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ロマン派

本屋さんで、松浦弥太郎の本を立ち読みして、暮らしが手帳、日常にちりばめられた戒律の数々、腕組みをしないとか、あれをしないとか、これをしましょうとか、爽やかにパッケージされたドグマの数々があたしの心の痛いところを全部全部一ミリの余白も残さず突き刺してきて、暮らしが暮らしでなくなり、日常が日常でなくなり、もう無理だ限界ですこれ以上頑張れませんって泣き叫んで、いちにのさんで飛び降りた、どこから、どこかから、そういう夢をいつだったか見たような、気がした。

あたしは乙女だから、暮らしについては、もっとずっと軽薄で、気まぐれで、ロマンチックで、ふわふわの真っ白なうさぎみたいなほうがいいな。

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