見出し画像

やっぱりショートヘアが好き 〜映画のヒロインから教わった自分らしさ〜

大嫌いだった自分の髪の毛

私の髪の毛はうねり癖毛、太い、量が多い。扱いにくい髪質です。

ヘアアクセを使って抑えていた小学生時代から一転、中学で運動部に入り髪の毛をすっきりさせたくてショートヘアにしてからが大変でした。

汗で髪の毛が膨らみ、後はドナルドダックのお尻みたいにすぐ跳ねてしまう。真っ黒で重たい髪質も重なって、陰でヘルメットというあだ名で呼ばれていた時は泣きました。なるべく癖が目立たないようベリーショートに近い髪型にしていたのですが全く好きになれませんでした。

あの頃の私達には「女子の髪の毛は真っ直ぐ、さらさらであること」が美の共通認識になっていて、ティーン雑誌に出てくるモデルさんも同世代のアイドルも皆んなストレートヘアが一番可愛いと思っていたからです。


映画「プリティプリンセス」でアンハサウェイ演じる主人公が、くねくねの癖毛からストレートヘアになって美しくなるようにイメチェンがしたい。

「高校生になったら絶対ストパー(ストレートパーマ」と決意。
(中学は整髪剤、パーマ禁止でした)
卒業して即、お祝いのお金を握りしめて縮毛矯正をかけにいきました。
美容院の店長さんには「何故今の子たちは皆んなストレートになりたがるの?」なんて不思議そうに言われましたが、コンプレックスをなくすには癖を無くすことが一番だと私は頑なに信じていました。

フレンチガールとの出会い

高校を卒業した頃、初めて映画「アメリ」を見てオドレイトトゥの小動物のような愛らしさに一目惚れ。癖毛まで愛らしくて品があるなんて。
癖毛を活かしたボブヘアーブームが到来。


そしてもう1人は「モンテーニュ通りのカフェ」セシルドゥフランスのベリーショート。


こんなにスマートなセルヴーズ(給仕)姿が似合う女優いる?と叫びたくなるほど、このヘアスタイルに憧れて中学生の頃より更に短くなりました。


彼女達とは顔もスタイルも1ミリも似ていないけれど、初めて自分の髪の毛が好きになれたのです。
ヘアスタイルを楽しめるようになってから、ショート似合うね!と言われることも増えた気がします。

私のミューズたち

私の中で、ショートヘアが似合う女優さんは必然的に好きになる法則があるようです。
(映画.comさんのギャラリーページをリンクさせてもらいました。興味のある方は太字からご覧ください。)

キャリーマリガン「華麗なるギャツビー」
彼女の知的でハスキーな声も好き。
ショートヘア姿を見てオドレイ以来の一目惚れをしました。


ミアワシコウスカ「永遠の僕たち」
アリスインワンダーランドで有名な女優さん。
この時のファッションもすごく好みです。


アンハサウェイ「ブルックリンの恋人たち」
ショートがここまで似合うのは意外でした。大きな目がより魅力的に見えます。
(結論、エマワトソン、ナタリーポートマン然り美人はどんな髪型でも似合う)

産後自信を持たせてくれた美容師さんの言葉

ここ2年〜1年ほど、顎上くらいの黒髪ショートボブに落ち着いていています。子どもが産まれてスタイリングする時間すらも惜しいので毎回「楽な髪型にしてください!」と注文しながら、どこかで冒険しなくなった自分に後ろめたさを感じていました。

ところがある日、新しく入った美容院でとある美容師さんに
「すごく綺麗な黒髪ですね。」
「ショートが映えるいい癖毛ですよ。」
と褒められた時、今のままでもいいんだと気が付かされました。

いつかまた新しいヘアスタイルにしたくなったり、久しぶりにヘアカラーやパーマをかけたくなる時が来るかもしれないけれど今のシンプルなスタイルも自分らしさが詰まっていて大好きです。

次にイメチェンする時は絶対あの美容師さんにお願いしようと思いながら、今日も素敵なヘアスタイルの女優さん達が出る映画を見ることにします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?