見出し画像

しずむプレイリスト

耳の調子がよくない。

1週間くらい前から、左耳越しにノイズが交じるようになり、音がこもるようになってきた。

「音楽が聴けなくなったら、どうしよう……。」

その恐怖が、自分にとってこんなにストレスになるとは思わなかった。

そんな折、震えながらお医者さんにかかったら
「耳掃除しすぎかもね〜〜〜(笑)」
とのことで拍子ぬけ。
なんてこったい。

そんなに心配いらないようだったので、ひとまず安心してこの記事を書いてみている。

聴こえなくなるとかじゃなくて、ほんとによかった。



しずむ=静む/鎮む

さて、そんな最近のマイブームはピアノの音色である。

年に数回、こういう時期がある。

「しずむ」というのは、「沈む」というより
「静む」とか「鎮む」というニュアンスだ。

とにかく落ち着きたい、安らぎたい。

2月は少し疲れ気味なので、そうやってピアノの音色が恋しくなっているのだ。


しずむプレイリスト

まずは、主題の「しずむプレイリスト」を載せておく。

全25曲、90分のプレイリストだ。

詳しくないなりに、大〜〜〜好きな曲ばかりだ。

どの曲にしたって聴きどころしかないんである。

その中から、イチオシを挙げておきたい。


中でもイチオシの3曲

George Winston - Longing / Love

この曲に出会ったのは、2015年前後に放映されていたJTのCMだ。

テレビから流れてきたらうつくしい旋律に、耳と心を鷲掴みにされたのを覚えている。

2015年だと、わたしは20歳すぎた頃だろうか。

この曲に出会ってから、今でも年に数回はこの曲ばかりを聴きたくなる時期がある。

今知ったのだけど、ジョージ・ウィンストンは、2023年6月に逝去されたのだそうだ。

一生ものの出会いに、ただただ感謝するばかりだ。


坂本 龍一 - aqua

この曲は、2017年とか2018年とかそれくらいに、サブスクで坂本龍一さんの曲をあれこれ聴いていて出会った曲で。

詳しいことは分からないけど、ただ好き。

なんともいえなくやさしい旋律と、包まれるようなやわらかさと、一抹の切なさと。

とにかく、ただ好きなんですわ。

当時出会った、
「理解することは誤解すること(意訳)」
という坂本龍一さんの言葉は今でもわたしのお守りです。


清塚 信也 - 春よ、来い(カバー)

最近、清塚信也さんが好きで。

NHKの番組で彼のことを知ったのだけど、その音楽への愛が見ていて心地いいのだよね。

何も知らないわたしでも、十分にたのしめるというか、迎え入れてもらえる感じがするというか。

それで、中でもこの『春よ、来い』のカバーが大好きで。

この時期になると毎年、松任谷由実の『春よ、来い』が脳内に流れるのだけど、今年はこちらのピアノカバーにぞっこん。

いつも切なくて苦しくなっちゃう季節なのだけど、こういうきれいな曲があると、なんとなく乗りきれる気がする。


とことん沈んで、浮上する

「しずむ=静む」と書いたけれど、「沈む」のも時には必要かもなあと思う。

沈むべきときにちゃんと沈んでおかないと、変に疲れがたまっていくというか、こじれるというか、反動がでかくなるというか。

いい状態にもっていくために、あえて沈みにいく時間があってもいいかもしれない。

この「しずむプレイリスト」は、そういう時にも聴きたいプレイリストだ。


地球の気まぐれ、とんでもない寒暖差に、少し疲弊気味の折、時に「しず」んでうまいことやっていこう。

この記事が参加している募集

私のプレイリスト

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?