あおはる

30代一児の母。映画の話、日常、子育ての話を書きます。

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最近の記事

誕生日に仕事を辞めた

子どもがいたら強くなれると思ってた。 いや、なった。確実になった。 でもなんでもできるようになるかと言えば違った。 守るべきものが2つ、子育てと仕事。 そりゃこんな私に両立できるわけないだろうと笑ってしまった。 長年勤めた会社ではない、たった数カ月の試用期間だ。 しかも、まともに働くのは数年ぶり。 完全に助走が足りずパンクした。 でも絶望するどころか、これからにワクワクしている。 ちょっとやばい奴だろうか。 私は絵に描いたように不器用で仕事ができない。 30過ぎてから大人の

    • しなぷしゅのおかげでスラムダンクに再会した

      ※映画THE FIRST SLAM DUNKのネタバレを含みます。 昔、仲良しだった子が今どこで何をしているか全く分からないレベルで疎遠になることは30過ぎると珍しくなくなった。 その反対に、当時あまり接点も無かった子と社会人になって再会、実はすごく気が合って一緒旅行するくらいの仲になったパターンもある。 スラムダンクは後者だった。 引き出しから飛び出した記憶と新たな視点 5月某日。子育て世代の相棒、Eテレおかあさんといっしょの横を独自路線で走るテレ東の赤ちゃん向け番

      • 懐かしい音楽の記憶 その2

        その1はこちらから 今更だけどPOPとは何なのか私が何故ビークルの音楽にハマったのか こんな記事を読んで、正に納得でした。 彼らのオリジナルアルバムには、すべてPOPという言葉が入っていてPOPミュージックであることを強調していました。 当時私のイメージとしては、英語詞がメインのロックバンドがポップ?と疑問に感じましたが元々の言葉の意味を調べてみれば たしかにJPOPと言われるジャンルも色んな音楽要素が集まって作られたものだしビークルの音楽も母国語でないけど定義は同じ。

        • 懐かしい音楽の記憶 その1

          4月にリリースされたレキシのアルバム「レキシチ」参加ミュージシャンの一人に、加藤えろ正(小学生が付けそうな渾名)こと元BEATCRUSADERSのgt.カトウタロウ氏の名前を久々に拝見して、15年以上前によく聞いていたバンドBEAT CRUSADERS(通称ビークル)の音楽が再燃しています。 我が家は2歳の息子も含めてレキシの音楽大好きなのですがビークルの事は私しか知りません。 夫に語っているうちにあれ?私ってこんなに好きだったか?と何だか不思議な気持ちになりました。 と言

        誕生日に仕事を辞めた

          信じることを諦めない

          子供の時は年末年始が一番好きでした。 子供にとって忙しいのか、暇なのかよく分からない独特な空気。当時、家のテレビを点けたらモノクロの古い映画をやっていました。 タイトルは「34丁目の奇蹟」(1947年) 私が観たのは、サンタクロースが裁判にかけられるシーン。 ここしか覚えていません。 多分、途中で寝てしまったからです。 あれから20年近くの月日が経ったお正月。突然この映画の存在を思い出して観ることにしました。 (あらすじ) ニューヨーク。マンハッタン34丁目にある 百

          信じることを諦めない

          赤ちゃんから遠く離れて

          遅れてきたおめでとう息子は産まれてすぐに手術を受けた。 このお祝いの言葉はNICU(新生児集中治療室)にある小さなミーティングルームで、今の病状やこれからの治療方針を一通り聞いて、各分野の小児専門医が去った後にその部屋の責任者でもある新生児科の先生が私たち夫婦に伝えてくれた言葉。 おめでたい時に相応しいはずの言葉を固い表情で言われたのは初めてだった。 そういえばこれまで誰かにおめでとうって言われたっけ? 帝王切開で生まれた時は意識が朦朧としていて麻酔科医の「お疲れ様でし

          赤ちゃんから遠く離れて

          だって、必死にふつうな毎日を生きているから

          この夏、7月から8月の1ヶ月。 息子は何度目かの入院をしていました。 息子には先天性疾患があり、生まれた直後から今日まで入院、手術、検査を度々経験していて日常的に医療的なケアがあります。 発達もゆっくりで、2歳の今はまだ自分の力で歩くことはできません。 こうやって書くと、か弱い子に思われてしまいそうだけど、伝い歩きで日本一周しそうなくらいスタスタ歩くので私は毎日小さな背中を追いかけています。 プライバシーもあるため、病気の事から離れて 好きなことだけを書いていくつもりで

          だって、必死にふつうな毎日を生きているから

          Butterから結局映画の話をしたくなる

          最近感じたLove myselfの話を書こうかなーと思っていた矢先。BTSの新曲Butterがリリースされて、あれやこれやとチェックしている間にデビュー8周年を迎えられて。 Twitterにも彼等を愛するたくさんのARMYの優しくスマートな言葉が溢れていて、素敵だなぁとファンダムの端にいながらも充実しています。 曲に関する事ではリアルサウンドの記事で、韓国、日本、アメリカそれぞれの楽曲の違いの話は素人にも分かりやすかったです。 ただ好きなことを叫ぶ 個人的にはやっぱりジン

