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1杯のラーメンに情熱を注いだ日

めったにラーメンは食べないのに、なぜだろう、突然ひらめいた「昼ごはんはラーメンにしよう」
家で作るラーメンは集中力がいる。濃縮スープを薄めるための湯が沸くタイミング、麺がゆであがるタイミング、具を炒めあげるタイミング、すべてのタイミングをそろえたい。しかも、半熟たまごは必須だからちょうどいいゆであがりのタイミング、さらにたまごの殻をむく時間も考慮すると難易度はあがる。

帰り道に具材と段取りを考え、家につくとすぐにしいたけをベランダで天日干し。30分くらいでも日光に当てるとビタミンDなどの栄養価がアップするから欠かせない作業。その間に具材の準備。麺にのせる具は、たっぷりの白菜、黒豚、ニンジン、しいたけを炒めたものに少しトロミをつけて。長ネギを細かく切ってたっぷり用意。

さて本番。時間との闘いだ。たまごをゆで始め、具材を炒め、スープ用の湯を沸かし、たまごをゆでている鍋に麺をいれ、ゆであがりの30秒前にたまごを引き上げ殻をむく。スープの湯が沸いた、さあ盛り付けだ。
スープに沸騰したての湯を注ぐ。横に用意しておいたざるで麺の湯切りをしてスープに投入。具材とゆでたまごをのせて完成。素晴らしいタイミング。ゆでたまごを割ってみると、オレンジ色に輝くとろりんとした黄身。やり遂げた。

アツアツのラーメンから立ち上る湯気。フーフー言いながら食べる渾身のラーメン。燃え尽きた後のこだわりのラーメンは最高においしかった。

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