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創業1期目、WEBディレクターが産休・育休をとった話[育休から復帰編]

2022年育児・介護休業法の改正に伴い、プラスジャムは育児休業と産後パパ育休の該当規定を改定しました。これによりパパさんも育児休業を取得しやすい環境が整いました🙌

体験するまでわからないことだらけの産休・育休について、私の体験を振り返りながら、会社の育児関連規定を紹介するシリーズ企画。後半の育休から復帰編です。私は11月出産→翌年春に仕事復帰しました。
2017年の話なので、今と少し状況の違いもありますが、共通のお悩みだと思う「保育園探しってどうなの?」「0才児で保育園ってどうだった?」「職場復帰で大変だったことは?」などを綴ってみます。

いつものプラスジャムnoteより文章量多めになっています🙇
ゆるりと読んでいいただければうれしいです😊

●私の育休復帰までのスケジュール
夏(妊娠中)|保育園入園に関する情報収集&保育園を見学
11月|出産。保育園4月一斉入所申し込み
2月|保育園内定通知
3月|入園事前面談。会社と復帰に関する手続きやMTG
4月|0歳5ヶ月で保育園入園。慣らし保育 
5月|本格的に職場復帰

出産前に保活(保育園活動)しました

まず「保育園申し込みはいつから?」という疑問。ほとんどの自治体が4月一斉は10〜12月に行われているようです。我が家の場合、出産予定が申し込み時期とほぼ同じ+早めに復帰したいという気持ちもあって、大人だけで自由に動ける間に保育園見学をしました。

私個人の考えですが、1人目育児はわからないことだらけなので「子どもの個性と合っているか」よりも「安心して預けられるかどうか」でいいんじゃない?と感じました。

プラスジャムは、ママ育休パパ育休ともに「子が1歳に達するまで」を原則とし、保育園等に入れない状況の場合は1歳6ヶ月または2歳まで延長が可能です。
また、令和4年10月に新たに改正された産後パパ育休として『出生後8週間以内に4週間を別途取得』にも対応済みです!

育休中に第2子妊娠など人それぞれいろんなケースがあるので、聞きたいことは気軽に総務担当に聞いちゃうのがオススメ♥

保育園選びは「毎日の生活」をイメージしよう

保育園選びのポイントは「登降園する毎日の生活が想像できるか」。
・抱っこひも/ベビーカーで送り迎えできるか
・買い物など生活動線上にあればなお良し
・園や先生の雰囲気は好きか
うちは都内在住🚗なし。0才児を連れて毎日公共交通機関を使う生活は無理!と思ったので、徒歩圏内だけに絞りました。

娘は予定日より少し早めに産まれてきました。そして、数日後には4月一斉の申込みスタート。夫に申し込み手続きで市役所へ、連携大事💡

入園には「産まれてから◯日以降」という条件が園ごとにあります。4月一斉に申し込むのは早生まれだと難しいことも。自治体や園の申込み手続きでご確認を。

0才児保育。
私・こども・夫、みんなにプラスでした

2月、第1希望園の内定通知が来ました㊗
0〜2才児が対象、定員〜19人までの「小規模保育園」です。小学校に上がるまでに再度保活をしなければなりませんが、すでに保育園に通っている子は希望園に入れる可能性が上がる仕組みになっています。

娘は5ヶ月から保育園に入園したのですが、事前面談で「慣らし保育」があることを知りました。最初は1時間から少しずつ保育園で過ごす時間を延ばして、職場復帰は4月最終週あたりからになります。

当時の園長先生がかけてくれた言葉は、今もしっかり覚えています。
「私たちは子育て応援団。一緒に子育てしましょう!」

そして、入園してしばらくすると、本当にこの言葉のとおりだなぁと実感しました。先生たちが「◯◯ちゃん、今日は△△ができたんですよ!」と教えてくれるんですが、一緒に喜んでくれる人がいることの尊さったら😆

「園で食べる前に■■を食べてくださいね」と離乳食にあたふたしたり、公園遊びで服が泥まみれ…なんてこともありましたが、0歳期をワンオペで子育てしていたら、ここまでいろんな遊び・経験を提供することはできなかっただろうなぁ〜としみじみ思います。

パパ・ママだけの育児より、”誰か”が子育て生活に加わってくれるのって、すごく心強い!
0才児保育どうなんだろう…?淋しいな…母としてどうなんだろう…と悩んでいる方がいれば、これが一番伝えたいメッセージです。

入園直後に撮影。寝返りがようやくできるようになった頃。家には無いおもちゃがいっぱい!
0才児さんのくまさん帽子のかわいらしさ。
足裏に絵の具をべったりの制作も、家だとちょっと気が引けます^^;

それぞれの家にマッチした「夫婦の育児」がある

「男性も育児参加を」という社会に確実に変わりつつあるなかで「パパはいつ育休を取るべきか」は結構お悩みポイントだと思います。

(繰り返しになりますが2017年時点での話という前提で)私の夫は育休を取りませんでした。
・母子ともに異常なく退院できたこと
・退院後1週間ほど私の母が応援に来てくれた(里帰りしませんでした)
・夫の職場が柔軟な働き方が可能だったのでフルタイムを維持できた
などの理由が挙げられます。

