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【#カメラのこと】自分らしい撮影スタイル模索中 | 第4回Fujifilm X-PRO3編

3月上旬の話になるのですが、実は、カメラを購入しました。
これまで、以前にも、記事で紹介したことありましたが、富士フイルムのX-T1を愛機として使用して参りました。

X-T1、私の使い方であれば、今でも十分ではあるのですが、この度、同じく、富士フイルムのX-PRO3という機種を購入しました。ちょうど、3月上旬、富士フイルムといえば、X-E4が発売ということで、盛り上がっていたのですが、では、最新機種ではなく、フランスでは、2019年11月末発売のこのカメラをなぜ、今購入したのか。。。その辺りも踏まえ、今回は、久しぶりにカメラの話題で盛り上がりたいと思います。

X-PRO3 公式動画 | ©️FUJIFILM X Series

私の求めていた撮影スタイルに合致していたこと

X-T1の頃もそうですが、その前のキャノン時代の後期から、AFを使用して、写真を撮影することがほとんど、なかったのが、まず、大きいです。ピント合わせもMFのみで、どちらかというと、

フィルム時代のカメラのような撮影スタイルを時代に逆行するかのように、追い求めていた。。。

ように思います。とにかく、

ファインダーを覗いて、撮影することのみに集中したかったんです。。。

そのため、最近のカメラ業界で叫ばれている

AF性能の高速化、手ブレ機構、背面液晶の視認性、高解像度。。。

そういうのは、正直、私にとっては、どうでもよかったんです。デジタルカメラであれば、背面液晶で、即座に撮影した画像を確認して。。。とか撮影中は、今まで、一切していなかったというか。。。とりあえず、撮るだけ集中して撮って、カフェへ移動して、そこで、初めて、撮った画像をじっくり確認して、一人反省会。。。みたいな状態で、当時から、写真と向き合っていたように思います。

撮影してもすぐ、背面液晶で確認しない。。。

フィルム時代からの癖がデジタルになっても、ちょっと、抜けなかったんでしょうね。。。

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X-PRO3 背面 往年のフィルムカメラを彷彿させるかのようなデザイン
実際の背面画像は、蓋を開けないと、画像確認ができないようになっている

また、詳細な画像チェックもMacに取り込んでからチェックすることが多かったです。そんなこともあって、

もっと、フィルムカメラの操作性寄りのカメラがあれば。。。

とここずっと、思っていたのと同時に、一方、心のどこかでは、

今時、時代に逆行したカメラが出ることは、あり得ないだろう。。。

と諦めていた節もあったんです。ですが、X-PRO3が発売された時、ついに、来た!!!と一瞬で、心が躍りました。それこそが、私が求めていたコンセプトとかなり、近いものだったんです。スチールに特化して、撮影に集中することを目的とし、更に、背面液晶が隠されている。。。

ただ、気がかりなこともありました。それは。。。

今までの同シリーズの機種より、物理カスタムボタンが、減ってしまったこと。。。

これにより、逆に今まで慣れていた操作が不便になるかも。。。という不安です。しかし、実際、購入して、カスタムを割り当ててみると、より、カスタム設定がより研ぎ澄まされたというか、自分にとって、撮影の際、何が本当に必要で、何がそうでもないのか。。。より吟味し、X-T1の頃よりも、より、無駄がない操作性というのが追求でき、案外、減ってしまったカスタムボタンでも、操作としては問題ないと言うことがわかり、私にとっては、新たな発見でした。

レンジファインダーライクで、EVF、OVFが使えること

そして、X-PRO3はじめ、X-PROシリーズ最大の特徴であるOVF、EVFの切り替えができるハイブリッドビューファインダー。。。これまで、X-T1を使用していた身としては、久しぶりの脚色されていないガラスの素通しのファインダーで見たままの世界をそのまま切り取れるOVFで撮影できるフィルム時代の、これこれ。。。と言う感覚と、レンジファインダー式のカメラをじっくり、使用するのは初めてだったので、画角を表示するブライトフレームの新鮮さとフレーム外の空気との一体感。。。OVFだと、写し出される完成画像を想像しながら、撮影する喜び。。。これが体験できるのは、やはり、X-PROシリーズならではの醍醐味ではないか?と思います。今まで以上、更にMFで撮影する楽しさ、完成形を想像しながら、時には、失敗も思わぬ味へつながるというワクワク感。。。もちろん、状況によっては、引き続き、EVFも使用することはあるので、両方使えるというのは、非常にありがたいことです。

好きなフイルムシミュレーションが追加され、X-T1の頃より搭載されていること

更に、X-T1の頃から比べると、富士フイルムのXシリーズの醍醐味であります。

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このようにフィルムシミュレーションのモードを変えるごとに、往年のフィルムの箱の蓋のデザインを感じさせてくれるギミックがまた、撮影するワクワク感を掻き立てさせてくれるのがうれしい心遣い

フィルムシミュレーションが増えている

ということ。。。これは、X-PRO3でなくても、問題ないのですが、以前から、アクロスというモノクロフィルムを再現したフィルムシミュレーションが気になっていて、X-T1の頃にはまだ、搭載されていなかったので、それが、加わったことは、私の中では大きく、現在、モノクロで撮影する場合は、アクロス+自分なりのカスタマイズを加えた設定で撮影しています。また、本来、シネマフィルムとしての用途なんでしょうけど、エテルナの色も結構気に入っています。特に今年のモクレンや桜の時期は今回、エテルナで撮影することが多かったように思います。

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フィルムシミュレーション アクロス で撮影

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フィルムシミュレーション エテルナ で撮影

X-PRO3購入して、満足しているのか

結果、購入して非常に満足しております。一般なカメラ好きの方とは、かなり、偏った嗜好なので、このカメラを購入されたい方、はっきり言って、万人受け、マルチに使えるカメラではないので、

人を選ぶカメラ。。。

だと思います。マルチを求めて、X-PRO3と同等レベルで。。。っていうのであれば、X-T4を購入されることをお勧めいたします。ただ、私のように懐古主義のカメラを求めている方なら、

ファインダー覗いて、シャッター切るのが楽しみになるカメラになるのではないか?

と思います。

最後に、今まで使っていたX-T1、現在はどうしているのか?というと、我が相方のカメラになっています。相方もこれまで、キャノンユーザーだったのですが、ずっと、私のカメラが気になっていて、使いたいと申し出てくれたので、これからも、私の目の届く場所で、X-T1も引き続き、見守っていくのと同時に、新たに迎え入れたX-PRO3、また、新しい相棒として、一緒にいろんな景色を見ていきたいです。。

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