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【旅行記・作例集】瀬戸内アート探訪 直島をPENTAX67 105mm F2.4とGFXで撮る

はじめに

芸術の秋。豊島と直島を旅行してきました。
これらは瀬戸内海に位置する香川県の島で、「ベネッセアートサイト直島」の美術館を始めとするアートが有名となっています。

今回は直島編として、撮影した写真を紹介します。
フィルムシミュレーションなどの画質設定を変更していますが、すべて撮って出し、レンズ補正なしです。

なお、機材は
・smc TAKUMAR 67 105mm F2.4
・Baveyes Focal Reducer Pentax 67-GFX 0.8x
・GFX 50S

で、以下と同じとなります。

高松港から「なおしま」に乗船して向かいます。

遠くから見ると高松は、四国で一番大きい街に感じます。
中央に見えるドームは、妹島和世氏と西沢立衛氏の建築家ユニット「SANAA」による設計で建設中の「新香川県立体育館」です。

大きかった街がもうあんなに小さく……

直島の本村港に着いてすぐ「つつじ荘行き」バスに乗りました。
ここで外国のかたにバスについて聞かれましたが、明確にお伝えできてよかったです。旅程を立てすぎてバスの時刻表が頭に入っていたのです。
その方とはその後も時折顔を合わせ、その度にほがらかな笑顔でお話していただけました。

つつじ荘バス停からベネッセハウスミュージアムまで、作品を見ながら散歩を楽しみました。なお、ベネッセアートサイト直島の場内無料バスもあります。

「南瓜」は台風で一度流されてしまいましたが、その後復活。
心なしか以前よりも力強く感じます。

秋はもう足元まできています。

さて、もうすぐ到着です。

木のトンネルを抜けるとそこにはベネッセハウス ミュージアムがありました。つつじ荘バス停からは徒歩でおよそ30分程度です。

柔らかそうですが素材は大理石です。座ると、ひんやり冷たい。

ここだけ床が新しいのは日光が入るし外と近いからかな…と思ったり。

安藤建築といえばコンクリートですが、外壁を見るときれいに維持することの大変さに気が付きます。

ヴァレーギャラリー
銀いろの球体が風に吹かれて「コツン」と音を立てます。

一つ一つの音は小さいですが、それが幾重にも重なると「ゴゴゴゴ……」と聞こえ、少し怖くさえありました。

地中美術館と同じく、外壁の一部が傾いています。

鑑賞者は直線が織りなす図形のかずかずと、銀いろの球体の対比を目撃することになります。

ヴァレーギャラリーの向かいには……

李禹煥美術館があります。

この庭園では、無機質な建造物と自然がみごとに調和しています。随所に配された岩が繋いでくれているのでしょうか。

フェリーは17時。もう帰らなくてはいけません。

瀬戸内海の夕陽が郷愁を誘います。

(おしまい)

豊島編はこちら。
じつはリピーターが多いのは直島よりも豊島なのだそうです。かくいう私もこの旅行で4回目。何度訪れても良いと思える魅力があります。

また、以下の有料部分では追加の写真のほかに取り壊しの危機にある丹下健三建築の「旧香川県立体育館(通称:船の体育館)」の写真と、上から撮影できる穴場、そしてフィルムシミュレーションなどの画質設定のプリセットについて記載しました。よければご覧ください。

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