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SIGMA fp + Old Lens →CinemaDNG動画撮影続けてます

前回書いたときが#3。Tessar回だったけど、それから2ヶ月半経った

淡々と増えていき、先日のTakumar 55mm F1.4で10回目。

私自身が楽しんで、色々発見しながら続けてる。

まずfpで動画を撮るのが自分の中で段々とヘビーになっており、「撮るならベストでやりたいよね」という思いからジンバルや三脚を持ち出しリグに色々付けて…となっていて、気軽さが損なわれていた。
それはそれで、いざという時の全力を知っておきたいので必要なのだけれど。

そこでオールドレンズを付けると、なんか細かいことはどうでもいいやという気分になり、足取りが軽くなる。
じゃあ写真じゃなくて動画もやってみようよ、と。

でも、家に帰ったあとの編集は、movよりCinemaDNGが楽しいという実感があり、そこはCinemaDNGに。
まあSSDつけるくらいはいいでしょうと(movで撮る時もSSDのほうが結果楽だし)。

その辺のちょっとした緩さとガチさのギャップを楽しんでる。

#4 Sonnar T* 135mm

第4回はヤシコンゾナー回。
このゾナー135mmというレンズ、人気がそこまでなくてヤシコンレンズの中でもかなりお買い得。

個人的には線は太いけどコントラストや色乗りははっきりしてるイメージだった。
それが災いしてか、編集が難しかった。
またフリンジもそれなりに出ており気になった。
しかし135mmあれば車の立体感もリアルさがあり、勉強のやりがいがありそうだなと思った。
この企画は絞り開放縛りというのも入れてるので、実際はもう少し融通が効くはず。

#5 Planar T* 50mm F1.4

実は持ってる名レンズ。確かかなり安価に手に入れたので、決して状態は良くないものだと思う。

こちらもSonnarと同時に撮影。
こちらはちゃんと使い切れれば色々な雰囲気が出せそうだと思った。
スチルでも愛用してるので、しばらく着けっぱなしにしてfpライフを楽しむのも良いなと思ったり。

なお自分の個体は絞りのクリックが死んでて無段階状態になってる。
動画には寧ろアリの仕様となった。

#6 INDUSTAR 61

有名な星型ボケレンズ。
ある程度絞ることでボケが星型になるため、この回は絞り開放縛りは無しで。

なおこのレンズで雪をフラッシュ焚いて撮るのが楽しい。
フラッシュを持たない私は内蔵してたα6000が貴重だった(嫁に譲った)

α6000

テッサーのコピーと言われてる通り、シャープで映りが良好な印象だった。
寄れるし。
星型ボケに目が行きがちだけど、素の性能が高い印象。

#7 HELIOS44-2

INDUSTARと同時収録。この日は個性派ロシアレンズ日だった。

こちらは実にオールドレンズ感がある、使い甲斐のあるレンズだった。
写真の時から分かっていたのだけれど、何かアクリルみたいなものを一枚通したような写り、そのままの印象。
ただし自分のレンズはかなり状態が悪そうなので、そのせいなのかもしれない。

グルグルボケは出すのが難しいのだけれど、プリセット絞り&クリック無しという特徴と合わせると、グワッとグルグル感を出す面白い動画が作れるかもしれない。

#8  Canon 50mm F1.8

薄味が合うレンズ。
私の所有する唯一のキヤノンレンズ。レンジファインダーのCanon7に付いてたレンズで、ボディ含め祖父の形見。

非常にオールドらしさのあるレンズで、ノスタルジック感溢れる動画が作れる。
レンジファインダー用なので寄れないというデメリットもあるけれど、画質だけでなく画角も「寄れない撮影」「うっかり寄ってしまわない撮影」が出来るので、リアリティが出せるかもしれない。マニアックだけど。

逆にレンジファイダーならではのフランジバックの短さにより、マウントアダプターがかなり小さい(短い)。
M42レンズなんかはINDUSTAR50-2など極小レンズを付けても、結果長くなってしまう。

マウントアダプターが長い

レンジファインダー用レンズも面白いので今後チェックしてみようかと思った

#9  AUTO YASHINON DS-M 50mm F1.7

実は持ってたことを忘れてた。
こちら防湿庫ではなく、レンズ交換できるインスタントカメラNONS SL42 MK2に着けっぱなしにしていて、ふと見たときに存在に気付いた。

さてこのレンズ、あまり具体的な写り方は覚えてなかったのだけど、それでもなんとなく好きだった記憶はあり、楽しみに撮影に挑んだ。
柔軟性があり、しっかり写りつつオールド感もあって素敵なレンズだと再認識。

fpで使えるから、と試してみたウォームゴールドとの相性が良く、今度はmovで色当てた状態で撮ってみようかなあと思った。
夕方になりかけてたのも相まって、思わず帰宅中も撮り続けてしまった。

なんかこれ一本でドラマ撮ったら面白いんじゃないかとか思ったり。
ドラマ撮ったことありませんが。

#10  Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8

2桁回突入。現時点で最新がタクマー55mm。

このレンズ、実は私が人生で初めて買ったオールドレンズ。
思い出はあるのだけれど、あまり使うことが無かった。

というのも普通に優秀で卒なく撮れた為、「これがオールドレンズだ」とワクワクして撮った時の印象が普通すぎて。
更に比較対象となる所有レンズが35mmF1.4 Art、85mm F1.4 Artだったため、単純に「画質はちょっと劣りMFのレンズ。サイズはいいな」みたいな印象になってしまい。

改めて今使ってみても、大きく印象は変わることなく「普通に使えるな」というイメージ。
ただfpで動画に使用する際にはIシリーズ+AFがそもそも使いづらいため、MFでも大きなデメリットでもなく、そして明らかにオールドな写りでもなく、結果55mmレンズとして実用できるのではないかと思った。

手持ちのLマウントレンズは現在45mmF2.8と24mmF3.5しか持ってないので、55mmはちょびっとうれしい。

でもIシリーズをもう少し充実させたい。

今後

手持ちのオールドレンズ、定番どころは一通りやり終えた。
あとはHEXANON&TAKUMARの28mmF3.5とかがあり、その他はTAKUMAR200mm、argus CINTAR 135mm F2.8なんかもある。

その辺の紹介ができたらなあと思ってる。

またズームレンズも1,2本ほどあった気がするのでそこを抑えたらおしまい。
これを機にまた安レンズ探すのも楽しいかもしれない。

MDレンズも1本あるけれど、マウントアダプターを買うかは分からない。

さいごに

「気軽に動画を撮りたい」「fpならでは感も欲しい」のバランスでやってるCinemaDNG+オールドレンズ企画。
気軽に公園で撮ったりドライブしたりして、帰ったらお土産のように写りを見て楽しんで、手ブレは気にせずスラビライズかけ、気負いせず思ったことを喋って動画をアップする。

正直見てる方に有益な情報をお伝えできてるかは分からないのだけれど、なにかカメラライフ的な雰囲気が出てればうれしい。
「カメラライフの様子を撮ったYouTube動画」ではなく「撮ってYouTubeにアップして楽しむ」というカメラライフ。
説明が難しい。

いや、これはつまりV-Logだ。

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