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【採用】実務初心者 VS 実務経験者 あなたはどちらを採用したいですか? 税理士ハック#14

いつも記事をお読みいただきありがとうございます。
税理士視点から気づいたことを情報発信しています。
税理士先生、税理士事務所職員の皆さんのご参考になれば幸いです♪

1)この記事から得られること

実務経験者か、実務初心者か、どちらを採用しますか?
私の考え方を通して、自身にあてはめてください。

2)導入・課題のポイント

私が税理士の仲間と話しているとこんなことがあります。

私:業界初心者と経験者どっちを採用する?

仲間:経験者

私:どうして経験者なの?

仲間:一から教える時間がない。経験者ならば、一言えば十わかるから

いかがでしょうか。

採用の目的次第ですが、

私は、基本的に、経験者よりも、初心者の方がいいと感じています。

3)経験者VS初心者

◆なぜ、経験者を採用したいのか?

上記の内容で、経験者を採用したい人の最大の理由は、自分が仕事で手一杯だから、一から教える時間がない。

これが最大の理由です。

経験者のメリットは、「ある程度」実務をやったことがあることです。

そして、「ある程度」やった実務のレベルには、人それぞれの合格レベルが存在します。

自分が仕事で手一杯のときの、「実務ができる」レベルは、非常に高いものを求めてしまう傾向にないでしょうか。

私は、あります。

それで、失敗してきたと思います、、、汗

◆採用する側と採用される側の考え方の違い

採用する側の経験者の考え方(妄想)
・少し教えれば、仕事をこなしてくれる
・自分としては高い給与を支払っているから期待している
・忙しい自分の時間を少しでも軽減できるように考えて仕事してくれる

採用される側の経験者の考え方
・前職では、職場環境が悪かったから、今回は一から教えてもらえる
・給与はもう少し欲しいが、最初だから我慢する
・心機一転、がんばる!!

こんな感覚だと思います。

採用する側の経験者の考え方に合致する求職者が現れることも、稀にあります。
しかしながら、そのような人材が離職して他社に移ることは本当に稀です。
自分が「少し教えれば仕事をしてくれる人」は、元々の職場の経営者もなかなか手放しません。
採用される側の経験者の離職理由に、職場環境が悪かったことをあげることが多いです。

サービス残業があった。
終わらない仕事量を押し付けられた。

このような話を採用面接の場でよく聞きました。

これを前職の経営者側の声として翻訳すると「終わるはずの仕事量が終わらないから、自分は残業代を払いたくない」ではないかと感じます。

残業代を支払わないのは、もちろん、違法ですので、弊社ではそのようなことはありませんが、、、前職の経営者の気持ちは理解できます。

私が今まで採用した人で、実務経験者で私の期待通りの人はいなかったです(汗)

◆人間は同じところでつまずく

弊社では、離職して新たな職場環境に移りたい中途採用をした人が、やはり続かなくて、退職されるケースが多かったです。

どうして、続かないのか?

私が至らなかった部分も多々あります。

しかしながら、求職者が転職理由に挙げていた内容が、弊社でも同じ出来事が起こることが多いと感じています。

具体的には、こんな形です。
求職者の転職理由:周りの先輩が引継ぎをしてくれなかった。
⇒何回も同じことを確認して、全然業務が覚えられなかった。

求職者の転職理由:職場環境が悪く周りがイライラしていた。
⇒態度が横柄で、教えてもらう姿勢になっていないと感じる。

人間は、同じところでつまずきます。

当然ですね。

その同じところでつまずいたときに、どう考えられるか?

どうやってそれをクリアーするのか?

そこが重要です。

転職癖のある人は、クリアーすることがある一定期間できないときに、「退職」という選択肢を行使することができます。

人間の傾向として、一回転職すると二回目も三回目も容易になります。

人間は同じところでつまずくことを理解した上での度量が自分にあるかが重要になります。

そこには、求職者に大きな期待をしていると度量は持ち合わせることが難しくなります。

◆活躍する可能性がある人は、、、

以上を考えて、経験者で活躍する可能性がある人は、次の人と考えています。

①ヘッドハンティング
業者からのヘッドハンティングではなく、自分が良く知っている人、古からの友人だった人です。
この場合は、一緒に働くと大いに力になることがあります。

②異業種からの転職
経験者と言えるか、微妙な部分はありますが、異業種からの転職は、活躍する可能性がある人は一定数います。
他の夢を持っての転職なので、能力が高い可能性があります。

③職歴が個性的な人
大学卒業した後に、定職に就かずに、夢を追いかけていた人や、大学を留年していたため、前職での評価が高くなかった人です。
このタイプの人は、大化けする可能性があります。

4)まとめ

実務経験者で、離職中の人の採用は、私の価値観と一致していない場合が多く、社会人として周りの人との円滑な関係を築くのが苦手な人が多い印象があります。

慌てて採用するとスキルに目が行きますが、スキルよりも人間性が重要だと思います。

皆さんはいかが考えますか?


5)おわりに


最後までお読みいただきありがとうございます。

定期的にこのような記事を投稿して行きたいと思います。

是非、フォローお願いいたします。

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