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謎の多いJapanese Garden マルマラ海沿い街道の旅★2019(22)

ブルサで宿泊したホテル(同窓会館?)の朝食は、欧米風でした。オリーブのピクルスぐらいでしょうか、トルコを感じさせるのは。

ホテル?の朝食。チーズ、野菜、オリーブのピクルスにパン。はちみつバター、ゆで卵。

結婚式と披露宴は午後なので、広いベランダでカキモノをしたり、辺りを探検したり、スーパーマーケットを《視察》したりしていました。

トマトはスーパーに4種類ぐらいあり、やや不格好な安いものでキロ3TL(60円)、つるに連なったままの見事なもので6TL(120円)ぐらいでした。夏野菜は実に安い。

お昼ごろに新婦の父上が現れ、散歩をしよう、とジェスチャーと英単語で誘ってくれる。
細長い公園を通り抜けた先に、彼が私を連れて行きたかった場所はあった。── 《Japon Parki》日本庭園です。

日本庭園の入り口。レストランとカフェがある、と書いてある。

門番がいるとか、入場料を払うでもない、オープンな庭園です。
中に入ると、大きな石がごろごろ並べてあり、人工的に小川が作られ、赤い橋がかけられている。東屋あずまや風の建物も建っている。
なんとなーく、ですが、日本と中国との中間的な気配が漂って……。

これは東屋かな? 中華風?にも感じるのは私だけ?

《謎》だったのは、散歩コースの途中に小さめの石が敷き詰められている地帯があり、そこを裸足で歩くと《足つぼマッサージ》ができるよ、と絵入りで描いてあること。
《足つぼマッサージ》の図解は温泉の脱衣所でたまに見るが、こういう庭園では見たことがない。そもそも、足つぼって、── 日本特産なんだろうか?

ここ、ブルサ市ニリュフェル区は、愛知県東海市と姉妹都市協定を結んでいる、と書かれていた。東海市は日本製鉄など大きな会社のプラントがあるので、この庭園を造る時に寄付などあったのかも。

庭園には日本風のカフェ「睡蓮亭」があります。

正面の日本風の建物がカフェ
カフェの名「睡蓮亭」の木製額は東海市寄贈のものだそうです

建物に入ると、テーブルと椅子が並ぶ、カフェ機能の領域と、和風の室内を見せる領域とがある。
《和風コーナー》の部屋にも《謎》グッズがあります。
ふたつ置いてある《座卓》の片方に、徳利とお猪口、もう片方に湯呑みが置いてある。まあ、これはいいでしょう。

和風の部屋。日本っぽいものが並んでいます。
徳利が1本、お猪口が8個並んでいる。まあ、これはわからないでもない。

壁には、和装の羽織のようなもの、豪華そうな扇子、それに刀が飾ってあります。額に入った写真は白黒の日本家屋、絵画は人力車夫を描いた浮世絵のようです。
うーむ、これは、日本(東海市?)に招待されたここの公務員が買ってきた(もらった?)お土産を並べた感じなのでしょうね、きっと。

壁にも、日本の土産のような品々が飾ってある

それにしても、《睡蓮亭》とあるからには睡蓮はどこだ?と園内を歩き回ると、やはり大きな石で囲まれた池があり、ちょっと小さいけれど、睡蓮らしき植物が浮かんでいました。
トルコの夏は、かなり暑いので、睡蓮には試練かもしれません。
「日土友好のため、がんばれよ!」
と声をかけておきました。

睡蓮?の池かな?

園内の一角は《竹林》になっています。幹は細く、高さも低く、《おざなり感》もないではないですが、これは、かなりオリエンタルですね。
《竹林》の、今後の成長を期待したいところです。

園内には竹林もありました。これは大事なアイテムですね。

昼食は、ブルサの繁華街にある《イスケンデル・ケバブ》の店に行きました。この店は、4年前に行ったバザールの近くの狭い老舗人気店と同じグループらしいけれど、ガラス張りで非常におしゃれな店になっています。
やはり、「よそ者がブルサに来たら、名物料理の店に連れていかなくっちゃ」的な定番レストランなのでしょう。

メニューには、老舗が1867年に始めたことを誇らしげに書いています。
ここのイスケンデル・ケバブも、ヨーグルトたっぷりの上に溶かしバターをドドド、でした!

結婚式の当日で、家族は忙しいと思うのですが、とても歓待していただいたことに感謝!でした。

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