夫は19時ごろ帰宅→沐浴→深夜のミルク担当(搾乳とミルクの混合で対応)をしてくれてたので、私も睡眠時間を確保することができました。夫も自分の生活サイクルの中で最大限協力!の姿勢が頼もしかったです。

ママは産休(産後8週間の休養)+育休をセットで考えることができますが、パパ育休は急に取得できません。取得を考えるパパさんは早めに意向を伝えた上でお仕事の見える化を進めて、人に任せられることをできるだけスムーズに移行できるよう準備していくとよいと思います。

近年パパ育休をとった知り合いも、使い方や理由は千差万別です。
・低月齢の時期にできるだけ一緒にいたいと思った
・奥さまが職場復帰するタイミングで取得。スムーズな復帰をサポートした
・第二子誕生のタイミングで、お兄ちゃんのお世話担当として動いた
家庭ごとにマッチするパパ育休は異なるので、奥さまと前向きな相談の上で制度の活用していきましょう!

うちのパパは育休を取らなかったので収入が減らなかったというのはメリットでした。この記事を書いている時点では、厚生労働省が育児休業開始から180日目までは休業開始前の賃金の67%を支給(手取りなら8割程度)、181日目からは休業開始前の賃金の50%を支給 と規定しています。

職場復帰。手続き作業で社会復帰を実感!

保育園入園が決まったら、まずやることは職場に連絡。
人事/総務担当者さんと社会保険・雇用保険に関する各種手続きのやりとりです。お住まいの自治体にもよりますが、復職証明書や就労(予定)証明書などを提出します。保育園や行政の書類には、勤務時間を記入する欄があります。仕事の拘束時間によって保育園で預かってくれる時間も変わるので、何時間勤務で復帰するかは早々に決めることになります。リモートワークOKの職場なら「仕事と子育てを両立したいからリモートしたい」と仕事への意欲もアピールしたほうがスムーズに行くでしょう。

プラスジャムは、満3歳までの子を養育する従業員は、育児短時間として勤務を6時間にすることが可能。
さらに、1歳未満の子の場合は、休憩時間のほか更に別途30分ずつを2回 計60分の育児時間を取得OKとしています。

職場復帰・復職が不安になったママの割合は96%というデータもあるそうです(こちらの記事)。TOP3に入るのは「保育園に迷惑かけそう」「職場に迷惑かけそう」という周りに対する気遣いだったりするんですよね…😫

急な発熱、病気の看病など、子どもを優先すべきことも起こります。「弱っているときはちゃんと看病してあげたい」という気持ちがありながら、仕事が脳裏をよぎって、焦って、板挟みでうわーっ!!!と叫びたくなることも。

病児保育、ベビーシッター、ファミリーサポートなど公的・民間問わず、いざという時に頼れるものを登録しておくと、使うかどうかは別として精神的な安心は得られると思います👍

プラスジャムは、子どもが6歳になるまで有休とは別に看護休暇がいただけます。1人の場合は5日、2人以上の場合は10日が上限となっています。

職場復帰は働き方を考える絶好の機会

職場復帰の手続きが進んだら、復帰後の仕事内容についての相談です。育休復帰の基本は『産休取得前の業務に戻ること』ですが、子どもが生まれて生活は激変。仕事への意識や取り組み方が変わるのも当然です。

それを踏まえた上で、家族がどれくらい協力してくれるかも踏まえつつ、どんな仕事をしたら会社に貢献できるかを考えて、自分の希望をきちんと伝える良い機会です。
これまでのキャリアに縛られるのではなく、育児と両立してもパンクすることなく働けるか、上司や会社にも一緒に考えてもらっていいんです。
復帰後に「やっぱり厳しい!」と思う局面もあるかもしれません。そんな時は即相談!会社に伝えることが大事。きっと力になってくれますよ。

私の場合は前編で書いたとおり新規プロジェクトのディレクションは正直厳しいと感じていたので、これまでのディレクタースキルを活かせるEC事業トータル支援サービス(アクセス解析+コンサル+PDCA施策)とSNS運用代行の立ち上げを担うことになりました。

産休・育休を経験して戻ってきた私が、今のプラスジャムにできることは「結婚・出産後も、働くことが充実した人生につながる職場づくり」。子どもが4歳になり育児短時間の6時間→時短勤務の7時間と働く時間を増やしました。マネージャーとなり、後輩の育成や安定して回せる業務の土台作りを任されています。「どんなときでも自分の人生を楽しんでね」それが当たり前なプラスジャムです。

子どもには「ママ、またお仕事の話してる」なんてブーブー言われることもありますが(苦笑)、それはそれで私の個性!と思うようにしています😆
是非、ご自身のスキルや生活を踏まえて、仕事も家庭も楽しみながら暮らせる方法を見つけてくださいね。

この記事の担当は、4歳児子育て奮闘中のワーママ・大竹でした。

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