃ行けなくなった。立てないし歩けないしどうしようかと思った

        酔っぱらいが

          ぼくをころさないために

          ぼくを殺さないために、お願いがあります。 誰にとかじゃなくて。お前らに。 ぼくが生きてて何の害もないよって人は ぼくの言葉をスルーして欲しい。 共感が欲しいんじゃなくてぼくの証明が欲しいんだよ。 Twitterしかりその他しかり ぼくはぼくにしかなれないんだなって解りたいから だからあえて何も言わないで欲しい。 好きも嫌いもいらない。 好かれるのは悪い気はそりゃしないけど 好かれすぎると疲れちゃうから好かれすぎるのは1人でいい。1人だけにめっちゃ刺さってればいい。 軽

          ぼくをころさないために

          死にたいって言ったって そんなのただの虚言じゃんて。 言われたらそうだけど死にたいのはほんとだよ。 あの人がいないから。 あいつがいるから。 なんにもしたくないから。 なんかしなきゃ に追いかけられるから。 起きて、着替えて、歯磨いて、薬飲んで、仕事行って、薬飲んで、帰ってお風呂はいってご飯食べて、歯磨いて、YouTube見て、ゲームやって、ギター弾いて、通話して、Twitterして、歌って、寝れないからまた薬飲んで、朝方に眠りについて、またすぐ起きる。 これしかやって

          少女は続くよどこまでも

          長い髪とスカートがくるん ロックンロールのお勉強 長い髪とスカートがくるん 紺色リボン胸に提げて 夕方の踏切あの子はハミング 鼻歌交じりに異世界トリップ 綺麗な横顔撫でる風が こっちへおいでと誘ってる 長い髪とスカートがくるん 楽しい放課後傘の中 長い髪とスカートがくるん 線路沿い行く歩幅は狭い 諦めな、どうせあたしもあんたと同じ 一本道行く自殺志願者 諦めな、どうせあんたもあたしと同じ 帰り道なんか見てないじゃんか 明日ピンクの雨が降ったら、 明日机蹴飛ばせたら

          少女は続くよどこまでも

          異世界ガードレール

          結局行き着く先は曲がり角 くねっと湾曲ガードレールのその下に 滴るしずくが私を異世界へ連れていく 地べたに座って足を伸ばしかけたら おっさんが「まだ先もあるよ」と話す 放す意識 朦朧、やかましい程の耳鳴り。 うねる視界と歪む音 吐き気を催すくらい幸せな午後10時 明日もあるのに深く酔い詰めて ベースラインに合わせて体揺らす 気持ちの沈んだ日には曲がり角 くねっと湾曲ガードレールのその下に 滴るしずくが一粒異世界へのきっぷ きさらぎだかなんだか知らないけど どこの駅でも

          異世界ガードレール

          客寄せパンダ

          愛して愛して 僕の白黒泳ぐ目を 愛して愛して 僕の白黒ボーダーの腕を 愛して愛して 僕の白黒泳ぐ目を 愛して愛して 「愛して欲しいだけなのに」 天井の君は今日もロック 冷たいシャウト浴びせて 周り囲んだ奴らもロック 冷ややかな態度で奏でる もう、全部なくしてしまいそう もう、これで終わりにしましょう 愛して愛して 僕のキラキラ光る目を 愛して愛して 僕のズタズタボーダーの腕を 愛して愛して 僕のぐらぐら揺れるボリューム 愛して愛して 「僕の可愛い子供たち」 変幻自在に

          客寄せパンダ

          秘密と。

          「今日もお疲れ様です」「明日も応援しています」 「この曲が好きです」「ここのアレンジ最高です」 「いつもありがとう」「この間言ってたお菓子食べたよ」 「また来るね」「また会おうね」 「」 私とあなたの秘密のお手紙 「生存確認」「生きてます」 私とあなたの秘密のお手紙 「次いつ会おうか」「今すぐに」 私とあなたの秘密のお手紙 「「好きになってもいいですか」」 四角い便箋四角い封筒丸いシールで封をして 電波に乗っけて活字で届け ダイレクトにメッセージをどうぞ

