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めぐ@詩のソムリエ
2021年12月1日 19:04
こんにちは。詩のソムリエです。今週の七十二候は「朔風葉を払う(きたかぜ このはをはらう)。福岡でも昨日から北風が吹いて、「冬だなぁ」と窓の外を見つめています。今日は、こんな詩をどうぞ。冬のある日 八木重吉くさがかれたんだからわたしのおもいだってすなおにかれたらいいひらがなで書かれたみじかい詩なので、するっと読めます。でも、なかなかにすごいことを言っている詩。この詩を
2021年10月26日 19:17
こんにちは、詩のソムリエです。急に寒くなりましたね!今週のはじまりは、七十二候「霜始めて降る」。さいきん急に寒くなりました。人肌恋しい季節、にぴったりのみじかい詩をひとつどうぞ。あなたの手は握りしめるとあたたくなる手だあなたの手はあたためるとひよこが生まれる手だ*****なんとも、あったかみのある、それでいてしんと静かな作品。この詩を作った矢沢宰(やざわ・おさむ)は 昭和
2021年10月18日 09:07
おはようございます。詩のソムリエです。急に寒くなりましたね!今週のはじまりは、七十二候「蟋蟀戸にあり」。この蟋蟀は「キリギリス」だけではなく、コオロギや鳴く虫の総称です。寒くなってくると暖かさをもとめて虫が玄関さきにいることを愛おしむ気持ちがあらわれています。虫の音を愛おしむ気持ちは紀元前からこの「蟋蟀戸にあり」という季節は紀元前からあるそう。『詩経』に「十月蟋蟀」ということばがあるほか
2021年10月11日 08:35
おはようございます。詩のソムリエです。(家のことや体調のことで更新が滞りました、ごめんなさい!)今週のはじまりは、「鴻雁来」。春に北へ帰って行った冬鳥が再び日本へやってくる頃です。故郷はひとつなのか?渡り鳥が群れで飛んでいるのを見あげると、「帰る」という動詞が思い浮かぶのはわたしだけでしょうか?鳥たちに、帰る場所について問いかけられているような気すらします。「望郷」は、万葉集や漢詩