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恋愛 英語クラスの物語#1069: 「ロミオとジュリエット効果」

今回は「ロミオとジュリエット効果」を英語で言ったらどうあるかについて見ていきましょう。

今回の一発表現:

Romeo and Juliet effect.

で如何ですか? これ以上書きようがありません。

ところで「ロミオとジュリエット効果」?

「ロミオとジュリエット効果(Romeo and Juliet effect)」: 主に恋愛などにおいて、障害があった方が逆にその障害を乗り越えて目的を達成しようとする気持ちが高まる心理現象を指します。

ウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」にちなんで命名されたこの効果は、アメリカの心理学者リチャード・ドリスコールが、男女のカップルからの調査結果を元に命名しました。

具体的には、恋人同士の間に何らかの障害が存在する事で、かえってそれが二人の気持ち(恋愛感情)を高めてしまう場合などが当てはまります。例えば、恋人の親がその恋愛に反対し、2人の仲を引き裂こうとすると、逆にその恋人同士の感情が強まってしまう場合にいう。

ロミオとジュリエット効果は、心理学における「心理的リアクタンス」という現象に基づいています。心理的リアクタンスとは、自由に行動する権利や選択肢が制限されると、その制限に対して抵抗や反発の感情を抱く現象です。

ロミオとジュリエット効果においても、恋愛の障害は、恋人同士の自由を制限するものです。そのため、その障害を乗り越えようとする過程で、恋人同士の愛情や絆が強まってしまうと考えられます。

ロミオとジュリエット効果は、恋愛だけでなく、仕事や学業など、さまざまな場面で起こり得る現象です。例えば、難しい課題に取り組む際に、時間制限や予算制限を設けると、逆に集中力やモチベーションが高まるという研究結果もあります。

ロミオとジュリエット効果は、人間の心理の奥深さを示す興味深い現象です。この効果を理解することで、より効果的なコミュニケーションや目標達成が可能になるかもしれません。

ロミオとジュリエット効果は、「カリギュラ効果」の親戚だとも思いました。

今回の使い方: 浮気がばれて言い訳する彼氏とその彼女。

彼女: まったく~ 浮気なんかして、あなたなんなのよ。

彼氏: It may be called "Romeo and Juliet effect" Men want to have dangerous love affair.
   (それはだね、「ロミオとジュリエット効果」と呼ばれているもので、男というものは、危険な恋愛を求めるのさ)

のんきに、他人事のように解説する彼氏...彼女にビンダをされ、そのまま彼のもとには戻ってきませんでした。 当たり前ですね。

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