人が定着しない職場で心がけたこと

以前、派遣社員として働いていた職場での最後出社日、挨拶回りをしている時に「いままで派遣で来た人の中で（勤めた期間）最長記録。よく頑張ったね」と言われたことがある。後日、その職場で仲良くなった人と食事をした時に聞いた話によると、1年の間に派遣社員が５人入れ替わったらしい。最短記録が2日、最長で３ヵ月。契約期間があるにもかかわらず満了せずに辞めていった人がほとんど。その理由はみんな同じ「家庭の都合」
嘘か本当かはわからないが、どうしても職場が合わなくて辞めたい場合には最も差し障りのない理由だと思う。

私が辞めた理由のトップ３は、
1位：ずっと立ち仕事で足腰を痛めた
2位：やりたい仕事がみつかった
3位：意地の悪い、きつい人が多かった

入社1ヵ月目であれば3位の理由が1位だった。確かに早く辞めたいとは思ったので、辞めていった人たちの気持ちはとてもわかる。2日で辞めたくなる気持ちもわかる。

逆にどうして私は歴代最長で勤められかというと、自分が仕事や回りの人に慣れれば状況はかわると思っていたから。
１ヵ月間は泣きそうなこともあった。
２ヵ月目にはいると、仕事には慣れてきたけど、意地悪、きついと感じることは依然として多かった。ただ、徐々にきついあたりが弱まっているようではあった。
３ヵ目：意地悪な人と雑談できるようになり、たまにきついことは言われても耐えられるようになった。

私のいままでの経験上、3ヵ月辛抱すれば状況は変わっていくと思っている。
その間にやることは、
＊早く仕事を覚える。
＊一つの仕事を確実に丁寧にこなし、ミスしないようにする。
＊きつくあたる人たちにも（無視されても）明るく挨拶をする。
＊意地悪だと思う人には「こういう強い個性の人なんだ、うまい言い方ができないだけなんだ」と思うように努める。

最終的に、この環境にいて自分が心地よくいられるか、理不尽だと思うことに耐え続ける価値はあるか、を考え、辞めようと思った。「家庭の都合」ではなく。