          Butterから結局映画の話をしたくなる

          ノマドランドと3年ぶりのレイトショー

          先月、「ノマドランド」をレイトショーで観ました。 妊娠、出産、育児、外出自粛と立て続けにやってきて、映画館から随分離れていた気がします。 最近自分の生活が乱れていました。 疲れているはずなのに早く寝れなかったり、毎日の家事や育児、精一杯やっているはずなのに「今日も何もできなかった。」という後悔がつきまとう。 そんな悪循環な日々を変えるスイッチを探していたのかもしれません。 夫に子供の寝かしつけを任せ、久しぶりに1人夜道を運転して近所のショッピングモールに行く。 たった10分

          ノマドランドと3年ぶりのレイトショー

          おじさんの再起に泣かされた【映画はじまりのうた感想】

          アマゾンプライムで久しぶりに「はじまりのうた」を観ました。 私は音楽を題材にした映画が好きです。 煌びやかなミュージカル映画もいいけれど、ジョン・カーニー監督の作品は心の中の暗い空間を優しく照らしてくれるような音楽映画だと思っています。 まだ若かったあの頃は見えていなかった存在「はじまりのうた」を観るのは今回で2回目。 公開当時、私は20代半ばで夫にも出会っていない頃でした。 元々はジョン監督の前作「Once ダブリンの街角で」がとても気に入っていて、ストリートからはじ

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          BTSにハマったその後 思いがけず自分の内面と向き合うことに

          グラミー賞での出会いからBTSに興味を持ったにわかファンです。宜しければこちらの記事からお読みください。 BTSを好きになって1ヶ月。自分の心境にもちょっとした変化があったので書いてみることにしました。 音楽以外の事が気になりはじめた時 毎日色々なBTSを勧めてくれるyoutube。 Dynamiteで誰がだれかまでは分かるようになったけれど、テテ?ホビ? やたらヒョンヒョン言ってるは何で? 愛称や韓国独特の呼び方の文化が気になりはじめます。 1ヶ月経った今は「SINど

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          やっぱりショートヘアが好き 〜映画のヒロインから教わった自分らしさ〜

          大嫌いだった自分の髪の毛私の髪の毛はうねり癖毛、太い、量が多い。扱いにくい髪質です。 ヘアアクセを使って抑えていた小学生時代から一転、中学で運動部に入り髪の毛をすっきりさせたくてショートヘアにしてからが大変でした。 汗で髪の毛が膨らみ、後はドナルドダックのお尻みたいにすぐ跳ねてしまう。真っ黒で重たい髪質も重なって、陰でヘルメットというあだ名で呼ばれていた時は泣きました。なるべく癖が目立たないようベリーショートに近い髪型にしていたのですが全く好きになれませんでした。 あの

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          プラネタリウムみたいな映画「恋する宇宙」

          ※この記事は映画「恋する宇宙」の内容のネタバレを含めた感想となっています 星空の思い出小学生の頃、運良く「しし座流星群」を見ることができました。 午前2時、目覚ましで起きると真っ暗な夜空から溢れんばかりの流星雨。 あの瞬間に空を見ている人は日本中にたくさんいたと思いますが、星空を独り占めしているみたいで「この静寂を誰にも知られず真空パックに入れてとっておけたらいいのに。」なんて真剣に考えていました。 誰かにこっそり伝えたい映画 15年後「恋する宇宙」を観た時、真っ先に浮か

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          ダフト•パンク解散からBTSを知った映像オタク②

          今までアイドルに一切興味の無かった映像オタクがBTSにハマった経緯を書いています。 前編はこちらからお読みください。 【映像の多さにオタク興奮】 一歩BTSの世界に足を踏み入れてみると、公式からの供給過多状態でした。 1曲に対してのMVだけで何種類あるのか。 公式youtubeのスタジオライブにダンス動画など。映像のバリエーションの多さには、やはりオタク心をくすぐられます。 70年代レトロアメリカンな雰囲気のDynamiteはもちろんダークトーン全開のMICDropやバッ

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          ダフト•パンク解散からBTSを知った映像オタク①

          今までアイドルに一切興味の無かった私がBTSにハマってしまいました。 ここ最近は日課にしてた映画を観る時間もBTSの動画を見る時間になっています。 映画メインのnoteに書くべきなのか一瞬悩みましたが「映像オタクはBTSとの相性がいいんじゃないか。」と思うこともあり、せっかくなので初心の気持ちを記録してみました。 思いの外、長くなってしまったので2部に分けています。 【きっかけはダフト・パンク解散​】熱心なファンではないけど2人から作り出される音楽はずっと続くものだと思って

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          透明人間になりたかった14歳とウェス・アンダーソン

          保育園からメンバーが殆ど変わらない、小さな田舎で自由に過ごしていた私にとって中学校は苦行の場でした。 入学して最初に感じた違和感は、クラスの半数以上が初対面なのに 見えない上下関係が勝手に作られていたこと。 大人びてる新しい友達に合わせて変わっていく小学校の友人たち。 私は周りの変化について行けず明らかに空回りしていました。 面白くもない、スポーツ万能でも美人でも秀才でもない。  不器用で悪目立ちばかり。 失敗しても笑い合っていた旧友と些細なことからすれ違い 陰口を言われ

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