『霧雨混じりの中』
菜の花が
すっくと立って
集に混じる訳でもなく
個で誇張することなく
周りを見渡せる場所
ただそこにいて
見ているだけなの
そうではない
自ら律する心を
冷静に養っている
恰も自身の居場所を
与えられることなく
自ら築き上げた
自信に満ち溢れた姿形
先を越された気がした
弱っちいとか
ちぃっちぇえとか
耐えて強くなるとか
次元が違い過ぎて
レベチとか
そんなんでもなく
今の自分にはない
すっくと立つ勇気を
秘められた情熱を
動じない穏やかな心を
感じさせてくれた
霧雨混じりだから
明るさはトーンダウン
逆に
やさしさが色濃く映って
両手を広げたくなった
やさしくなりたい
本当の意味で本来の姿で
やさしくなりたい
涙が溢れ出るぐらい
やさしさが無性に恋しくって
すっくと立っている
菜の花
追いつけるように
抱き抱えられるように
それが
ずっと探し求めている
真の意味での居場所になる
きっとそうだろう
間違いなく…
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