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停止や停滞は大事なステップ

「そろそろ休まないと壊れそう」って思い始めていた。ストレスは、発散よりも蓄積のスピードの方が速いと、気持ちや体に不具合が生じる。体のどこかが痛くなり、考え事で気分が沈み、心も体も歪んでいく感じがする。

「自分が休んだら迷惑かける、現場がたいへん。休んじゃいけない」
自分を傷める思い込み。前に手放したはずだったけど、まだ持っていた。

「あと1日働けば週末だから、がんばれるよ」
そんな自分に対する激励は、自分にムチを打っているようなもの。

キリキリ胃が痛み、頭痛がする。めったいにないこと。今日仕事を休んだ。
動けない痛みのおかげで休む踏ん切りがついた。

思考が停止した。
動きたいとも思わない。
パソコンがフリーズした時に、いくらキーをたたいても無駄。復旧するのを待つか再起動。
経験上、気持ちに逆らわない、やりたいことだけをやる、これでしばらくすると勝手に再起動されるはず。

不思議なもので、気分を上げようとして、動きたくない気持ちに逆らって外出しようとすると、おさまっていた雨が降り出す。雨が止むのを待って、青空が見えてきたから外に出たとたん雨が降り出す。これはよく起こること。

部屋にこもり何もしなかった。テレビがついていても見ていない。何も考えていない。
「お腹、すいた」
食事をして時間が経つにつれ、からっぽの器にエネルギーがたまっていく。
「おやつ、食べたい」
雨はやんでいる。今がチャンス。急いでケーキ屋さんへ向かった。 雲間から青空が見えた。
「わ~、晴れてきた」
嬉しいという感情がわいた。感情が動いてきた。

胃と頭から痛みが去った。
おやつを食べたらもうすっかり元気回復。「私」が戻ってきた。

停止、停滞って悪いことではなく、必要なことなんだ。オーバーヒートした脳を休ませるため、新たな力強いエネルギーで満たすため。そうすることで、変化や飛躍に備えることができるから。

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