          秘密と。

          鏡、林檎、鏡

          音楽じゃなくて物語を。 音楽じゃなくて物語を。 卒なくこなすあなただから きっと毎日おはようって。 ご機嫌麗しゅう喝采を。 ご機嫌麗しゅう喝采を。 卒なくこなすあなただから きっと毎日おやすみって。 愛ある生活しなきゃなんない 痛みと苦味と甘みと酸味 全部包んで捨ててしまえ 愛ある生活しなきゃなんない 痛みと苦味と、後なんだっけ 全部放して拾ってください 用法間違えた精神薬と 用量間違えた頭痛薬で 来週もきっと乗り切るからさ ゆくゆくきっとみんな幽霊 ふわりふわ

          鏡、林檎、鏡

          午前3時20分の花畑

          こちら花畑 ロマンスが沢山転がっている花畑 真空パックに花弁詰めて 押し花もどきを売っています。 こちら花畑 ロマンスが沢山転がっている花畑 あなたとあなたの恋占い 結果はいつも「わかんない」。 ピンク紫青白黄色 好きな色を選んでね きっとあたし、明日はあたし、 君だけの黄色い薔薇になるの 頭からぶっかけられた 熱い水に目がくらんで うるさいハエの餌食は嫌。 じゃんじゃか三拍子 泡泡浮かんでシャボン玉 映る野うさぎすぐ割って いま、いま、いますぐ割ってよ じゃんじゃ

          午前3時20分の花畑

          お前のネタのためにぼくとみんなの「大好き」を引っ張り出すな。 入ってくんな。誤解されるような事書くな。名誉毀損。 あの子じゃなくてお前が死ね。 僕の好きな人たちはお前の道具にされるために生きてんじゃない。 これはほかのネタにしてるやつらにも言えることだけど、 お前らのくだらない思考に僕達の宝物使うな。 1ミリたりとも触れてほしくない。 そんなことされるくらいならストレートに「きらい」「きもい」「クソ」って言ってくれればじゃあ聴くなよ。じゃあ見んなよ。でおわんのに。 わざ

          ドーナツおじさん

          最近噂のドーナツおじさん 彼が来るのは午後3時 最近噂のドーナツおじさん 彼が来るのは午後3時 待ちきれなくてきらきらシュガー カラフルチョコもいかがです? 甘い香り撒き散らしながら 彼が来るのは午後3時 ミスターもっと甘い幸せを 彼が来るのは午後3時 どん底女の子騙して 彼が来るのは午後3時 揚げたての幸せもうひとつ 一緒にレモネード かわいいかわいいドーナツおじさん 彼が来るのは午後3時 3時のおやつはドーナツおじさん 悲しい僕のトラウマも その穴通して覗いて見た

          ドーナツおじさん

          煌めく海へ!シャイニンオン!!

          200日。 ぼくが推しに付きまとってる日数。 推しがぼくを好いてくれてぼくのでいてくれてる日数。 そもそも推しと付き合ってる事がもう凄いのにもうすぐ1年なの笑う。 周りからは色々言われています。とても。 どうせすぐ別れると言われています。 そんな奴らに声を大にして言いたい。 別れたら笑ってくれ!!!!← 別れたらネタにしてくれ。 あいつブスと付き合って1年経たずに別れたらしいで。 てかよくあんなブスいったな。 よかった私の推しがあんなブスと長続きしなくて。 てかあの

          煌めく海へ!シャイニンオン!!

          でんしゃでんしゃ( ᐢ. ̫ .ᐢ )

          大嫌いな夏を電車に乗せて 鈴虫鳴く夕方へ。 大嫌いなはずなのに 君のうたは好きだから 「夏が嫌いな君は」 「溶かしてアイスにしよっかな」 夕暮れとか、海とか、砂浜とか。 塩水の集まりなのにみんなお洒落して海に行く。 今年の夏は頑張って海まで歩こうかなとか 花火大会に行ってみようかなとか 砂浜にお絵描きしてみるの 君の描く女の子。 「あたし、女の子にはなれなかった」 「なれないまんま死んじゃった」 17才の夏は、線路にこぼして帰ろーね。 17才の夏は、明日なんか

          でんしゃでんしゃ( ᐢ. ̫ .ᐢ )