Pochipico

作家、材料研究者。 幼き日の憧れは、➀小説家、➁発明家、➂冒険家。 ➀物語のいくつかは別名で出版&映像化されましたが、長らく➁関連企業&大学でシゴトしていました。 退職後、ライターや講師を務めつつ、noteで「書き物(小説&エッセイ)」リハビリしています。 ➂は主に脳内です。
    • 時代小説「鬼瓦妖之介土俵入り」10回連載
      時代小説「鬼瓦妖之介土俵入り」10回連載
      • 11本

      現代の大相撲には、勝南桜という、序の口に6年在位し、通算成績3勝238敗、104連敗で2021年7月場所で引退した力士がいます。化政期、徳川家斉の治世下の江戸相撲にも、まったく勝てない力士がいました。しかも、こちらは、《看板大関》が務まるほどの大男。数奇な運命をたどった力士の「相撲人生」をご笑読ください。

    • 晴旅雨筆(エッセイ)
      晴旅雨筆(エッセイ)
      • 19本

      これまでの人生で書き散らしてきたノートの切れ端をちぎれ絵のように張り付けたエッセイ。本を読み、山に登り、酒を呑み、街を歩く。

    • コメディ礼賛(エッセイ)
      コメディ礼賛(エッセイ)
      • 5本

      アランの幸福論には、「幸福だから笑うわけではない。笑うから幸福なのだ」とある。小説も映画もTVドラマも、コメディが好きなのは、この言葉が真理だからなのかもしれない。かなり純粋なギャグから、ラブコメ、ブラックユーモア、政治風刺まで、これも書きかけノートからちぎり絵を。

    • 街で★深読み(路上&街角エッセイ)
      街で★深読み(路上&街角エッセイ)
      • 5本

      街を徘徊していると、いつもの何気ない光景の中に、ふと引っかかるものがある。何の役にも立たないが、誰の迷惑にも(たぶん)ならない《妄想》写真帳。

    • エレクトロニック・ショート・ショート・カタログ
      エレクトロニック・ショート・ショート・カタログ
      • 7本

      人と人の心の軋轢を解決するための機械や装置を開発すること、そしてさらにその機械や装置が人間関係にもたらす、より深刻な諸問題を解決するため、さらに別の装置を開発すること──これこそが、我々、エレクトロニック・ショート・サーキット(略称ESC)社の使命であり、弊社が永遠に利益を上げ続けることができる、ビジネスのスパイラルです。

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時代小説「鬼瓦妖之介土俵入り」全十回 其の拾(完結)

 明けて文政二年正月三日、 江戸城吹上苑で、十一代将軍家斉の上覧相撲が催された。  当日、暁六つには竹橋門外の御舂屋に、惣年寄、行司、力士、すべて染帷子、上下、…

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コメディ礼賛 (4)漫画「世直し源さん(「ヨシイエ童話」より)」 《国会議員》の本質を突く

まもなく自民党の総裁選挙、そして、衆議院選挙がある。 選挙後の国会では内閣総理大臣指名選挙が行われ、選ばれた総理大臣が国務大臣を指名する。 憲法第68条1項により、…

時代小説「鬼瓦妖之介土俵入り」全十回 其の九

 相撲会所へ廃業を願い出に行った鬼瓦は、筆頭・荒波に強く引き止められた。 「お前の気持ちはわかるが、ここはひとつ、割り切って土俵を勤めてはくれまいか。今の江戸相…

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未来の街には《空き地》が欲しい (街で★深読み)

「確か、……ここだったよな」 自分が生まれ育った街を歩いていると、変化に気付く。 子供の頃、近隣の遊び場は、家の中や庭を除けば、 ➀遊具のある公園 ➁空き地 ➂近…

時代小説「鬼瓦妖之介土俵入り」全十回 其の八

 鬼瓦の失踪後、 一年余りの月日が流れた。  その間に、大鰯親方は病床でまたひと回り小さくなり、左手が少し不自由になった。  桜茶屋の千代は二十歳になり、言い寄る…

時代小説「鬼瓦妖之介土俵入り」全十回 其の七

 夏至が過ぎて二十日、いよいよ江戸の猛暑も上り坂である。この日も暮六つを過ぎてなお陽は西空に居残り、辺りをじっくり睨め回している。  吾妻橋の欄干に身を寄せ、澄…